去る8/1の日経によると、「都知事選小池氏大勝」の見出しの元、舛添要一前知事の辞職に伴う東京都知事選挙が31日投開票され、元防衛相の小池百合子(64)が初当選を決めた。所属する自民党の支援を得られないまま出馬。「都政の透明化」などを掲げ、元総務相の増田寛也氏(64)=自民、公明、日本のこころ推薦、ジャーナリストの鳥越俊太郎(76)=民進、共産、社民、生活推薦、らを大差で破った。初の女性知事になる。と報道されました。
私の私見で恐縮ですが、今の大物政治家と言われる人達は、自分たちの都合ばかりで、一般大衆の気持ちなど理解せずに、物事を決めてしまう癖があり、今回の選挙にそれが良く表れていると思います。小池百合子氏が舛添氏の辞職直後から都知事選挙に出馬したいので、自民党の推薦を頂きたいと申し出たのに、自民は、「実務能力のある非議員」の擁立を目指し、増田氏を擁立したので、小池氏は出馬を強行したのです。そして保守分裂選挙と言われました。
増田氏を擁立して、保守分裂を主導したのは菅義偉官房長官。選挙戦にもたびたび応援に入った。と新聞に出ていますし、石原伸晃経済財政・再生相などもTVでは「今は参院選挙の最中なので、都知事候補の推薦の件は、それが終わって考える」と逃げ、小池氏は「都政は何処で誰が決めているのかわからない」と何度も指摘しました。首相周辺では開票前に都連執行部を批判して来たことから、「除名する」とも言われていたそうです。
選挙戦の途中から、これで小池氏が勝ったら、先の参議院選で大勝し、うぬぼれている自民党幹部で都知事選に関係した、人達は、メンツが丸つぶれになるのにどうするのかな?と考えましたが、その通りになり、自公執行部には想定外の出来事なので、これからのニュースに目が離せなくなった感じです。
要するに、こんなにも得票数に差が出たのも、政権幹部が今回も東京都民の大多数の真意を無視して行動した結果であり、もっと自分たち自身の行動を反省し、民衆の意見に耳を傾ける事から再出発しなければ、税金の無駄使いになるのではないかと思います。
(株)市川不動産
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