島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

本日の平成新山

2010-02-28 11:16:58 | 平成新山
今朝まで天気が悪くお山の姿を見ることができませんでした。
が、開館と同時に天気が回復し、久しぶりの登場となりました。
今朝の垂木台地の気温は9℃、そこそこ暖かいのですが風が強く吹いています。
外を歩くには一枚羽織るものがあった方が良いと思われます。
先日災害学習で案内を行った小学校からお礼状と子供たちの感想をいただきました。
今楽しく読ませてもらっています。
“そうだよなぁ~、これが本当の自分の仕事だよな~。”
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九州自然歩道~橘神社への道 前編

2010-02-27 13:49:31 | Weblog
時間が前後しますが、一昨日のブログの続きです。
牧場の里 あづまに到着し、おにぎりを食べた後の話です。
九州自然歩道は、ここ弘法原で直角に南へ折れ、千々石町の橘神社へと続いています。
ところが、これから先が難所でした。

おそらく通る人なんてほとんどいないのでしょうね。
土石流の後かと思うくらい石や樹木がゴロゴロと転がっています。

時には倒れ掛かった樹木の下をくぐって行かなければなりません。
歩道か獣道かの区別もつきません。
「これはガイドして下れるような道じゃないな。(お客様を)怪我させずに下ろせる自信ないぞ。」というのが正直な感想です。

明らかな人工物の間を抜けて行く道を見つけ、ようやくここが歩道だったことを示すものに出会えほっとしました。

その後も暫くは薮の中を突き進み、他人の畑?休耕地らしき場所に出てくることができました。
さらに畦道を下って、畑のあいだに出てこれました。

出発地点の田代原方向を仰ぎ見ると、左のまっすぐに延びた山の斜面が千々石断層、歩いてきた場所です。
その断層が続く山が鉢巻山と吾妻岳、断層の向かいにある右から2番目の山が九千部岳です。

後日検討してみたのですが、この道は千々石断層に直交する道です。
千々石断層は今も動き続けている活断層です。
転石が多かったのは、活断層の証、地面が動いている証拠なのでしょう。
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牧場の里(探検編)

2010-02-26 14:12:06 | 観光・施設
九州自然歩道の下見を終えた翌日、あまりにも牧場の里が良かったので探検に行ってきました。

二日続けての登場に不審の目を向ける牛君たち。
公園の案内看板を見ていると、奥に水が湧く広場があるらしい。
しかも途中までは万里の長城が延びているではないか。
これは歩かずにおれましょうか。

というわけで歩き始めた万里の長城。
雲仙市民いわく、その昔、吾妻町と千々石町が戦争している時に作ったとか。(大嘘)

途中、階段を登れる展望所がありましたが、昨日の眺めとほとんど変わりません。
ちょっと視点が高くなるくらい。
ところで・・・、歩けど歩けど泉水広場に着かない。
案内看板でもかなり距離がありそうだったが、予想以上に離れているらしい。
しかし、いまさら引き返すには進み過ぎた。
前日の疲れが残り股関節も痛かったが、気合いを入れ直し前へ進んだ。
運動する格好をしていなかったのが悔やまれる。
そして、ようやくたどり着いた。

あちゃ、ところどころイノシシに掘り返されてる。
広場には休憩所とトイレがあり、奥に鉢巻山から湧いているであろう水が流れていました。

到着してから時間を計っていなかったことに気付いたが、もう二度と行くことはないだろう(たぶん)。
しっかし公園に遊びに来た人が、あんな遠くまで歩いて行くことがあるだろうか?
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牧場の里 あづま(風景)

2010-02-25 13:06:33 | 観光・施設
眉山ロードのフサアカシアが咲き始めました。
満開になりましたら、こちらにもアップしたいと思います。

さて、昨日の告知どおり「牧場の里 あづま」をご紹介します。
丁度九州自然歩道の弘法原から橘神社へ曲がる付近にあります。
島原半島の北西部、吾妻町の山間部に広がる中尾牧野と呼ばれる一帯です。
以前は吾妻町の管理でしたが、現在では牧場は組合が、公園は雲仙市が管理しているそうです。
ちょっと霞み気味ではありましたが、景色が大変良かったです。

牛がのんびり草を食んでいるむこうには、橘湾と愛野町のじゃがいも畑と千々石断層が見えています。

視線を右に移すと麓の吾妻町、諌早湾と干拓堤防、さらに先の方には多良山系が見えます。

後ろを振り返ると出発した九千部岳、鉢巻山(吾妻岳は影に隠れて見えない)とトイレの建物が見えます。
お昼に到着したので、牛を眺めながらのんびりと持参したおにぎりをいただきました。
天気は良く、風があまりなかったので、心地の良いお昼になりました。
おにぎりを食べた広場には、こんなものもありました。

高い場所がなかったので、うまく撮影出来ませんでしたが、島原半島のレリーフ(?)です。

光の加減で逆さまから撮影しましたが、現在地にはちゃんと印がありました。
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大断層に沿って

2010-02-24 13:39:21 | Weblog
お休み中に九州自然歩道長崎県ルート4の序盤を完歩してきました。
今日はそのお話し。
ルート4の序盤とは、長崎県ルート4は「大断層に沿って」と名付けられたコースが、田代原(たしろばる)から唐比(からこ)漁港まで続いています。
その田代原から弘法原(こうぼばる)までの本当に千々石断層に沿った部分の5.2kmを歩いてきました。

まずはスタート地点の田代原に事務所の先輩の車に乗せてもらい運んでいただきました。
トイレをすませて時間を確認、9:50歩き始めです。

工事でも始めるのか、木々が伐採され見通しの良くなった道を進みます。

む、ここからが本番ですな。
薄暗い林の中へと道は消えていきます。

林道に入ってすぐの所に看板があります。

何故か看板は密集して立っています。
ご親切に距離まで書かれていますが、まだまだスタート地点です。

所々に大岩が転がった緩やかな下り坂が続きました。
「楽勝、楽勝」と思っていると、

うげ、上り坂や。
ルート標高図には下りしか描いてなかったのに~。
暖かかったので、多少汗をかくくらいの上り坂が続きました。

暫く歩くと看板が、「へぇ~この先林道と交差するんだ。」

またもや九州自然歩道の看板、道標の看板は飽きてすでに撮影せず。

林道は舗装された(といっても砂利道)車1台が通れるほどの道でした。
林務か何かが通るのかな?
林道は大きく左へカーブ。

九州自然歩道はこちらです。

スギかヒノキか分かりませんが、明らかに人の手が入った林の間を抜けていきます。
う~ん、花粉症の人は絶対に無理だな。

一応目印になるので、案内板だけは全部撮影してきました。
「さあて、そろそろのハズなんだがな」と歩いていると、

デカっ!
高圧電線を通した鉄塔に行き当たりました。
暫く、車道に沿った道を進むと、

目的地「弘法原」に到着。
着時間は11:25。
地図では100分となっていましたが、約1時間30分予定どおりです。
お昼を「牧場の里あづま」で摂りましたが、それは明日のお話。
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島原市役所

2010-02-21 13:05:04 | 雑談・その他
毎度お世話になっております、「島原市役所」です。
島原半島の歴史を紐解くと縄文時代にまで遡ってしまうのでまたの機会にするとして、島原が市制になったのは昭和15年のことです。
長崎県下では3番目のことです。
初代の市長は前出の「植木元太郎」です。
ん?昭和15年っていうと1940年?
えーと、今年は市制70周年!? おめでとうございます!
おっと話しが逸れてしまいました。
市役所のまわりにも噴火に関するモニュメントがあります。

まんま「平成溶岩」です。
30トンあるそうです。
噴火が始まってから5年後の平成7年11月17日に水無川上流部より運んだものです。
全国のみなさまの温かいご支援に報い、速やかな復興と市民の総力を結集する象徴のモニュメントです。

「平成新山の火」です。
平成9年5月20日、島原市・深江町・小浜町が九大の地震火山観測所と自衛隊の協力で採火してきたものです。
何かの写真で自衛隊がマグマから火を取っているところを見たことがあります。
昔、雲仙のビジターセンターにも同じものがあったと思いますが、今では何処に行ったのかな~?
ぶっちゃけ、何度も消えてはその都度ライターで点火してたな~。w
おや?これにも火らしいものが見えないな。
そうか、周りが明るいから見えないだけだな、きっと。
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島原鉄道 島原駅

2010-02-20 13:21:12 | 観光・施設

島原市内に観光に来る場合、3つの方法があります。
1つは車で(安全運転お願いします)。
2つめは船で、その場合は島原外港に着きます。
3つめは鉄道です。
私鉄 島原鉄道を使って、島原駅へ降り立つことになるでしょう。
島原の玄関口、島原駅へようこそ。w
ブログのネタを色々と探していたら、西日本新聞にピッタリの記事を見つけた。
ちょっと古いがリンクを張っておく。
西日本新聞 島原駅の記事
ここまでの内容は自力では調べられなかった。
流石は新聞社。
で、自分らしい内容は

猛島神社からの帰り道に出くわした島鉄駅のホームと線路です。
こんなアングルからの写真を使うのは、私の他いるめぇ。w
追記;あ、バスって手もあった。その時はバスターミナルに着くな。
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撮影失敗集

2010-02-20 11:44:56 | 雑談・その他
撮影に失敗することはままあることだが、この二日、ちょっと失敗が多過ぎた。
そこで掲載がてら紹介したいと思う。
まず表紙の写真ですが、何だと思いました?
園内でイノシシに遭遇した時に頑張って撮影したのですが、全然写っていませんでした。

かろうじて後ろ足が、赤のラインの間に写っています。
さて、次はエナガの

後頭部です。
さらに、シジュウカラの

側面部です。
上の2種は混群を作っていました。
まだまだあります。
ジョウビタキの

後頭部です。
完全に嫌われて、そっぽ向かれています。
惜しかったのが、次の1枚。

ホオジロ科の冬鳥「カシラダカ」だと思うのですが、
名前の由来にもなった最大の特徴たる、頭頂の冠羽が写っていません。
写っていれば1枚で1日のブログアップ完了だったのに、何枚か撮影した全てに写っていませんでした。
むぅ~何か不運なのものが取り憑いてる?
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本日の平成新山

2010-02-19 13:08:02 | 平成新山
ご覧の通り「雪」です。
この2,3日冷え込みが続いています。
今朝の垂木台地の気温が1℃、寒風が吹き荒れていました。
気温が低いのはそうなのですが、なにより冷たい風がより寒さを増します。
この1週間ほど、ツアーや団体旅行のお客様が多く来館しています。
当センターへお越しの際は、風邪をひかないよう十分に着込んできて下さい。
妙見岳方面に霧氷がついていそうですが、仁田の道路が通行止めらしいです。
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武家屋敷 佐久間邸跡

2010-02-18 13:19:33 | 歴史・史跡
島原城のまわりをウロウロ歩き回っていると(完全に不審者)、写真の案内板に出会った。
場所は島原城のお堀まわりだ。
道標に導かれるままフラフラと中に入るとこれといって何もない。

何だ? 公園か旅行客のための休憩場所かな?
と思いつつ中をぐるっと見回してみると解説板があった。

この写真では流石に字が小さ過ぎて見えないが、要約すると以下のようなことらしい。
・佐久間家は郡方勘定奉行を歴任した。
・二代藩主 松平忠雄公の時代に佐久間太郎左衛門が島原藩家臣に召し抱えられ、知行百石と屋敷を下賜された(その屋敷跡地がここ)。
・佐久間家は代々 太郎左衛門の名前を世襲した。
今では公園ほどの広さの跡地が残っているだけですが、往時は約300坪あり、写真に写っている絵のような屋敷門を持つ見事な武家屋敷だったそうです。
水路のある武家屋敷の方は観光的にもかなり有名ですが、こちらの武家屋敷跡地は全然知りませんでした。
しかも案内板を読む限り、結構しっかりした案内ができそうな場所です。
島原城からも近く、歴史的な価値もありそうなのですが、ちょっと見公園的なのはもったいない気がしました。
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