島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

キリギリス♀

2014-08-28 17:26:23 | 昆虫
ネタはあるが、情報がない。
情報がないなかで、ネタを消費するのはもったいないので、使い道に困っていた小ネタを披露します。
先日アップしたばかりの「キリギリス」です。
ところが、こいつはお尻に注目して頂きたい。
何か、ひゅっと剣みたいなものが伸びています。
これは産卵管です。
卵を産むための管です。
卵を産むということは、メスです。
先日アップしたキリギリスはオスでした。
オスは鳴きます。
メスは鳴きません。
子供の頃には知っていた知識もいつの間にか忘れてしまい、先日改めて気づきました。
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水の工作5

2014-08-27 14:45:27 | イベント
5回目、この夏最後の工作教室が終了しました。
団体が1組参加する予定だったのですが、トラブルで急遽キャンセルになってしまいました。
それでも6名の参加者と「水時計」の工作を行いました。
男の子は元気があり過ぎて、「あんまり大きく穴を開けると水が漏れます。」と言っているにも関わらず大きく開けて、案の定水漏れを起こしていました。
・穴を空ける。
・穴にチューブを通す。
この二つの作業工程が難しいみたいでした。
なんにしろ、大きな怪我や事故もなく、ご安全に全工作を終えることができました。
あとは金曜日に「ミニ自然観察会」と土曜日の「夏休み自然観察会 川の生き物観察会」が残っていますが、どちらも私の担当ではありませんので、少しゆっくりできそうです。
そうは言っても今度は夏休みの報告を作らなければいけないんですがね。
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キクガシラコウモリ

2014-08-26 14:49:29 | 動物他
荒れた天気の日でした・・・ってここ数日ずっと荒れっ放しの天気ですが。w
朝、出勤してくると軒下の屋根の部分から何かぶら下がっていました。
木の葉か何かが引っかかっているのかな?とよく見ると、コウモリでした。
子供の頃に川の上空をヒラヒラと舞っている姿は見た事がありましたが、日中にぶら下がっているのは初めてです。
後日、スタッフに確認してもらうと「キクガシラコウモリ」と判明しました。
頭胴長7cmくらいの大型のコウモリです。
名前の由来は、ブタの鼻のように上を向いた鼻が菊の花弁の形に見えることからです。
夜間は小型の飛翔昆虫を捕食していますが、日中はこのように翼を体に巻きつけて休みます。
主に洞窟を住み処にしますが、雨風に打たれて弱っていたのでしょう、センターに緊急避難したようです。
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鉄床雲

2014-08-26 11:17:13 | 気象
本日の垂木台地は、雲は多いものの近日中にはなかった良い天気です。
ようやく夏の気分を味わっています。
写真は、今日撮影のものではありませんが、夏らしいものを掲載します。

8月5日に更新した「ノコギリクワガタ」と同じ中歯型です。
雲仙で撮影したものと違い、垂木台地で見つけた個体です。
この夏は荒れた天気が続いたせいで、なかなか甲虫を見つけることが出来ません。
唯一見つけたクワガタです。

成長中の積乱雲です。
ひらたく言えば入道雲です。
お隣、熊本県の上空に湧き上がっていました。
ところが、この積乱雲はこれ以上上空へ上がっていくことは出来ません。
なぜなら空気の境目があるからです。
私達人間が住んでいる地表に近い部分は暖かい空気が下にあり、標高が高くなるにつれて気温は下がっていきます。
これは自然にとっては不安定な状態です。
今回開催している水の実験でも取り上げていますが、「暖かいものは浮いて、冷たいものは沈み」ます。
冷たいものの上に暖かいものはのっかっていないといけないのです。
なので、地表に近い部分では安定した状態になろうと、空気は動いて上下逆転しようとします。
それを指して、地表に近い部分は『対流圏』と呼ばれる空気の層になります。
この『対流圏』の上には、上空へ上がるにつれて気温が高くなる『成層圏』と呼ばれる空気の層があります。
『成層圏』は非常に安定しています。
飛行機に乗った際にシートベルトを外しても良いサインが出ますが、それはこの『成層圏』に入った証拠です。
写真の積乱雲は、対流圏と成層圏の境目(専門用語で「圏界面」)に達しています。
そこで積乱雲の上部が横に広がっています。
綺麗に平らな状態で横へ広がるために、「鉄床雲(かなとこぐも)」と呼ばれます。
鉄床とは、金属を鍛える為に使う鉄製の台のことです。
(鉄床雲の説明にえらく長い文章になってしまった・・・。)
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少年野球チームが来館しました。

2014-08-25 15:18:48 | Weblog
昨日のお話ですが、更新出来なかったので今日更新します。
相変わらず前線が南北に上下している為、天気が全然安定しません。
今日も雨がザーと降っては止むを繰り返していますが、昨日も午前からお昼にかけて荒れた天気でした。
そんな天気の中、福岡の少年野球チームが来館して下さいました。
夏休みの自由研究にしようと、当センターで平成新山について学んでいきました。
平成新山ができる噴火は20年以上前なので、みなさんが生まれるよりももっと前の話ですし、地元ではないので「土石流」や「火砕流」といった専門用語を理解するには少し難しかったようですが、しっかりとお話を聞いてくれました。
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水の実験5

2014-08-25 14:42:26 | イベント
本日午前、「たるき学習教室~水の実験~」の5回目を開催しました。
夏休みの水の実験は今回で終了です。
夏休みも残り1週間、宿題は終わったでしょうか?
我ながらなかなか面白い実験もあったので、後々このブログで内容をご紹介しようと思います。
今日参加してくださった子供たちも楽しんでくれたようです。
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キリギリス

2014-08-24 15:41:42 | 昆虫
開館直後から暫くの間、ものすごい雨が降っていました。
相変わらず不安定な天気の、たるき台地です。
現在は雨は止んでいますが、お山は雲の中にずっと隠れています。
さて、今朝出勤してくると私より先に事務所内へ入っていたものがいました。

草原や河原・土手などに住んで、昼間からギーチョンと鳴く「キリギリス」です。
職員による「昆虫観察と分類会」の話を聞いていると自分の知識にないことを知れます。
例えば、バッタの仲間とキリギリスの仲間の違いです。
キリギリスの仲間は一般的に体がやや左右に扁平で触角が糸状に長く、一方バッタの仲間は棍棒状の太い触角をしています。
また、「キリギリス」には東日本に多い「ヒガシキリギリス」と西日本に多い「ニシキリギリス」に分けられるそうです。
形態的な特徴が異なるそうですが、一般人には分かりにくいため、余程専門的な話でない限り包括的に「キリギリス」で良いとのことです。
写真の「ニシキリギリス」はオスで、暫く事務所内で鳴いていました。
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水の工作~学童対応~

2014-08-23 13:37:35 | イベント
23日(土)は雲仙で「はだしで遊ぼう雲仙」が開催されるため、初めから当センターでの企画はありませんでした。
しかし、地元の学童さんからご予約をいただき、「たるき学習教室~水の工作~」を臨時開催しました。
総勢24名の団体さんです。
午前中の1時間半を使って、工作二品を作りました。
残り30分で、常設イベント「ネイチャー宝さがし」に参加してもらいました。
ここのところの風雨で、暗号が損壊していたのですが、今朝急いで復旧しました。

その後、園内でお弁当を摂って、今館内の見学を行っています。
とても中身の濃い1日になっています。
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ミニ自然観察会4

2014-08-23 08:04:43 | イベント
昨日実施の「たるき学習教室~ミニ自然観察会~」です。
4回目はご予約が学童さんのみでした。
そこで、学童さんから昆虫観察の希望があったために急遽「ミニ自然観察会~昆虫観察と分類会~」に変更しました。
明け方までの雨で、昆虫探しが危ぶまれましたが、学童さんが来館する頃にはなんとか天気が回復し、野外へ出る事が出来ました。
(未明の雷で、シェルター5が壊れていました。)
甲虫が来ないかと、前日に私が仕掛けておいたバナナトラップには残念ながらスズメバチしか来ておらず、観察することは出来ませんでした。
それほどたくさんの昆虫は見つからないかな?と危惧していましたが、子供たちの目は次々と昆虫を見つけ出し、バッタやキリギリス、カマキリなどを中心に捕獲していました。
昆虫に物怖じしない、地元の子たちは流石です!
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ヤブキリ

2014-08-21 14:45:56 | 昆虫
ちょっと画面は暗いですが、2匹目の昆虫です。
キリギリスの仲間で「ヤブキリ」と言います。
主に樹上生活をしており、木の上か高い草のやぶにいる大型の昆虫です。
6月ごろから成虫が現れ、ジーとかジリジリジリとか大きな声で鳴きます。
どう猛な性格で、自分よりも大きなセミなどを捕食します。
肉食です。
背中の真ん中に赤褐色の帯があり、胸にあたる部分に黄色い星が2つ見えるのが特徴です。
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