島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

吉祥白天橋

2008-08-31 11:35:41 | 雑談・その他
金曜、土曜と連休だったのですが、特にどこに行くこともなく、久しぶりにのんびりと過ごさせてもらいました。
今日で夏休みも終わりですね。
長かったのやら、短かったのやら・・・。
今年も無事に終えてほっとしています。

さて先週の月曜日、実家に帰って寝っ転がって夕方のニュースなど見ていると何やら見覚えのある光景が・・・。
「水無川の上流に住民待望の橋が完成し、今日開通式が行われました。」という内容で、トラクターが通り初めをしていました。
以前から工事しており、いつ開通するんだろうと思っていましたが、寝耳に水のニュースに「今日やったんかい!」と思わずテレビにツッコミを入れてしまいました。
トップの写真はその橋「吉祥白天橋(きっしょうしらてんばし)」の姿です。
奥に見えるのが平成新山ですが、今日は雲がかかっており見えません。
ちなみに橋の「入口」と「出口」って分かりますか?
小学校の修学旅行の時にバスガイドさんから教えてもらいました。
橋の欄干には必ずその橋の名前が刻まれていますが、その名前が漢字で書かれている方が入口で、ひらがなで書かれている方が出口だそうです。
「吉祥白天橋」は眉山ロードにつながっている方が出口でした。
皆さんも良かったらお近くの橋を見てきてください。
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普賢岳登山

2008-08-28 15:51:05 | イベント
本日、ジオパーク認定イベントのひとつとして、「普賢岳登山」を実施しました。
参加者は島原市内の中学校に勤務する理科の先生です。
えー、写真を見て思いました。
「・・・失敗した。」
普賢岳山頂は霧の中で撮影に失敗してしまいました。
どうもフラッシュが乱反射したようです。
ま、まあこれは今後の反省点として・・・。
普賢岳の植物や野鳥などを色々と勉強してきました。
シシウドやヤマホトトギスが霧の中美しく咲いていました。
ソウシチョウのとても大きな鳴き声が聞こえていました。
下山中にはヤマドリと思われる鳥の羽ばたきに全員驚いていました。
霧の中の登山となりましたが、色々な野鳥や植物を楽しめる登山会となりました。
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親子バスハイキング~断層を見に行こう!~

2008-08-27 14:08:34 | イベント
先日のイベント「ジオツアー」の報告です。
約30分ほどの事前学習を終えてバスに乗り込み、まず最初にやってきた場所は南千本木地区です。

垂木台地とは目と鼻の先です。
ここでは火砕流の堆積物が見られ、日本で一番新しい火山石を採取しました。
普賢岳を取り巻く、約1万年前にできた山、約4000年前にできた眉山、約200年前にできた焼山といった山の違いも観察できました。
その焼山を車中から見学しながら百花台(ひゃっかだい)経由で田代原(たしろばる)へ移動しました。
途中、観察するポイントがいくつかあったのですが、時間の関係や工事中だったりで下車しての観察はできませんでした。

田代原では昼食を摂った後、断層の見学です。
写真で皆さんが見ている山の斜面が全て断層によってできたものです。
高低差は約200mあります。

さて、田代原からぐるっと回って千々石(ちぢわ)展望所へ移動しました。
ここからは千々石断層が観察できます。
写真の左側の山がぱっくりと2つに分かれているのが分かりますか?
この割れ目が断層です。
この断層は非常に大きく、長いです。
皆さんが立っているこの展望所も断層の縁にあり、その先が先程の田代原へと続いています。
写真では割れた底の部分(谷部)が先程の田代原にあたります。

千々石断層を下ること3分、農道におりてきました。
おや、皆さん集まって何を見ているのでしょう?(地井武男さんの番組っぽくなってきたな・・・。)

なんとコンクリートに割れ目が!
これも断層の影響だそうです。

雲仙お山の情報館へやってきました。
ここでは立体模型を使って、今日見てきた千々石断層のおさらいです。
断層があまりに大きいので、ジオラマで確認をしています。

せっかく雲仙まで来たのだから地獄を見なければもったいない。
ということで訪れたのは旧八幡地獄です。
昔は温泉も水蒸気もジャンジャン湧いていたところですが、今はあまり活発ではありません。
ここで実際に湧き出ているお湯を触って地獄の熱を感じてもらいました。

最後に新聞にも載った最近できたばかりの泥火山を観察しました。
粘性の高い泥が富士山みたいな形を作っていたのですが、前日の雨で少し形が崩れていました。
写真中央の灰色っぽいのがそれです。
以上のコースを巡って当センターへと帰ってきました。
大人の参加者からは「説明が分かりやすかった。」「学んでいく楽しさがあった。」といった感想をいただきました。
一方子供たちからは「地獄のお湯がとっても熱かった。」「石をハンマーで叩いたところが面白かった。」といった感想をいただきました。
子供たちには学習よりも体験の方が記憶に残ったようですね。
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終了しました。

2008-08-24 17:18:51 | 雑談・その他
事件も事故もなく、無事終了しました。
表紙の写真は事前学習を行っているところですね。
詳しい報告は後日行いたいと思います。
加えて、明日・明後日は久しぶりの連休なので、ブログの更新もお休み致します。
ご了承下さい。
では皆さん、お疲れさまでした。
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出発前

2008-08-24 08:51:14 | 雑談・その他
おはようございます。
朝早くからブログの更新です。
そう、今日はジオツアーの第3弾「親子バスハイキング~断層を見に行こう!~」の開催日です。
昨日から準備に追われています。
開始前に準備も一区切りついたので、出発前にブログの更新を行っています。
いつものことですが、イベントの開催前は緊張します。
「ああ~忘れ物ないかな~」とか「荷物はこれで足りてるよな」とか色々心配になります。
まだ自分が講師になってすすめる分には幾分か臨機応変に対応できるので気も楽なのですが、講師の先生を頼んでいるだけに失敗が許されません。
始まってしまえば後戻りはできないので、逆に開き直ってしまうのですが・・・。
天気は昨日までの曇天模様と変わって、良い天気です。
お山には多少の雲がかかっていますが、雨は降りそうにありません。
今日も事件・事故が起きず、無事終了しますように。(合掌)
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センニンソウ

2008-08-23 10:00:12 | 植物
何年かぶりに寝違えました。
痛くて首を思うように動かせません。
まあそんなことより、重複しているものも含めて108つ目の植物の更新となりました。
人間の煩悩の数と同じですね(ただ単に100個目のカウントを忘れていただけです)。
「センニンソウ」は、日当たりの良い道ばたや林の縁などに生えるキンポウゲ科のつる植物です。
図鑑には木本性と記載してありますが、木質化するほど大きくはならないみたいです。
茎はよく枝分かれして広がり、曲がりくねった葉柄で他の草木に絡みついて成長します。
十字型に開いた4枚の花弁に見えるものは、実は萼片で花弁はありません。
「馬食わず(うまくわず)」という別名があり、これは「センニンソウ」が有毒植物のため馬や牛が食べないことからつきました。
花だけを見ると「ボタンヅル」によく似ていますが、葉っぱの違いで見分けることができます。
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今夏最後の立体模型工作

2008-08-22 13:29:23 | イベント
外はあいにくの天気(雨)ですが、室内の工作教室なので問題ありません。
今夏最後の立体模型工作教室を実施しました。(正式名称は「平成新山の立体模型を作ろう!」だったかな? イベントをやり過ぎて名前が分からなくなってきました。)
今回の参加者の中には、去年の夏休みに参加していた子もいて、スムーズに進行できました。
さすがに去年のこととあって忘れていたこともあったようですが、作業が進むにつれて思い出したようです。
今回初めて参加した子もいたので、ちゃんとひとつひとつの過程を確認しながら作業を進めました。
等高線をなぞるという作業が思ったよりも難しかったようですが、全員きちんと完成できました。
最初はワイワイと賑やかに作業を行っていたのですが、どんどん皆静かになっていきます。
「子供の集中力ってすごいなあ~」と改めて感心させられました。
「面白かったです。」「完成して嬉しかったです。」といった感想が多かったのですが、おそらく皆が集中して作業を行っていたので、出来た時の喜びも一入だったのではないでしょうか。
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コマツヨイグサ

2008-08-20 14:04:42 | 植物
先日撮影していた「コマツヨイグサ」をご紹介します。
「8月15日に『メマツヨイグサ』をアップしたよね?」と思った方、記憶力が良いですね。
はい、同じアカバナ科のマツヨイグサ属です。
黄色い花の咲くマツヨイグサ属のなかでは、最も花が小さいので「コマツヨイグサ」の名前がつきました。
北アメリカ原産の帰化植物で、明治末期ごろに日本に入ってきました。
全国の荒れ地や川原などに生育し、特に海岸の砂浜などに多く見られます。
茎が地面をはって広がったり、葉の形に変異が多く波打っていたり、咲き終わった花は赤っぽく変色したり、他のマツヨイグサの仲間とは異なった点が多く見られる植物です。
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クラフトもやっています。

2008-08-19 17:41:36 | イベント
火曜日ですが、夏休み期間中なので開館しています。
夏休み期間中に実施しているクラフトが何故か急に依頼殺到してきました。
クラフトで作っているのは「紙飛行機」と「虫笛」です。
今「崖の上のボニョ」が上映されている宮崎駿監督の作品に「風の谷のナウシカ」があります。
どちらもその「風の谷のナウシカ」をモデルにしたものを作っています。
「紙飛行機」は「メーヴェ(かもめ)」という名前の風に乗って滑空する紙飛行機です。
「虫笛」は、作中に主人公が蟲(むし)の気を静めるために鳴らしている笛のようなものです。
もちろん本物は作れませんので、プラスチック容器を使った模倣品なのですが、これがまたよく出来ています。
カッターを使わなければならないので、小さなお子さんにはちょっと危険かもしれませんが、早ければ5~10分ほどで簡単に完成します。
くるくる回すとちゃんと音もします。
「虫笛」の方が人気があり、みんな夢中になってくるくる回すものだから危なくて仕方ありません。
おお~い、ちゃんと周囲に人がいないか確認して回してくれよ~。
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ムラサキツメクサ

2008-08-18 14:00:41 | 植物
「ムラサキツメクサ」、別名アカツメクサとも言います。
図鑑によっては逆になっている場合もあります。
今回は、調べた時に「ムラサキツメクサ」の方が多かったので、そう呼びます。
ヨーロッパ原産のマメ科の多年草です。
シロツメクサ同様、牧草として日本に入ってきたものが全国に野生化しています。
本来は春の植物なのですが、花期が5~8月まであり、今園内で咲いているのを見つけました。
シロツメクサによく似ていますが、草丈が高く、やや細長い葉っぱに白斑があるのが特徴です。
草丈の違いは生育地の違いに適合しています。
シロツメクサは、道ばたや荒れ地などのあまり土壌の良好でない場所でも、他の植物が入ってくることが出来ないので草丈が低くても生育できます。
かわって「ムラサキツメクサ」は、土壌の良好な場所でも他の植物に負けない草丈を持っているので生育できます。
それぞれが持った特徴を活かして生き残っていくのですね。
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