島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

戻り蜂

2022-07-20 12:52:42 | 昆虫
22.7.20(水) 天気;曇り後雨 気温;26℃
 今日、島原市内の小学校は終業式です。 明日から夏休みです!
 明日から始まるクイズラリーのために午後から問題を園内に設置しようと思っていたのですが、まさかの「雨」! 結構な土砂降りのうえ、遠くで雷が鳴っている!
 団体の予約が入っているのに大丈夫か!?

 7月11日の「ヒメジョオン」の回で(注意喚起)としてキイロスズメバチの営巣について書いたのですが、休館明けの今朝再び営巣しているのを見つけました。
 しかも、1日あいだを置いたので前回より少し大きく、蜂の数も増えています! 一度駆除しても戻ってくる「戻り蜂」と言うそうですね。
 前回戻ってきた時に少し調べておいたのですが、戻り蜂対策に「木酢液」もしくは「ハッカ油」が有効とのこと。
 草刈りに来ていた清掃班に木酢液を持っていないか聞くと「似たような物がある」とのことで頂いてきましたが、匂いがちょっときついだけのただのトイレの洗剤でした。(膝から崩れ落ちるw)
 誰か木酢液か有効策をください!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメシロモンドクガ(幼虫)

2021-07-18 11:11:14 | 昆虫
21.7.18(日) 天気;晴れ 気温;28℃
 1ヶ月くらい前に見つけたのですが、種の判断に時間を取ってしまいました。 それでも決定打ではなく多分、おそらくです。
 ドクガ科の「ヒメシロモンドクガ」の幼虫です。 九州以北で年2〜3回発生します。
 ドクガの仲間ですが毒を持ちません。 しかし、強い接触により軽微な発赤が生じるので触らない方が良いでしょう。
 バラ科のサクラの仲間、クワ、クヌギなどの葉を食べます。 リンゴなどでは害虫とされます。
 見た目かなり特徴のある姿だと思うのですが、同じ仲間に似たものが複数・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメジャノメ

2018-09-01 13:13:27 | 昆虫
コジャノメなどいくつかジャノメチョウは紹介していますが、「ヒメジャノメ」は初登場じゃないかな。
明るい草叢や田畑、河川敷のススキ・アシ原に住み、市街地でも見かける目立たないタテハチョウ科の「ヒメジャノメ」です。
幼虫の食草はイネ科(タケを含む)、カヤツリグサ科ですが、成虫は花を訪れることは少なく、樹液や腐った果物を好みます。
今朝、館内に入って来ていたので逃がそうと思ったのですが、捕まえきれませんでした。w
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Black stripes caterpillar

2018-08-01 12:52:20 | 昆虫
「国見岳と風穴を巡る涼風登山会」の時に妙見岳で見つけたいも虫です。
その場で分かるほど昆虫は詳しくないので、帰って来てから調べました。
「キアゲハ」の幼虫です。
割りと全国的に普通に見られるアゲハチョウです。
春から秋にかけて1-4回発生します。
幼虫の食草は、ミツバ・ハマボウフウ・シシウド・ニンジン・パセリなどのセリ科植物です。
ああ、確かに写真に写っているのはシシウドだ。
その後、高岩山の登山会で成虫が飛んでいる姿を確認できました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

注;寝てます。

2018-07-18 13:33:14 | 昆虫
時間をW杯のグループリーグが行われていた頃に遡ります。
試合は夜中に行われていたため、遅くまで起きて観戦していました。
そうすると、夜中突然「バンッ!」と部屋の廊下側の障子に何かぶつかりました。
まあ、過去に何度か同じ経験をした事があります。
「はい、はい、蛾か、大きさからいってカナブンでしょ。」
と、廊下に確認に出たのですが、それらしき昆虫が見当たりません。
おかしーなーと思いつつ3、4日。
その間、毎夜障子に何かぶつかってきます。
仕方なく最終手段として光トラップを仕掛けさせてもらいました。
そうしてようやく捕まえたのが、表紙写真の「コクワガタ」の雌です。
いつもなら捕まえた時点で裏山に放すのですが、今回はちょっと考え方を改めてみました。
「そうだ!飼育してみよう。これが上手くいったら、来年の展示に使えるかも。」と。
子供の頃にカブトムシの飼育をしていた経験はありますが、子供の頃の記憶なんて遠の昔に忘れました。
とりあえず入れ物と腐葉土と落ち葉を準備して、ぶち込んでみました。
「餌はどうしようか、スイカもキュウリもないぞ」と考えた時、野菜室にプチトマトがあるのを思い出しました。
「スイカみたいに水分が多いものは下痢して良くないって聞いた事あるけど、トマトは栄養価も高いし、他に何も無いしな。」
半分に切って、容器の片隅に置いておいたところ食べてくれました、それもガッツリと。w
そら少なくとも四日は絶食してただろうけど、食べ物に頭から突っ込まんでも。
しかもこの状態で寝とる。
暫く観察してみて分かったのですが、(クワガタ全般がそうかは分かりませんが、)こいつら餌食ってても眠くなったらその場で寝るんやな。
その後数日経って腹が満たされたのか、今度は私に対して警戒心を持ち始めたようで、餌食っている時以外は落ち葉の下に隠れるようになりました。(それでも偶に餌食いながら寝てます。)
行動や仕草を観察していると「愛い奴」と思えてくるのですが、亡くなった時のロス感に備えて名前はつけません。
この一夏、無事に越えてくれる事を願いますが・・・、コクワガタの寿命って2〜3年なんですよね。
すでに成虫になって1〜2年経過していたら、あんまり意味ないな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒロオビトンボエダシャク18

2018-06-30 11:55:40 | 昆虫
タイトルに年数が入っているという事は2度目の登場です。
6年前、2012年に垂木台地で最初に見つけた蛾です。(2012年6月29日記事
あまり書くことのない昆虫ですが、何故か2回とも雨あがりに遭遇しています。
1枚写真を撮影し、もう1枚撮ろうとした所、風が吹いて上から雨粒がドバーッと。
カメラをかばって振り返ったら、もうその場にはおらず、二度姿を見せてくれる事はありませんでした。
ちなみに蜜を吸いに来た(?)植物は「マサキ」です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エゾハルゼミ

2018-05-29 12:39:16 | 昆虫
良い写真が撮れませんでした。
森林の中ではセミの鳴き声は聞こえても、姿を見つけるのは困難ですね。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、「エゾハルゼミ」です。
妙見岳―国見岳間で見つけました。
今、池の原以上では「ハルゼミ」が鳴いているのですが、鳴き声が違います。
ハルゼミは文字にするのは難しいのですが、「ンゼー、ンゼー」みたいな感じ?
一方、エゾハルゼミはカエルみたいな鳴き声のあとに「セミセミセミセミ」って言っているように聞こえた。
図鑑によると、「ミョーキン!ミョーキン!ケケケケ・・・」と鳴いているのだそうな。
動画も撮影してきたので見返してみると、なるほど、そう聞こえなくもない。
生き物の鳴き声を文字におこすのは非常に難しいと実感した。w
さて「エゾハルゼミ」だが、北海道から九州まで分布しているが、長崎県下では多良山系や経ヶ岳の山頂など1000m以上の高所にしか記録がないそうだ。
5月下旬から7月上旬にかけて出て来る、冷温帯林に生息する北方系のセミです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セアカツノカメムシ

2018-05-26 13:13:53 | 昆虫
九州南部が梅雨入りしたと気象庁が発表しました。
昨年より5日、例年より11日早いそうです。
さて、今回の「平成新山防災登山」でも登場した「セアカツノカメムシ」を紹介します。(表紙写真)
今年は普賢岳、平成新山で大量に発生していました。
カメムシの仲間でもツノカメムシ科に属する者です。
ツノカメムシ科は種類が大変多いらしく、あまり細かく説明した図鑑を見つける事が出来ませんでした。
全国に割りと普通に見ることの出来るカメムシのようです。
ミズキやスギに寄生して葉から吸汁します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメマダラエダシャク

2018-05-23 13:05:49 | 昆虫
危うく「ユウマダラエダシャク」と間違えて掲載するところでした。
ガの仲間エダシャク亜科の「ヒメマダラエダシャク」です。
見た目からしか調べようが無いので、図鑑をペラペラめくっていたら「ユウマダラエダシャク」がヒットしました。
念のため似た種がないか検索した所、本種が出てきました。
違いは、

赤丸の灰色の円形の紋の中に暗褐色の環紋があるかないかで判断するそうです。
ある;ヒメマダラエダシャク
ない;ユウマダラエダシャク
ただ、キタマダラエダシャクが同じ特徴なので、最終的には交尾器を見る必要があるのだそうだ。
どっちにしろ、蛾は難しい・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トゲナナフシ

2017-10-29 12:34:02 | 昆虫
台風22号が通過中です。
昨晩からひどい風が吹き荒れています。
室内にいる分には分からなかったのですが、屋外に出ると屋根が吹き飛んでいる建物などがありました。
前回の21号よりも被害は大きそうです。
長崎県は強風域圏内に入っていますが、脱ければ落ち着きそうです。

さて、先日の冷え込んだ朝に駐車場でナナフシを見つけました。(表紙写真)
なんだか太目の体形だし、トゲトゲしています。
その名の通り「トゲナナフシ」です。
秋口に暖かい山道に出てきます。
すべて雌だけで単為生殖するらしく、雄は未知なのだそうだ。
見つけてすぐに車に置いてあるデジカメを持ってきて撮影したのだが、レンズが曇ってしまった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする