島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

マテバシイ

2009-12-19 14:01:59 | 植物
初冠雪だったり初雪だったり気象的なイベントが続いたので、ドングリシリーズがちょっと途切れてしまいました。
ドングリシリーズ第3弾、暖地に生えるブナ科マテバシイ属の常緑高木「マテバシイ」です。
潮風に強いので、昔から防風用の生け垣として利用されてきました。
花は6月頃に咲き、ドングリは翌年の秋に熟します。
ドングリの大きさは2~3cmの長楕円形で、食すことが出来ます。
浅い椀状の殻斗には総苞片が瓦状に並んでいます。
主観ですが、他のドングリに比べ大きくて長く、光沢のある黒っぽい色をしています。
マテバシイだったら他のドングリと見分けがつくかも知れません。(あくまで主観ですが)
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つらら

2009-12-19 13:28:37 | 気象
今朝、センターの屋根につららが伸びていました。
ほぅ九州でつららが見られるとは珍しい、と早速撮影しました。
お昼の暖かさで全て溶けてしまう長崎では、つららはなかなか見ることが出来ません。
寒さが厳しい垂木台地だからこそ見れたものでした。(撮影後、お客様の安全のために落としました。)

ちょっとお話しは変わって、最近疑問に思ったことがありました。
雲仙の初雪は16日です。
垂木台地でも17日に初雪を観測しました。
では長崎県では?
まあ、雲仙や垂木台地みたいな山間部でないことは確かです。
調べてみると、どうやら気象台がある所に初めて雪が降った日が初雪になるようです。
長崎海洋気象台は長崎市内にあるため、18日の昨日が初雪です。
昨日は島原市内でも小さなものがちらっと降ったそうです。
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眉山も雪

2009-12-18 13:47:51 | Weblog
昨日から今朝にかけて降った雪で雲仙・垂木台地は白銀の世界です。
今まで平成新山の冠雪ばかりスポットを当てていましたが、当センター周辺にはこの山もありました。
眉山の雪姿です。
常緑樹の緑が目立ちすぎな感もありますが。w
今朝、ちょっと用事があって外出した際にひょうたん池に寄って、天狗山の正面から撮影してきた写真もあります。

若干遠目ですが、なかなか良い風景です。
急に寒くなったので、カモが増えているかと思ってのぞいてみましたが、期待は裏切られました。
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垂木台地に初雪

2009-12-17 13:08:36 | Weblog
朝方ちらほらと小さな雪は舞っていましたが、お昼になって本格的な雪になりました。
地面の上や木道といった比較的雪の積もりやすい場所は、ご覧のとおり積もり始めています。
車のフロントにも積もっています。
アスファルト上はまだ濡れた状態ですが、夜になって冷え込むと凍結のおそれがあります。
と、ここまでは垂木台地の現状ですが、下界・島原の方はどうなんでしょう?
うち(垂木台地)が雪でも島原は雨なんてことはしょちゅうです。
雪を積んだ車で、帰りに島原のお店によると「あんたどっから来たとね」とよく聞かれます。
そんな時はこう答えます。
「同じ島原です」と・・・。
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冠雪2日目

2009-12-17 10:15:32 | 平成新山
平成新山が雪を被って2日目になりました。
昨日1日ずっと雲の笠を被っていたので、こちら北側斜面の雪は残ったままです。
今朝の垂木台地の気温は、昨日より下がって2℃です。
朝方にはちらほらと小さな雪が降っていました。
寒気は今週の土曜日くらいまで続くので、暫くは雪化粧した平成新山を楽しむことができそうです。
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スダジイ

2009-12-16 13:36:05 | 植物
一般にシイと呼ぶ時は、ツブラジイとこのスダジイを指します。
ブナ科シイノキ属の常緑高木「スダジイ」です。
イタジイとも呼ばれます。
暖地の海岸に近い山地に生え、大きいものは高さ約30m、直径3mにも成長します。
ドングリは翌年の秋に成熟し、食べられます。
はじめは袋状の殻斗に包まれていますが、熟すと先端が3つに割れます。
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平成新山初冠雪

2009-12-16 10:01:10 | 気象
平成新山がこの冬初の冠雪をしました。
当センターでは企画として、初冠雪日の予想を来館者の皆様にご投函いただいています。
今年は85名の方が投函くださり、うち2名の方が予想を的中して下さいました。
ちなみに3年目の今年、スタッフの予想は3回連続で外しています。
くぅ来年こそは!
今朝の垂木台地の気温は5℃です。
垂木台地に積雪はありません。
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ツブラジイ

2009-12-13 13:11:51 | 植物
ツブラジイは、関東地方の南部から九州までに分布するブナ科シイノキ属の常緑高木です。
一般にはツブラジイもスダジイもシイと呼ばれます。
ドングリが丸いのでこの名前がつき、またスダジイよりも小さいのでコジイ(小椎)の別名があります。
暖地の山地に生え、スダジイよりも内陸部に多いです。
ドングリの大きさは、約1cmくらいのほぼ球形をしています。
日本で一番小さいドングリです。
翌年の秋に熟し、殻斗が裂けて露出します。
可食で、炒って食べることが出来ます。
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眉山登山会33

2009-12-12 13:40:59 | 眉山
33回目の眉山登山会を実施しました。
参加者は1名、昨日まで2名だったのですが、風邪気味で1名キャンセルとなってしまいました。
よって表紙の写真は1名だけの記念写真は寂しいので、眉山山頂から撮影した平成新山です。
寒くなって植物もそんなに見られないと思っていたのですが、どっこい、色々な植物の実が見られました。
マムシグサやフユイチゴは下見の時に発見していましたが、他にムベ、ヤブツバキ、シロダモ、アオキが見つかり、きわめつけはサネカズラが見つかりました。
サネカズラを眉山で発見するのは2例目です。
秋の実りを喜んでいるのか、相変わらずヒヨドリはうるさかったり・・・。
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ドングリのつくり

2009-12-11 13:39:06 | 植物
今日はドングリのつくりについてです。
まずは外側から。
ドングリが被っている帽子のことを「殻斗(かくと)」と言います。
昨日ドングリは『ブナ科の果実』のことをまとめて言うと書きましたが、『ブナ科の果実』の大きな特徴がこの「殻斗」になります。
殻斗は、枝の一部が変化したものと考えられています。
ドングリが小さい時はこの殻斗が全体を覆って保護しています。
それからドングリの一番外側の固い殻、「果皮(かひ)」といいます。
果皮は母樹の体の一部です。

ドングリを真ん中で割って中身を見てみるとこんな感じになります。
まず果皮の内側に「種皮(しゅひ)」があります。
いわゆる“しぶ皮”です。(写真ではオレンジの部分)
その中に大きくて厚い「子葉(しよう)」が2枚あります。
将来、双葉になる葉っぱの赤ちゃんです。(写真では白い部分)
2枚の子葉の間に「胚軸(はいじく)」があります。
胚軸は2枚の子葉をつないでおり、将来は根っこや茎、葉っぱになります。(写真の矢印部分の紐で表現しています。)
もちろん、本物の中には文字を書くスペースなんか空いていません。
これらがびっちりと詰まっているわけです。
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