島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

年末の雲仙

2015-12-31 12:35:19 | Weblog
年末の雲仙は朝から雪まじりの雨・霙(みぞれ)でした。
気温は1.5℃、さすがに寒く感じます。
仁田峠循環道路は積雪のため、朝から通行止めになっています。
年末年始に雲仙にいるのは久しぶりです。
4月から雲仙勤務に変わったからですね~。
あっという間の8ヶ月でした。
この調子だと来年もあっという間に年末だな。w
明日は駐車場勤務で更新出来ませんが、明後日(1/2)は更新できそうです。
1年間拙いブログにお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
また来年も宜しくお願いします。
それでは皆さん、良いお年を~ ノシ
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眉山登山

2015-12-29 14:31:28 | 眉山
「あれ?」と思った方もいらっしゃると思いますが、イベントや観察会ではありません。
昨日の休みを利用して、個人的に登ってきました。w
先日、普賢岳に登ってからというもの山登り魂に火がついたらしく、じっとしてられませんでした。
本当はアオキの実を撮影しに登るつもりでしたが、私が住んでいる建物の裏山で、ものの数分で撮影し終わりました。
そのまま家に帰っても良かったのですが、山登り魂に突き動かされました。
今年の4月に最後の登山会を行って、約8ヶ月ぶりの眉山です。
道や自然に急激な変化はなかったものの、久しぶりの坂道が急になっているように感じました。
2015年の登り納めが眉山になるとは、なんだか感慨深いです。
次に登るのは何ヶ月、いや何年ぶりになるのかな。


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普賢岳新登山道安全確認(後編)

2015-12-27 14:24:17 | 雲仙
画像枚数が多いので、前後編に分けています。
鳩穴分かれから急坂を登って立岩の峰に出ました。(表紙写真)
途中、地面から湯気が上っている場所もあり、平成新山の地熱を感じることが出来ます。
立岩の峰は平成新山に最も近づける場所です。
間近に平成新山を見ながら、昼食休憩を摂りました。
出発からここまでの間、人の痕跡はいくつかありましたが人に会っていません。
誰にも追いつきませんし、誰も追いついてきません。w
腹ごしらえも済んだので、普賢岳山頂へ向けて出発します。

ちょっと奇妙に感じるものを見つけました。
何故かこの岩に生えている植物だけ葉っぱが落ちずに残っています。
常緑植物なのか?・・・いや一部の葉っぱは変色している。色が変わるのは落葉樹の筈だ。
ここだけ樹種が違うってのも変だし。
納得のできる答えを見つけられませんでしたが、記録しておけば何かの拍子に謎が解けることもある筈。
先に進みましょう。

霧氷沢に着きました。
ヒカゲツツジが来年の開花にむけて準備しています。

ようやく普賢岳山頂に着きました。
私が山頂に着くのと同時に山頂から人が下りてきました。
この日初めて人と会いました。w

山頂に着いたご褒美に霧氷が少しだけついているのを見られました。
妙見岳にもついてなかったので、山頂まで登った人しか見られない貴重なものでした。

普賢岳山頂からの景色です。
冷気のせいか、遠方まで見通せません。
せいぜい島原半島が限界です。
風が強く吹いて体が冷えてきました。
下山しましょう。
普賢岳から紅葉茶屋へ下り、紅葉茶屋からあざみ谷へ下って行きます。

あ、猫だ。
妙見岳登っている時に遭遇したあの猫じゃないか?
登山道を外れて、ここまで移動してきたのかな?
暫く私の前をハンミョウよろしく道案内のように逃げていましたが、途中で林の中に隠れてしまいました。
標高の高い山の中で冬を越せるのか心配ではありましたが、野生のものに人間が下手に保護すべきではないと判断しました。(餌が無くなれば下山するでしょ)

そんなこんなで仁田峠まで帰ってきました。
出発した朝のどんよりした天気が嘘のように晴れました。
朝よりは観光のお客さんの姿も見えますが、紅葉シーズンに比べれば全然お客さんの数も減ってしまっています。
ここからさらに池の原まで下ります。

車を置いた駐車場まで着きました。
案の定、私以外の車はありません。
仁田峠の観光客以外で出会えたのは山頂でお一人だけでした。
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普賢岳新登山道安全確認(前編)

2015-12-26 13:22:06 | 雲仙
表紙の写真を見て、おわかりの方もいらっしゃると思います。
はい、普賢岳に登ってきました。
この時期に登っても植物などの自然情報は一切ないのは分かっていましたが、鬼人谷から立岩の峰を通って普賢岳の山頂に行く、新登山道の安全確認にどうしても行きたかったのです。
写真枚数が多いので、報告は前後編の2部構成にします。
平成26年10月の集中豪雨によって新登山道の途中で崖崩れが発生し、1年間通行止めになっていました。
先月(11月1日)、一定程度の安全が確認された為、供用再開となりました。
その後「安全確認に行かなきゃな」と思っていましたが、なかなか機会が合わず昨日になってしまいました。
さて、池の原の駐車場からお山を見上げてみると雲の中に隠れてしまっています。
「大丈夫かな」と少し不安になりますが、天気予報では『晴れ』だったので、登っているうちに回復するだろうと腹を決めました。
池の原から仁田峠まで登りますが、道中紹介できるものは何もありません。

仁田峠に着きました。
妙見岳の雲は取れましたが、普賢岳や平成新山の山頂はまだ雲に隠れています。
紅葉シーズンの時がウソみたいに仁田峠は閑散としていました。
ロープウェイを使わずに仁田峠から自然歩道を登って妙見岳に向います。

ロープウェイの絵になる1枚が撮影できました。w
仁田峠で登山の準備をしていた数人のグループが登って行きました。
登山道を登っていると道の先を何かの動物が逃げて行きました。
大きさから子犬?とはじめは思っていましたが、追いついてみると猫でした。
「こんな山の中で猫?野良猫?」
雲仙岳山中で野良猫を見たのは初めてです。
すぐに猫は登山道を外れたらしく、どこかに姿をくらましてしまいました。

妙見岳から普賢岳方向を眺める。
普賢岳山頂まで雲は取れましたが、平成新山は雲の中です。
妙見岳をカルデラに沿って歩いていると、普賢岳の山頂に人影が見えました。

泥濘んだ土に靴跡が残っています。
いくつかは今朝ついた新しい物です。
ロープウェイで先に登ったグループのものかも知れません。
国見分かれから鬼人谷を下ります。

紅葉情報の時によくこのアングルを撮影していました。
その時よりは遅い時間なのですが、太陽が南に傾いているために斜面にまで日が当たりません。

鬼人谷口から新登山道へ入って行きます。
西の風穴から先が通行止めになっていて、Uターンしなければなりませんでしたが、今は通れます。

崩壊現場に到着しました。
大きな岩が下まで転げ落ち、周囲の樹木をなぎ倒しています。
ここを通られた方から「この程度で何故1年間も通行止めにしたのか」とよく言われます。
現場だけを見れば確かにその通りかも知れません。
しかしそれは目に見えるものだけで判断した、『浅慮』と言わざるを得ません。
崖崩れの発生源はここではなく、もっと上の、現場からでは見えない高所にあるのです。
その場所には大きな岩が不安定に乗っかっており、万一落ちてきたとしたら巻き添いは必至です。
そこで1年を通して様子を見て、台風や集中豪雨でも崩壊しなかったことから再開に踏み切ったのです。

そんな場所でもある為、ここでは立ち止まらずに速やかに通過しましょう。
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後日談

2015-12-23 13:31:00 | 雑談・その他
表紙写真のアングルを覚えていますか?
今年の正月明け間もなくに投稿した「落書き」と同じ構図で撮影しました。
昨年の年末から今年の正月にかけて、雲仙地内で落書きが発生していました。
ちょっとした事件として取り上げましたが、今年の6月に犯人が捕まっており、報告するのを忘れていました。
年末が近づいて「そう言えば去年・・・」と思い出しました。w
犯人は長崎市在住の22歳の男性(会社員)でした。
雲仙に仕事で来ることがあり、長崎市に帰る道すがら犯行に及んでいたとのこと。
長崎市内でも同様の犯行を行っており、警察が全力をあげて検挙したそうです。
犯人が捕まったことは良き事ですが、問題はその後です。
ある日、塗装業者さんが来訪されて、落書きされた場所の確認をしていました。
お話を伺うとご両親からの依頼で落書きを消して回っているとのこと。
しかし、落書きの箇所が多すぎて(市内まで入れて数百カ所)、本人(犯人)も覚えていないのだとか。
まったく、どれだけ周りに迷惑をかければ気のすむ犯人なんだか。
被害者は勿論のこと、捜査にあたった警察官、多額の修繕費を支払わなければならないご両親、ひとつひとつ探して消さなければならない業者さん(夏だったので大変そうでした)。
特にご両親の心境を思うといたたまれません。
こんなことをさせる為に22年間もあなたを大事に育ててきたわけじゃないでしょうに。
『いい歳をした社会人が良からぬ事をするとろくでもない事になる』典型みたいな話です。
今後彼は「前科一犯」という重たい十字架を背負って一生生きて行かなければならないのです。
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冬鳥観察会~おしどりの池・諏訪の池~

2015-12-21 13:07:42 | イベント
昨日「冬鳥観察会~おしどりの池・諏訪の池~」を開催しました。
参加者は5名です。
当館で事前学習を行った後におしどりの池で午前中の観察を行いました。
前日の下見ではいなかった“オシドリ”を観察することが出来ました。
他にキンクロハジロやホシハジロなどのカモ類、カワウやアオサギがいました。
休暇村のマイクロバスで諏訪の池まで移動し、休暇村雲仙さんで昼食を頂きました。
午後は諏訪の池周辺を歩いて回り、池に来ているカモ類や林で見られる野鳥を観察しました。
諏訪の池ではオオバンやカワウが増えているとおっしゃっていました。
一瞬、カワセミの姿も見られたのですが、すぐに逃げられてしまいました。

昼休み中、休暇村雲仙さんの階段踊り場にいたシロハラ

観察会中に見つけたメジロ
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休養明け

2015-12-19 12:41:03 | Weblog
三日休んで、四日ぶりです。
前二日は連休で、時津に帰っていました。
年内最後の帰省です。
昨日は駐車場勤務で外に出ていました。
実家に帰っている間に再び寒波が襲ってきました。
木曜日には雲仙は雪だったようです。
表紙の写真は今朝、住宅前で撮影したものですが、一日陽の当たらない場所にはまだ雪が残っています。
昨日の朝がマイナス三度で、今朝が一度でした。
一旦寒さは緩むものの、来週末には初雪を降らせた寒気が一周して来そうです。
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ちょっと森山町を歩いてきました。その7

2015-12-15 13:02:06 | 雑談・その他
その4」でも書きましたが、来た道をそのまんま戻っては面白くありません。
何か道はないかと探していると、多分地元人しか使わないであろう狭い階段を見つけました。
「この階段を登れば、山の中のひとつ上の道に出られそうだ。」
予想はズバリ的中していました。
山の中をつっきる一本道に出ました。
するとすぐに公民館らしき建物に出会いました。(表紙写真)
ややっ!公民館の敷地内に石製の板碑があるではありませんか!
あれが探していた堅心道固禅定門板碑か!?

文字がはっきりしませんが、「公民館~記念碑?」
公民館の建立記念碑だったようです。
さらに歩いて行くと、

下の道を歩いている時に見つけた赤いやつだ!
これだったのか。
板碑もあるが、「◯念行司木村伊◯碑?」
探している板碑じゃないな。
頭文字は“怨”じゃないだろうな・・・。^^;
また調べものが増えた。
高台を歩いているので眺めは良い。

森山町の中心地。
図書館や体育館、森山中学校・森山西小学校などが集まっています。

歩いてきた道と多良岳方面。

諌早湾干拓方面。
森山町、良い所だな~。
っと学校が終わる時間だな。
こんなおじさんがウロウロ歩き回っていたら子供達にいらぬ恐怖を与えてしまう。
買い物をしてお山(雲仙)に帰るか。
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小野の六地蔵石幢群六基(のうちの一基)

2015-12-13 13:31:37 | 歴史・史跡
鳥島神社と堅心道固禅定門板碑を探して歩き回っています。
ぐるりと山を迂回した時点で、「こっちには無いかな~」と薄々は感じていましたが、無いという保証もないので探索を続けていました。
急な坂を登り、曲がり角を曲がった所でふいに出会いました。
「小野の六地蔵石幢群六基(のうちの一基)」です。(表紙写真)
なんと、長崎県が指定する有形民俗文化財です。
解説板には括弧書きで(赤碕町)と書いてあります。
いつの間にか森山町を出て、お隣の諫早市赤崎町に入っていたようです。
「天文年間(1532~54年)に逆修(ぎゃくしゅう;生前に自らの極楽往生を願うこと)を目的に建立されました。
建立者は西郷氏一門と思われます。(諫早市を治めていた一族)
竿石(さおいし)や龕(がん;お地蔵さんの部分)が特徴的な形で佐賀型と呼ばれ、この赤崎の一基の他、小野天満宮内に四基、小野町性空寺谷に一基があります。」昭和56年3月27日指定
こういう予定していない出会いが時々起こるので、町歩きは楽しいです。
地図を見ながら目的の物を探すのも、トレジャーハンター(宝探し)みたいで楽しいですよね。
さて、違った町内を探したところで目的の物は見つからないので、戻りますか。w
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ちょっと森山町を歩いてきました。その6

2015-12-12 11:30:24 | 雑談・その他
ファストフードで昼食を摂り、森山図書館で調べ物をした。
午後からもちょっと歩いてみようと、図書館に車を停めさせてもらって出てきた。
図書館で調べ物をしている時に見つけた、「鳥島神社」と「堅心道固禅定門板碑」を探しに出たのだが、結論から言うと見つかりませんでした。

古い町並みが良い情緒を醸し出しています。
まっすぐで平坦な道と並行して山の中にも1本道があるようなのですが、どうやったら登れるのか分かりません。

その山の中の道になにかしら赤い物が。
確かめに行きたいが道が分からない。
道をまっすぐ進んで山の先端部に出てきた。
先端部には「桃源寺」というお寺があった。
もしかしたらこの裏に登る道があるのかと、ぐるりと裏に回り込んでみる事にした。
すぐに高台に登る道を見つけたので、登ってみると、

お寺の跡地みたいだ。

鐘つき堂まである。
はは~ん、さっきの桃源寺は元々この高台にあったんだな。
引っ越してここは空き地になったんだ。

遊具があるので、一時は公園化したんだろうけど遊ぶ子供がいなくなったのかな、手入れされている様子がありません。
折角鐘つき堂が残っているので、鐘つき堂からの眺めを撮影します。

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