島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

キジバト

2007-09-30 14:53:15 | 野鳥
今日の垂木台地は朝から濃霧と霧雨で少し肌寒いくらいでした。
お昼には雨はあがりましたが、厚い雲が上空を覆っています。
時々お山の姿も見えますが、すぐに雲の中に隠れてしまいます。
今日の写真は逆光ではないのですが、暗い空の下、遠くから撮影したのでシルエットみたいになってしまいました。
「デデッポッポー」と鳴く「キジバト」です。
平和公園などにいる「ドバト」とは違います。
翼が明るい茶褐色で縁取られていたり、首に青白色と黒の斑紋があったり、ちょっとオシャレな鳩です。
全国の低地林や農耕地、市街地の公園などで普通に見られる留鳥です。
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火山入門シリーズその3

2007-09-29 15:07:01 | イベント
「火山入門シリーズその3~岩石が教えてくれるもの~」を実施しました。
一昨年から始まったこのシリーズも今回で3回目!
火山岩の見分け方(1回目)、地形の見方(2回目)ときて、3回目はマグマや島原半島の歴史について岩石学的観点から学びました。
マグマのでき方や火山岩の違いなどを詳しく講師の先生から教えていただきました。
また、先生の島原半島における火山の新しい学説を聞くことができ、参加者一同の驚きと納得の声で研修室は包まれていました。
イベント終了後も「是非次回の開催を!」といったご要望がたくさんありました。
う~ん、次は何をしましょうか?
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ウスバキトンボ

2007-09-28 10:30:38 | 昆虫
蜻蛉目トンボ科のウスバキトンボです。
全世界の熱帯から亜熱帯に広く分布します。
日本には初夏に南の国から飛来し、どんどん北へ広がっていきますが、越冬はできないようです。
よく水田や学校のプールなどでも見られる一般的なトンボです。
園内のネムノキの枝に2匹留まっていました。
日光浴をして体を暖めていたのでしょうか?
枝に留まったまま動こうとしませんでした。
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コムラサキ

2007-09-27 15:12:36 | 植物
垂木台地森林公園は当センターの園地よりも広いです。
まゆやまロードから園地までの間に遊歩道があったりします。
歩くと結構遠いので、あまり歩いて回ることはありません。
今日、久しぶりに歩いてみました。・・・やっぱり遠かったです。
しかし、お宝も発見できました。
コムラサキの実です。
葉や果実がムラサキシキブより小ぶりなのでこの名前がついていますが、鮮やかな紫色の果実はムラサキシキブにも負けていませんでした。
コムラサキは山麓や原野の湿原にまれに生える、クマツヅラ科の落葉低木です。
果実が美しいので、庭や公園などに広く植えられています。
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エノコロ草

2007-09-26 14:46:08 | 植物
8月5日「虐待ではありません!」をご覧ください。
今日の写真は、その4日後「虐待ではありません!2」として掲載しようと撮影したものです。
すっかり載せるタイミングを逃してしまいました。
みなさん、ご存知ですね?「エノコロ草」です。
え?知らない?
そんなハズはありません。子供の頃、ネコジャラシと呼んで遊んでいたでしょう。
写真のように毛の生えた花穂を握るとするすると手の中から逃げ出す、アレです。
エノコロ草はイネ科の一年草です。
漢字では「狗尾草」と書き、花穂が子犬の尾に似ていることからこの名がつきました。
日差しも和らぎ、風が涼しくなってきました。
いよいよ秋本番です!
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第十八回眉山登山会

2007-09-24 15:15:32 | 眉山
本日、第十八回眉山登山会を実施しました。
若干曇っており、連日の暑さからは開放されたものの風がそよとも吹かず、汗の吹き出る登山会となりました。
夏の植物が終わり、秋の植物もまだ咲いていませんでした。丁度、植物の中間期に当たったようです。
しかし、早くもヤマボウシの実やムベの実など秋の実りが見られました。
山頂からは白く霞んでいたために対岸の熊本までは見えませんでしたが、島原市街地の眺望を楽しむことができました。
参加者からは「きつかった」「楽しかった」というご意見とともに「登山できるコースを増やして欲しい」「1日コースも計画して欲しい」といったご要望もありました。
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秋分の日

2007-09-23 10:34:46 | 平成新山
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、どうでしょうこの暑さ!?
今朝の垂木台地の気温は25度、天候は晴れ。ちょっと外を歩くだけでも汗が出ます。
今日は秋分の日ですが、旧暦の8月15日は明後日の9月25日になります。
満月になるのは、さらに二日後の9月27日です。
垂木台地のススキの穂も良い具合に伸びてきています。
秋の夜長、ススキとお団子を供えて月見を楽しむのも良いですね。
さて、この「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は「彼岸を境に過ごしやすくなって欲しい」という日本人の願望だそうです。
明日はいよいよ第十八回の眉山登山会です。
暑い中登山するのは大変なので、今日を境に涼しくなって欲しいです。
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雲仙地域パークボランティア

2007-09-22 18:30:46 | 雑談・その他
今日は、朝からバタバタでした。
朝から修学旅行の案内を205名!
全6クラスを3クラスずつにわけて2班を時間差入れ替えで案内しました。
あまりにも人数が多かったので、一度に館内案内は無理と判断し、駐車場で簡単にセンターの概要を紹介しました。
お昼を挟んで、午後からは雲仙地域パークボランティアの会定例活動を実施しました。
今年度から雲仙自然保護官事務所に赴任した石田アクティブレンジャーが中心となって、ここ最近は活発に活動しているようです。
今回は環境省の施設である当センターの概要を知ってもらおうという内容でした。
新規に入会した方が多く、はじめはギクシャクとしたムード・・・。
そのムードに押され、こちらも少し緊張気味・・・。
館内案内と屋外展示の見学、垂木台地森林公園を散策して終了しました。
案内をする時に気をつけているのが、当センターの目的と垂木台地の魅力を伝えることです。
今日案内した2つのグループにはうまく伝わったでしょうか?
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舞岳から

2007-09-20 11:13:29 | 雑談・その他
ちょっと遅めの夏休みをいただきました。
連休中は自宅でのんびりするつもりだったのですが、あまりの天気の良さにあっちやこっちに出掛けてきました。
と言っても舞岳(あっち)と眉山(こっち)だけなんですけどね。
舞岳は今回初めての登山でした。
舞岳は島原市有明町にあり、平成8年8月8日8時に八八八八段のふれあいロードが開通しました。
山頂の標高が703m、出発地点との高低差は300m程ですが、道のりが3kmあります。
夏休み期間中は標本作りや工作といった館内での活動がほとんどだったので、なまった体にはかなりこたえました。
写真は、舞岳の山頂から平成新山を撮影したものです。
垂木台地からいつも見ている姿とは違い、溶岩ドームの岩がゴツゴツした感じがよりはっきり分かります。
いよいよ行楽の季節になってきました。
皆様も今から出掛ける計画を練っているのでしょうか。
いつも見慣れたものでも、角度を変えると新しい発見があるものです。
遠くへ行くばかりでなく、身近でもあまり行ったことのない場所に出掛けるのも楽しいですよ。
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雲仙腰巻き 多良頭巾

2007-09-16 10:13:05 | 気象
台風は進路を大きく逸れ、九州には来ないようです。
風もそれほど強くなく、気温が26度もあって、じんわりと汗が出ます。
題名の「雲仙腰巻き 多良頭巾」とは、天気に関する昔からの言い伝えです。
雲が雲仙岳や多良岳を腰巻きや頭巾のように取り巻いている時には雨が降るという意味です。
写真は今朝の平成新山ですが、昨日もこのようなお山が笠をかぶった状態でした。
そして言い伝えのとおり、夕方から突然バケツをひっくり返したような大雨と雷に見舞われました。
昔の人は自然相手の仕事がほとんどだったので、天気を読めなければ仕事にならなかったのでしょう。
今現在、言葉の信憑性が科学的に根拠のあることだと実証されていますが、昔の人たちは気圧だ前線だと難しいことを考えなくても経験で知識を得ていたのですね。
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