島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

トゲナナフシ

2017-10-29 12:34:02 | 昆虫
台風22号が通過中です。
昨晩からひどい風が吹き荒れています。
室内にいる分には分からなかったのですが、屋外に出ると屋根が吹き飛んでいる建物などがありました。
前回の21号よりも被害は大きそうです。
長崎県は強風域圏内に入っていますが、脱ければ落ち着きそうです。

さて、先日の冷え込んだ朝に駐車場でナナフシを見つけました。(表紙写真)
なんだか太目の体形だし、トゲトゲしています。
その名の通り「トゲナナフシ」です。
秋口に暖かい山道に出てきます。
すべて雌だけで単為生殖するらしく、雄は未知なのだそうだ。
見つけてすぐに車に置いてあるデジカメを持ってきて撮影したのだが、レンズが曇ってしまった。
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首塚古墳(愛野町)

2017-10-28 13:03:17 | 歴史・史跡
雲仙市愛野町にある「首塚」です。
実は数年前から探していました。
大体の場所は見当がついていたのですが、近くに車を停められる場所がなく、後回しになっていた史跡です。
先日、地元のローカルテレビを見ていたら生中継をやっていたので、正確な場所の確認が出来ました。w
その上でテレビの画面を通して、「ちょっとの間だったら車を停めても迷惑にならない」と判断し、今回長崎からの帰り道で立ち寄ってきました。
『直径10m、高さ5mの円墳です。寛永十四年(1637年)島原の乱後、キリシタン一万人の首級を三分し、長崎の西坂・天草の苓北町富岡・そしてここ愛野(旧愛津村)の三カ所にそれぞれ埋祀したと伝えられています。
 また、別にこの地は暴徒と化した一揆軍が小浜・千々石方面から攻め上がってきたので、愛野・吾妻地区の代官・庄屋・村人がこれを防戦した時、双方の戦死者を葬ったという説もあります。
 なお現在は、古墳時代後期六〜七世紀、この地方を支配した豪族の墳墓ではないかとも考えられています。
 平成十七年 愛野町教育委員会』
「首塚」と恐ろしい名前がついていますが、どうやら最後の説が一番有力らしく、島原の乱とは関係がないと私も聞いたことがあります。
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あっ!ない!(長崎市公会堂)

2017-10-27 13:02:42 | 雑談・その他
長崎市に行ったついでに撮影してきました。
先月、島原市役所の庁舎がなくなっていて驚いた記事をあげましたが、こちらは結構問題になってニュースにも取り上げられたので、長崎市民のみならず県民の皆様ならご存知でしょう。
古き良き「長崎市公会堂」が取り壊されて無くなっています。
私自身は市民ではありません(郡民です)が、思い出深い場所でした。
子供の頃の記憶が定かではないが、多分小さかった頃訪れた事がある。(・・・と思う。)
自分の意志で訪れたのは中学生の頃、何故か友達に誘われて吹奏楽部の応援に来た。
その次は大学の入学式だ。
顔見知りになったばかりの大学の友人たちと、着慣れないジャケットで出席した覚えが・・・。
成人式では郡民だったこともあり、公会堂の式には出席しなかったが、毎年長崎市の成人式が行われた場所である。
私でなくとも、人生の節目で長崎市民は何らかの関わりがあった場所だろう。
残す運動もあったが、結局は老朽化や耐震の問題で取り壊されてしまった。

さて、公会堂の十字路の交差点ではもう一つ、長崎電気軌道の脱線事故が相次いで起こっていた。
赤迫方面から直接蛍茶屋方面に向えなくて不便だったが、直角カーブを緩やかにして再開通する工事が行われていた。(今は通行できるのか?)
こういう景色もあまり見れたものではないので撮影してきた。w
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日本最初の缶詰製造の地

2017-10-25 12:51:10 | 歴史・史跡
雲仙に戻って来てから出掛ける機会が増えて自然情報にも事欠かなかった。
だいぶ間が空いてしまったが、長崎県立図書館に出掛けたついでに周囲の紹介できそうなものも撮影して来た。
県立図書館のすぐ近く・・・というか入口付近に史跡と思われる石柱が立っていた。(表紙写真)
近寄って確認すると、

「日本最初の缶詰製造の地」、なにやら面白そうだな。w
「明治12年(1879)長崎公園で開催された長崎博覧会の終了後、県は缶詰試験所を設置、勧業御用係(産業を奨励する役目)に松田雅典を任命しました。松田は金屋町乙名松田家(金屋町の代表者である松田家)を相続、明治2年(1869)、広運館に在学中に教師レオン・ジュリーから缶詰製造法を学び、その後研究開発を続けました。同17年(1884)、同試験所の払い下げを受け、松田缶詰所を開きました。なお、松田が最初に作った缶詰はイワシの油漬けとされています。同30年(1897)、夫婦川町に移転した後は、跡地に長崎商品陳列所(旧長崎市立博物館の前身)が置かれました。」
面白くはなかったが、長崎が日本で初めて缶詰を作った地だったということや、最初の缶詰はイワシの油漬けだったという事が分かった。
これはこれで興味深い。w
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台風21号被害

2017-10-24 12:34:36 | Weblog
他県ではもの凄い被害が出ているようですね。
長崎県は直撃を免れたうえ、ほとんど雨が降ることもありませんでした。
接近前からの強風と、最接近時(夜中)に天気が荒れた程度です。
表紙の写真は今朝の雲仙ですが、台風が北からの風を運んだおかげで冷え込むようになりました。
温泉街で10.5℃あったので、夜間山の上では8℃を切っていると思います。
紅葉に良い影響が出ると良いのですが。

さて、白雲の池キャンプ場では炊事棟の屋根に穴が空いていました。
台風の影響で折れた木の枝が突き破ったのだと思います。
しかし、まあー立派な穴だ。
隕石が落ちて来たのかと思った。w
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クロキ(実)

2017-10-22 13:34:40 | 植物
台風21号が日本に接近して来ます。
長崎県は直撃を免れそうですが、すでに県内全域が強風域圏内に含まれており、雲仙も朝からすごい風が吹き荒れています。

さて昨日のお話ですが、お客様より「雲仙地獄に実をつけた植物がいっぱいあったが、あれは何ね?」とのご質問を受けました。
と言われても心当たりが多過ぎて、見当もつきません。
そこでお話を伺うわけですが、お客様の説明が全て“シロドウダン”を指しています。
なので私は「シロドウダンですね」と答えるわけですが、「違う」とお客様は答えます。
「違う」と言われても、私の受けた説明では“シロドウダン”以外の何ものでもありません。
もう一度お話をよく伺うと、シロドウダンの特徴を説明した後にそれとは別の黒い実がなっている木は何かと聞いていました。
いや、その黒い実がなっている木の説明をしてもらわないと分からないよ。(苦笑)
肝心の木の説明はぼやっとしていて、分かったのは枝の脇に黒い実がついているらしい事くらい。
口頭での説明では埒が明かないので、実際に地獄に見に行く事にしました。
「地獄のどの辺にありましたか?」と聞くと「その辺にいっぱいあった」との答えだったので、一般の観光客が通るルート(清七ーお糸ー大叫喚)辺りに焦点を絞って探しに行きました。
一般的な地獄のルート沿いには、シキミ・シャシャンボ・ヒサカキの実がなっていました。(シキミは黒くないが)
ヒサカキか!! 枝の脇に黒い実がなっているし。
確信を得たつもりで戻って来て、「ヒサカキですね」と答えると、またしても「違う」との答えが返ってきました。
ええー!他に黒い実をつけてる植物なんかなかったよ!?
するとお客様はおもむろに鞄の中からカメラを取り出して写真を見せてきました。
写真撮ってたんかい!!最初から見せてよ。w
見ると、確かにヒサカキでもシャシャンボでもありません。
しかも、場所はキリシタン殉教碑の近くだったと・・・最初から言ってよ、見て来たルートの裏側じゃん。(苦笑)
画像も見た、場所もわかった、再度地獄に確認に行きました。

あった!ようやく見つけた。
見つけたついでにネームプレートも見つけた。
「“クロキ”って名前書いてあるじゃん・・・。」
私の名誉のためにも書きますが、確かに地獄にクロキはあります。
が、『いっぱい』と言うほどではありません。 その何倍もシャシャンボやヒサカキの方が多いです。
前置きが長くなってしまったので、解説は2015年4月11日の記事を参照して下さい。
奇しくもこの日も選挙について触れているな。(今日は衆議院議員総選挙の日)
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ジョウビタキ17

2017-10-21 12:25:59 | 野鳥
今朝、情報館の玄関先で「ヒッヒッヒッ」と鳴いているジョウビタキを捉えた。(表紙写真)
こちらを向いてもらえない。w
いよいよ冬鳥も渡ってきて、秋本番と言ったところだろうか。
おじいちゃんのような白髪(髪ではないが)、お腹のオレンジ色、翼の白紋は特徴的だ。

上の写真を撮影した後、スズメと縄張り争いで喧嘩しながらどこかへと飛んで行ってしまった。
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国立公園雲仙紅葉情報(第1号)

2017-10-20 15:59:22 | Weblog
2017年度の紅葉情報(第1号)を発信致します。

仁田峠・・・青葉

妙見岳斜面・・・青葉、雲仙ロープウェイさんから撮影。

国見岳斜面・・・色づき始め

普賢岳・・・色づき始め

鬼人谷・・・色づき始め

紅葉茶屋・・・青葉
葉がまだたくさん残っています。

絹笠山(雲仙温泉街周辺)・・・青葉

山の上の方は、シロドウダンなどが色づき始めていますが、見頃を迎えるには少々時間がかかりそうです。
見頃予想は、平年より1週間から10日程遅れそうです。
平年は普賢岳周辺で、10月下旬から11月上旬にかけてですが、11月上旬からにズレこみそうです。
ただし、この日曜から月曜にかけて台風21号が接近しそうなので、台風の影響によっては見頃も前後しそうです。
(南から暖かい空気を運んでくれば遅れるでしょうし、北から冷たい空気を引き込めば早まるかも知れません。)
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長崎県立長崎図書館へ

2017-10-18 12:50:57 | 観光・施設
私用の事は書けませんが、せっかく長崎市内に行ったので所用で県立図書館に寄ってみました。
と言うのも、ある資料が読みたいのですが手元にはなく、島原半島内の図書館にも無いのです。
今はネット検索でなんでも調べられるので、県立図書館に収蔵されていることは分かりました。
私用ついでに県立図書館に行ってみたのですが、

しまった!月曜じゃん!!
休館日でした。(泣笑)
翌火曜日に改めて出直したのですが、本館には置いていないとの事。
取り寄せなければならないと言うので、長崎から島原に帰る間にある市町村の図書館なら寄れると思ったのですが、本館以外のどこか収納している場所から持って来ないといけないらしく、諦めて予約してきました。
一般図書登録してるから簡単に借りられると思った私が浅はかでした。
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ダイサギ

2017-10-15 13:12:51 | 野鳥
所用で小浜・加津佐近辺をウロウロしてきた。
加津佐の岩戸山付近で「ダイサギ」と遭遇した。
デカいな。
正直、ダイサギとチュウサギの見分けがつくか私の知識では微妙だと思っていたのだが、1m近くある高さに驚いた。
「ダイサギだ。間違いない。」と確信した。w
その名の通り、シラサギ類の中では最大の鳥だ。
関東地方から九州の各地で繁殖し、冬は多くが南へ移動します。
川や湖沼、湿地、干潟などに生息し、長い脚を活かして他のサギ類よりも深い水辺で採食できます。
魚類のほか両生類、甲殻類なども食べ、獲物を見つけるとS字に曲げた首を瞬間的に伸ばし、長いくちばしで挟みとったり、突き刺して捕まえます。

※明日より2日間、私用のため長崎へ出掛けます。その間更新をお休みしますが、ご了承下さい。(ついでに何かネタも探してきます。)
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