最も影響力のある100人

去る30.04.20の日経夕刊では、米誌タイムは19日、「最も影響力のある100人」を発表し、指導者部門ではトランプ米大統領や北朝鮮の金正恩委員長らとともに、阿倍晋三首相が選ばれた、日本人では、「巨人部門」でソフトバンクグループの孫正義会長兼社長も名を連ねた。指導者部門では韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領の名も上がった。朝鮮半島の緊張緩和への貢献が評価されたようだ。と報道されました。

 阿倍総理は、国内で森友加計の記録改ざん、そして財務省の福田事務次官問題で頭の痛い最中、南北朝鮮問題でトランプ大統領の力をかりに米国に行き上記の様なお土産記事を持って帰っては来たものの、なかったはずの書類の発見続出で。アンケート調査の人気は信頼回復どころか、嘘で固めた内閣だと、人気は下位横ばいだし、南北朝鮮問題も他国任せの外交に頼るしかなく、４／３０には中東訪問の旅に出て、イスラエル、パレスチナ双方と友好関係を築く「橋渡し役」として働こうと歴訪し、９月予定の総裁選を有利にしたいと思ったようですが、次回総裁は安倍総理でなくてもという声も出て、かえって期待とは裏腹になったようです。

5/12の日経によれば、9日に２年半ぶりで行われた、日韓中の３国首脳会談では、北朝鮮の核・ミサイル問題に時間を費やし、３首脳は朝鮮半島の完全な非核化に向けた協力で一致した。だが非核化をどう実現するかという具体的な手法にはふみこめなかった。と報道。

 日本と中国首脳間に温度差があるのは、対話路線に転じた金正恩氏を信じられるか否かという違いだとも報じられました。いずれにせよ、拉致問題は解決済みだとしている金正恩氏に核・ミサイル問題では関係諸国が振り回されている感じで、安倍総理も思うように進まなかった会談には触れないで行こうという感じですし、したたかな北朝鮮は米国との駆け引きで現体制保持の条件を引き出しました。

 国会の会期も後一カ月を切ったというのに、あまり実のない国会で終わるのでは税金の無駄使いではないかという気さえします。

 ㈱市川不動産