いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

飲食店と、お掃除

2005-10-02 | Weblog
 旅行会社、ハンバ-ガ-ショップ経営、そして倒産により、居酒屋のオヤジと、長い間「飲食サービス」にかかわって来た。その経験から言って、厨房やバックヤードが汚い店、旅館は早晩つぶれる、と断言できる。はやりの「家系ラーメン」などは、汚い厨房が自慢であるような感すらあるが、長く消費者の支持は得られないと思う。

 平成の始めに、明治乳業の子会社とご縁があり、フランチャイズとして世田谷のナムコワンダ-エッグというテーマパークにハンバーガーショップを開店した。その時の、明治のスーパーバイザー(指導員)の清掃衛生チェック(SVチェックという)は、厳しいものだった。売り上げがあがっても、このチェックで高得点をとらないと、本部では相手にされないのだ。

 そして、平成14年7月、議員報酬の全額を債権者(リコ-リ-ス)に差し押さえられ、始めた居酒屋。当初は、私が店に出て、SVチェックの経験を活かして、毎晩閉店後、清掃に精を出した。その後、経営を第三者に任せて、家賃相当額を受け取る「大家さん」になった。ところが、最近、店の売り上げが芳しくなく「家賃」すら払えない状況になった。店に行ってみると、開店当時のキレイな店は、面影もない。これではなぁ~売り上げ減るよ。

 結局、次を考えずに8月末で閉店を宣告した。あんな汚い店に関与しているのは、精神衛生上まったくよろしくないからだ。ところが面白いもので、閉店した、その日に自衛隊生徒の1期後輩から電話があった。彼は、海上自衛隊の対潜哨戒機に搭乗していた幹部だったが、防衛大学校出身の上司とケンカして辞めた後、内装会社社長になった。ところが、仕事の関係で知り合った「料理職人さん」と、もんじゃチェーンを始めて、調子がいいのだ、という。

 そいつはいい!すぐ来い、と閉店した店に呼んだ。彼は、この店を大変気に入って「先輩!是非、ここでもんじゃをやりましょう」と、即決をした。結局、金のない私に代わって、彼が内装工事一切をやり、後日返済すること、粉やソースは彼の会社から買うこと、というフランチャイズ(?)契約を締結した。

 工事開始にあたって、店の掃除を私が担当した。ヒドイの一言である。店舗の周辺には、油の空き缶やら、ゴミが散在。厨房のレンジフードは油が幾重にも層になっていた。グリストラップ(排水の油を下水道に流さない関所)をあけると、異臭がして倒れそうになった。いずれも油まみれになって、ピカピカにした。

 こんなにも長期にわたって、人任せにして店を管理しなかった「経営者」たる私の責任である。新たな、お店には、どんな方々が来てくださるのだろう。きれいな状態を維持できる良い店であるよう、頑張ろう!