島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

役小角の石像

2011-10-31 13:28:57 | 歴史・史跡
下見の時にはすっかり見落としていました。
観察会実施中に岩戸神社の近くでこのような史跡を見つけました。
「役小角(えんのおづぬ)の石像」です。
日本の修験道の創始者が役小角と言われています。
江戸時代には日照りが続くと、島原藩主松平氏は修験道を修業した西郷八幡神社の進藤新(しんどう あらた)祠官(しかん)に要請し、北目一円の宮司を集めて降雨祈祷を行ったとされます。
そのため年々の豊作を願って、この石像を祀ったと思われます。
島原半島には他に見られない石像だそうです。
そう言えば、温泉山満明寺の開山は行基だったよな。
役小角と行基の関係って・・・。
うわっ、この辺の歴史と信仰の話って根が深いので止めましょう。
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瑞穂町岩戸神社のサワラ

2011-10-30 13:12:22 | 植物



10月15日に実施した「巨樹・巨木観察会」で観察した『瑞穂町岩戸神社のサワラ』です。
観察会当日はあいにくの天気で、良い写真が撮れなかったので、改めて撮影してきました。
岩戸神社は西郷地区の人たちの氏神様となっていて、参道には樹齢百年から三百年のスギの巨樹・巨木が立ち並んでいます。
そのスギ林に混じって1本のサワラが、参道の脇に植えられています。
「サワラ」は、特に関東地方の北部から中部地方の山地に多いヒノキ科の常緑高木です。
日本特産で、材質はヒノキに劣りますが、耐水性が強いので、風呂桶などによく利用されてきました。
山地では湿気の多い所を好み、渓流沿いなどによく見られます。
長崎県ではあまり植林されることのない樹種がなぜあるのか、珍しいうえに県下では最大を誇る貴重な巨樹です。
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ムラサキシキブ

2011-10-29 13:13:59 | 植物
本日予定していた「眉山登山会」は、雨天中止としました。
朝から少し晴れ間も見えていたのですが、開始時間には雨が降り始め、今もまだ降っています。
楽しみにされていた参加者の皆様、5月に続いてまた延期になってしまい、申し訳ございません。
来月をお待ち下さい。(来月も降ったりして・・・縁起でもねぇ~)

さて、先日眉山の紅葉状況を確認しに行った時に見つけてきた植物です。
丘陵や低い山に普通に見られるクマツヅラ科の落葉低木「ムラサキシキブ」です。
ええ、『源氏物語』を書いた平安時代の女性作家「紫式部」と同じ名前です。
写真に写っている紫色の実の美しさをたとえて、この名前がつきました。
雲仙で見たことはあったのですが、まさか眉山にもあったとは。
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眉山の紅葉情報

2011-10-27 13:33:27 | 眉山
今日の写真です。
眉山は色づき始めといったところでしょうか。
あまり多くはない紅葉する植物が少し色づいています。
今日も良い天気で、行楽日和ですね。
昨日ほど風も強くないので、過ごしやすい午後の垂木台地です。
週間天気予報で、土曜日が「曇り一時雨;降水確率50%」になっていました。
大丈夫か?眉山登山会実施できるか?
また雨天中止か!?
年度ではまだ1回も実施していないんだぞ!?
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本日の平成新山

2011-10-26 13:17:31 | 平成新山
本日の平成新山です。
雲1つない青空の下にお山がそびえ立っている姿が映えます。
今朝の垂木台地の気温は12度。
だいぶ冷えてきましたね。
今日は風も強く、上着がないと寒くて外を歩けません。
昨日、眉山の下見に登ってきたのですが、肝心のカメラを忘れてしまいました。
ツリバナがあったのですが・・・、土曜日の登山会の時に撮影して来れるかな。
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シロダモ(花)

2011-10-24 13:14:16 | 植物
だいぶ昔に紹介済みですが、覚えている人の方が少ないだろうな。
その時は実の写真をアップしましたが、今回は花です。
園内に咲いていました。
2007年だから4年前の繰り返しになりますが、基本情報をアップしておきます。
シロダモは、クスノキ科の山野に生える常緑高木です。
花期は10月から11月に、枝先の葉のつけ根に黄色の小さな花が群がって咲きます。
また、果実は翌年の10月から11月に赤く熟すので、花と実を同時に見ることが出来ます。
雌雄異株の植物で、園内で見つけたシロダモは実がなるので雌の株になります。
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オオオナモミ

2011-10-23 13:26:13 | 植物
秋らしい植物ということで、「オオオナモミ」をご紹介します。
ところが、このオナモミの仲間、非常に見分けが難しいらしい。
写真を手がかりに色々と調べてみたが、決め手がなかった。
そこで今回は、写真の植物を「オオオナモミ」として解説します。
「オオオナモミ」は、北アメリカ原産のキク科の1年草です。
昭和の初めに日本に入り、今では全国に広がっています。
特徴は実を包んだイガ(果苞)。
子供の頃に草原や薮を駆け抜けると、よく服やズボンにくっついていた思い出があると思います。
同じようにセンダングサの仲間も服にくっついていましたが、これらを総称して「バカ」と呼んでいましたね。
オオオナモミの場合は、丸っこくてボールみたいだったので、よく友達と投げ合って遊んでいました。
このひっつく原理が、マジックテープに応用されていることは有名な話です。
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どこか遠くへ・・・

2011-10-22 14:08:56 | Weblog
昨日、少しだけ遠出してきました。
と言っても1日だけの日帰りですし、写真見て分かるとおり口之津港発だし。
鬼池について天草に行ったのは自白しているようなものです。
さて、天草に着いてからどこまで行ったでしょう?
ヒント

天気が悪くて折角の眺望が見えなかったのは残念です。
正解は、来月発表します。w
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長栄寺のヒイラギ

2011-10-20 14:08:14 | 植物

ヒイラギは、山地に生えるモクセイ科の常緑高木です。
ヒイラギは本来大木になることは稀ですが、長栄寺のヒイラギは樹高が約13m、幹周りは3mを越えます。
長崎県下では最大の大きさを誇り、全国でも2位にランクされています。
昭和24年5月に県の天然記念物に指定されました。
ヒイラギの葉は普通ふちに刺状の鋭い鋸歯(きょし)がありますが、このヒイラギの葉には刺がなく、全縁になっています。
若いうちは鋭く刺々しい葉も、年をとると丸くなるのだそうです。
樹齢は約400年と推定されています。
10~11月に葉のつけ根に香りの良い白い花を束になって咲かせますが、時期が早くまだ2,3個しか咲いていませんでした。
見頃は11月上旬とのことですが、残念ながら雄株なので実はならないとのことでした。

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烏兎神社の大杉

2011-10-19 13:19:03 | 植物

国見町八斗木にある烏兎神社の境内には神樹大杉をはじめ古い樹木が繁茂しています。
スギは日本特産のスギ科の常緑高木です。
真っすぐ伸びることから「直木(すぐき)」と呼ばれていたのが名前の由来と言われています。
各地に自生していますが、材が真っすぐなため有用樹種として最も多く植林されています。
その結果、花粉症の代名詞として有名になったのは皮肉な話です。
日本では最も高くなる樹木の1種で、長寿の木と言われます。
樹齢3000年を越える、屋久島の縄文杉は有名ですね。
烏兎神社の大杉は、口伝えによると元和年間(1620年頃)神木を摩利支天本殿奥の院両側に各一本を植樹したと言われています。(樹齢400年くらい?)
現在残されている大杉は、大きいもので幹周り6.3m、樹高42~45m程あります。
写真ではその高さが分かり難いですが、見上げて撮影しています。
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