島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

飯盛散策-向島のノアサガオ群生地

2015-10-31 14:44:47 | 植物
写真向って左の向島には、諫早市指定の天然記念物「向島のノアサガオ群生地」があります。
以前の飯盛散策の記事でアサガオの仲間の写真を撮っていたのはここで紹介するためでした。
ちなみに右は前ノ島、堤防の突端まで歩いて見えていた島です。
「向島の東側の竜神様付近に群落をなしています。
ノアサガオは海岸の草地や崖に生える、つる性の多年草です(ヒルガオ科)。
花期は5~10月で、アサガオに似た紅紫色の美しい花を咲かせます。
茎は長く伸び、根元は木のように堅くなります。
葉は心形で、長さ5~10cm、先は急に尖り、両面に毛があり、花は柄の先端に1~3個つきます。
花柄の途中に対生する細長い苞があり、つたは細く、先は尖りますがアサガオのように反り返りません。
冬は浜辺に低く這い、1年中枯れることがありません。
長崎県ではわずか数カ所でしか見られない、大変珍しいものです。(諫早市の文化財)」
さて、ここらで散策は終了して半島へ帰ります。
その前に、

散策していた格好です。
金毘羅神社から下ってきた時に撮影しました。
この日はほぼ全身黒尽くめの格好で、キャップも灰色の暗い色のものを被っていました。
傍目には不審者にしか見えません。
そりゃー下釜神社で掃除していた方もそそくさと下りていっちゃいますよ。w
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯盛散策-金毘羅神社

2015-10-30 08:28:11 | 雑談・その他
ぐるりと迂回し、どうやら鳥居の入口と思われる場所に着いた。(表紙写真)
最近人が入った形跡があり、草刈りは行われているが、「これを登るのか・・・。」
元は畑のあぜ道だったようだが、両側の畑は耕作放棄されて荒れ放題だ。

対岸から見えていた鳥居に着いた。
神額に「金毘羅神社」と書かれている。
後ろを振り返ってみる。

山の中腹にあり、見晴らしが良い。
漁港を一望のもと見下ろせる。
さすが航海の安全を守る神様だ。

第一の鳥居だったのか、奥にはまだ続く道がある。
草刈りが行われて時間が経っているらしく、蜘蛛の巣が凄いことになっている。
その辺の枝を持って、蜘蛛の巣と格闘しながら登って行く。

転石が多い道に変わってきた。
両側の林も明らかに年数を重ねたものだ。
これはもう完全に登山だ。
かなり登った所で曲がり角があり、ふいに注連縄が現れた。

その気はなかったが、山頂まで上り詰めたらしい。

お社は無かったが、石灯籠と石の祠が数個あった。
左には石柱が建っているが、文字は読めない。
右には煮炊きが出来そうな釜が作られている。
道が整備されているので、守っている人は未だにいるのだろうが、地元の人でもここまで登ってくるのは少ないのではないだろうか。
そのうち人の記憶から忘れられていくんだろうな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国見岳下見と裏・紅葉情報

2015-10-29 14:18:43 | 雲仙
今日は仕事はお休みですが、今度の日曜日(11/1)に「国見岳登山会」があるので、その下見に登って来ました。
二度と登りたくないと思っていた国見岳に再び登ることになろうとは・・・。
しかも観察会のために、もう一回登らないといけないとは・・・。
三岳五峰の雲仙岳の中で、私が一番苦手とする山です。
むき出しの岩の上り下りがもう怖い、怖い。
正直命がけの登山なので、途中の映像はありません。
さて、雲仙の裏・紅葉情報です。
表でないのは、私の個人的な情報だからです(仕事として公表しません)。

火曜日に大雨と強風で荒れた天気になったのですが、それ以後お客様から紅葉のあまり良いお話を聞きません。
人によって善し悪しは様々なので、この目で確かめに行きました。
上は仁田峠・妙見岳の状況です。
朝早かったのですが、確かに先週の火曜日に見に行った時よりは色あせが始まっているように思えます。

国見岳の斜面はまだまだ紅葉しています。
先週の火曜日とは時間帯が違うので、単純な比較が出来ません。

普賢岳の斜面に光が当たり始めるまで、20分ほど待機して撮影しました。
午前中の光が強くて、やはり色飛びしてしまいます。

鬼人谷口からの撮影です。
やはり鮮やかさが失われているようです。
よく見比べると、手前の樹木の葉っぱが落ちているのが分かります。

紅葉茶屋から妙見岳方向もしかりです。
色味がかっていた葉っぱがほとんど無くなってしまっています。

帰り着いた仁田峠は、平日だというのに車でいっぱいでした。
朝からは登山客の姿も少なかったのですが、時間が経過するにつれ増えてきました。
(仕事として公表しない)私見ですが、紅葉のピークは今週の月曜だったように思われます。
火曜日の雨風で葉っぱが散ってしまいました。
かと言って、紅葉が終わったわけではありません。
鬼人谷・仁田峠でまだ紅葉は見れますし、雲仙の温泉街はこれから色づいてくると思われます。
「終わり」ではなく「終わりそうなので早めにご来仙ください。」が情報として伝わってくれると良いのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯盛散策-下釜神社

2015-10-27 13:19:37 | 雑談・その他
飯盛町で散策を行っていた場所は「下釜地区」と言うらしい。
表紙の写真は、その「下釜地区」から撮影しました。
さて、対岸の船津地区から撮影した写真に先日赤丸で気になる鳥居を示しましたが、もう一つ気になる建物がありました。

青矢印の下、長い階段の上に建物が建っています。
出来ればそこにも寄ってみようと路地に入りました。

狭くてなんだか雰囲気のある良い路地です。
方向感覚には自信がある方なので、目測で進みます。

ほら、見えた。w
神額に「下釜神社」と書かれています。
階段の真下に着きましたが、

思わず見上げる程の急な階段です。
上の方から掃き掃除の音が聞こえてきます。
誰かいるようです。
ここまで来たのだから、臆せず登ります。

神社の前から振り返っての撮影です。
漁港がよく見えます。
掃除をされていた方に挨拶をし、お話でも伺おうかと思ったのですが、そそくさと下りていっちゃいました。
ここは、諌江八十八カ所の第五十八番札所になっていました。

正面から撮影出来なかったので横から。w
奥に見える山の中腹に謎の鳥居が見えているのですが、どうやらここから直接は行けないらしい。
一旦上った階段を下りて遠回りに向います。

階段下の鳥居の上には大きな石が。
「鳥居の上に石を投げて、乗っかれば縁起が良い」なんて聞きますが、どうやってこんな大きな石を乗っけたんだろう?
よほどデカい願いでもあったのだろうか。w
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯盛散策-横津の石槨

2015-10-26 17:26:10 | 歴史・史跡
諫早市指定史跡「横津の石槨」です。
「よこづのせっかく」と読みます。
え?どれが?

どうやら、コレのようです。
「昭和2年(1927年)、びわ島の海水浴場工事の際に、今からおよそ3000年前の石室墓が発見されました。
 石室には親子と思われる人骨三体があり、一体には石の枕がしてあり、一体には腕に貝輪が装着してあったといわれ、付近からは石斧、石包丁、縄文土器が出土しました。
 遺物などは長崎大学に保管されていましたが、原爆の被害により焼失しました。
 石室の内法は、長さ173cm、最大幅55cm、最小幅32cmで、残存している北側蓋石の下面から床面までの深さは66cmです。
 元々は封土があったものと思われますが、今は石室が露出しています。 諫早市教育委員会」
後ろにもう一枚解説板がありました。

防風林の中に、所謂「下釜石棺群」と呼ばれる史跡があるみたいです。
飯盛町時代には指定史跡になっていたようですが、残念ながら市町村合併の際に市の指定から外されたようです。
飯盛支所で頂いたマップには他にも“上原遺跡”や“下屯山遺跡”、“お茶屋敷の井戸”など、気になるワードが並んでいます。
もう少し町史などを調べた上で改めて訪問しなければならない場所です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯盛散策-前ノ島

2015-10-26 13:44:36 | 雑談・その他
飯盛散策を続けます。
目指しているものは諫早市指定の史跡「横津(よこづ)の石槨(せっかく)」です。
とりあえず対岸にある事に気付いたので、車を取りに一旦来た道を帰ります。
どうやら岬の先端に公園があって車が停められそうです。
・・・雨が降り始めました。
天気予報では「降る」と一言も言ってなかったのに。

コスモスが咲いている田園風景に行き当たりました。
奥にある黄金の稲穂と対比して撮影したかったのですが、上手くいきませんでした。

一部では刈り取り作業も行われていました。
「The 日本」な風景です。
まあ、簡単に文章で書いていますが、結構な距離を歩いています。w
車に乗り込んで、対岸の岬の先端に移動します。

「白塚公園」と言うようです。
車を置かせて頂いて、前日に買っていたパンとおにぎりで昼食を摂り、車の中で仮眠しました(歩き疲れていたんだなあ~)。
どうやらこの岬はここで行き止まりらしく、何台も車が入って来てはUターンしていました。
さて、休憩も取れたことだし、午後の散策を始めましょう。

目の前の堤防に上がると「前ノ島」が見えました。
看板があったので、解説が書いてあるのかと読んでみると、
「キジ放鳥のおしらせ
 前方に見える向島・前島(通称びわ島)に平成26年8月吉日、キジのつがい20羽を放鳥いたしました。
 このキジの放鳥については、東京在住で諫早市飯盛町下釜出身の浦野勝美様が子供の頃、びわ島にいたキジを懐かしみ、市民の皆様の安らぎの一環として役に立てればとの思いで放鳥されたものです。 諌早市長」
前ノ島の解説ではなかった。
折角なので、放鳥したキジでも見えないかと堤防の突端まで行ってみました。

見えるわきゃないな。w
引き潮ですが、船が通れるようにこちら側と島の間に水路が引かれてあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森林(もり)のつどい

2015-10-24 14:14:27 | イベント
今日は1日屋外の勤務だと思っていました。
お昼までのイベントで、午後から内勤とは思っていませんでした。
本日午前中に白雲の池で開催された「森林のつどい(主催;島原半島森林(もり)のつどい実行委員会)」に行ってきました。


木工で本棚やイスを作ったり、クラフトでバッチを作ったり、丸太早切り大会などが行われました。

休憩時間にきのこのスープも振る舞われました。

チェーンソーカービングは、イベントの時間内で1体の作品が完成していました。

ちなみに白雲の池の紅葉は、まだちょっと早いですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯盛散策-船津地区

2015-10-23 14:17:14 | 雑談・その他
明日、明後日、パソコンを扱えそうにないので、今日のうちに出来るだけアップしておきます。
スルメみたいにちょっとづつ味わって下さい。w
城跡が見つからなかったので、支所まで戻りました。
支所の通りを国道を横切って、今度は海の方へ向いたいと思います。(表紙写真)

歩いていると、いつの間にかヘルシーウォーキングコースを歩いていたらしい。w
江ノ浦川の下流、江ノ浦漁港があります。

漁港らしい狭い道の商店街です。
なんだか懐かしい雰囲気です。

商店街を抜けると川沿いの道に出ました。
橋の架け替えのため、仮の橋を架ける工事が行われていました。
今問題になっているので、くい打ちはしっかり行われているようでした。w

江ノ浦漁港、東岸の船津地区に着きました。
ミサゴが飛び込んで魚を捕らえたのですが、撮影する余裕がありませんでした。
川の対岸を見ると、

山の中腹、赤丸の中に何やら鳥居が見えます。
これは後程行ってみなくてはなりません。

漁港の先端に恵比寿様が祀ってありました。
この時「はっ!」と気付きました。
私が目指していたものは対岸にあると・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯盛散策-江浦神社と西法寺

2015-10-23 11:45:49 | 雑談・その他
地図を頼りに歩き始めました。
すぐに江ノ浦神社に行き当たりました。(表紙写真)

本殿です。
今日の散策の無事を祈ります。

本殿の脇には土俵がありました。
だいぶ痛んではいますが、多分神様に相撲なんかを捧げたりするんだろうなあ~。

神社のすぐ隣にはお寺さんがありました。
「安養山 西法寺」と書いてあります。
神社とお寺が隣り合っているのは、神仏分離の名残でしょうね。
地図ではこの近くに「囲城跡」という城跡があるようなのですが・・・。

見つかりません。
まあ、こんなに見晴らしの良い場所なので戦略的に重要な場所だったことは分かります。
稲穂も実り始めの時期でした。
う~ん、地図だけじゃ分からない部分は改めて調べ直して訪問しなければなりませんね。


ヒルガオだかマメアサガオだかよく分からない植物が開花していました。
ここでアサガオを撮影したのには意味があるのですが、それは後日。(続く)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

諫早市飯盛町

2015-10-23 08:39:18 | 雑談・その他
「飯盛鬼塚古墳」は、国道沿いにも看板が出ているので探しに行けましたが、より詳しい情報を得るにはこの場所が最適です。
諫早市飯盛支所(表紙写真)です。
2005年(平成17年)の合併で、諫早市の支所になっていますが、飯盛町時代の庁舎です。
ここで諫早市飯盛地域に関する情報を掲載します。
「飯盛地域は、南に広がる『橘湾』、シンボルである『飯盛山』、そして320haにおよぶ広大な畑作地帯では近代的な圃場整備による農業経営が展開されており、じゃがいも、人参などは長崎県内でも有数の生産量を誇っています。橘湾沿いに走る国道251号線で長崎市に隣接するなど、良い立地条件を有しています。
 基幹産業には、基盤整備が進む畑作を中心とした農業と橘湾沿岸の漁業で、長崎県内屈指の人工海水浴場である『結の浜マリンパーク(今回の散策では訪れず)』には夏場を中心に賑わいます。(諫早市の文化財より)」

私の町散策の基本ですが、まず合併前の庁舎を訪問して、合併前に作った観光マップか歴史散策マップがないか尋ねます。
あまり数は残っていませんが、合併してもう使えなくなった観光マップ、もしくは教育に力を入れていた町なら歴史散策マップが手に入ります。
それを元に町散策を始めます。
合併して落とされてしまった史跡など、レアな情報が載っています。
飯盛支所でも、データとして残っていたマップをプリントアウトして下さいました。

一部を拡大して掲載しています。
知らなかった細かな情報が載っていますが、惜しむらくはそこへ至る小さな道が描かれていない事。
これは実際に歩いてみて探すしかありません。
まずは支所の近くから行ってみましょう。(つづく)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする