いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

立ったり、座ったり、退席したり、と忙しかった本会議

2005-10-21 | Weblog
 今日は、大田区議会第三回定例会最終日だった。だいたい、最終日というのは、議案の採決が行われる。本日も、平成16年度各決算の認定など、多くの議案が、すべて区長提案のとおり可決された。

 区長与党(相手はそう思っていないかも知れないが…)の私や、わが会派としては、区長の提案を真っ向から否定する「否決」というのは、なかなか出来ない行為である。そこで、止む無く行う行為が「退席」である。議決機関において、議決に参加しない、という行為は卑怯だ、との指摘が一部にあるが、苦渋の選択である。

 今回の、民主・自由・未来の賛否、退席は、私と民主党4名の行動に違いが出た。

 まず、学童保育、保育園保育料の値上げの条例改正については、全員が退席した。まったく、値上げに反対だが、会派の兼ね合いで退席した議員、賛成だが、同様に退席、と理由はさまざまだったが、行動は同一だった。

 私が退席した理由は、以前にも書いたが、役人の議会軽視に対する抗議行動である。議会軽視の具体的内容は以下の3点である。

①保育料検討委員会(議員も委員になっている)の3回目は、議員に対して10時半開会と伝えておきながら、区報には14時と間違って掲載したので、時間を変更してほしい、と開催時間を変更。
②4回目の検討委員会は、なんと区議会特別委員会の開催と同時刻であった。とすると、この特別委員会の委員は、検討委員会には参加できなくなる。
③まだ、議会に値上げの条例案すら上程されていない、9月15日に、突然、具体的な値上げ額を一覧にした区民向け説明資料が、区議会委員会で配布され、翌日(!)から区民説明会を開催する、という暴挙。議会では、必ず議案が成立する、という驕りが感じられる。(議案が上程されたのは、21日だった)

 従って、値上げそのものには反対するものではないので、民主党4名が退席した陳情については、明確に賛成反対を表明した。賛否の基準は「値上げをしないで欲しい」という陳情は×、「区民に説明してほしい」という趣旨のものは○とした。

 さらに、区議会議員の海外視察と海外親善訪問についての同意方については、反対したいのだが、同じ会派から参加する議員がいるので、退席とした。

 今年も、海外視察には自民党、民主党の区議が、海外親善には、自民、民主、生活者ネットワークの所属議員が公費で参加する。反対ではあるが、成果をあげて帰国することを願う。