いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

区議会ってなんだろう?いささか自虐的‥

2005-10-20 | Weblog
 中小企業の経営者の辛さを役人に!民間の感覚を役所に!と6年間自分なりに頑張ってきたつもりだ。そして、このHPにあるように、様々な提案や削減をはたしてきた自負はある。

 しかし、毎年同じように繰り返される、決算委員会、予算委員会さらには一般質問、代表質問などの「セレモニー」を繰り返していると、本気で「議会ってなんだろう」と、素朴に思ってしまうのだ。

 この疑問は、若い議員程(人によるが)、また当選期数の少ない議員程、感じているようで、共通の悩みでもある。これを乗り越えて「気軽に」やっていければいいのだろうが、どうも考えてしまう。

 今回の決算特別委員会は、6年間でも最もつまらなかったし、緊張感がなかったように感じた。議員の質問は事前に役人にほぼ全文がわたり、答弁の内容も調整されている。つまり壮大なる大朗読大会とも感じられる。

 担当の役人が、議員の取材(質問内容を聞くことをこういう)を失敗して、想定外の質問が出たりすると、議場で区長の厳しい視線が担当にとぶ。ああ、あの視線が怖くて、みんな必死に取材にくるんだ‥と思った。

 兎に角、無難に議会を乗り切ること。それが理事者といわれる幹部の命題であろう。

 本日行われた庁議(部長級の会議)での、決算委員会を終わっての区長所感からも、そんな思いをより強くしてしまった。

区長:皆さんも感情を表に出したいときもあるだろうが、我慢して、不快な思いは翌日に持ち越すな。決算委員会ご苦労様。職員に感謝、皆さんに感謝。

 感情を表に出したい相手は、文句をつける議員のことだろうか、と。決算委員会で不快な思いをして、よく我慢した、ありがとう。明日から忘れて頑張ろう‥そう感じるのは、力のない「与党のつもり」の議員の独り言である。