島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

紅葉

2009-11-30 13:09:43 | 雑談・その他
最近、眉山の紅葉が美しくなっています。
「え!?眉山の紅葉は終わったハズじゃあ?」
そうなんです。
眉山の七面山の紅葉は終わったのですが、最近天狗山が紅葉しています。
数年の観察から言って、垂木台地周辺では、
焼山~七面山上部・稲生山(ほぼ同じくらい)~天狗山~七面山下部(主にアオモジの黄葉)
といった順番に紅葉が楽しめるようです。
また、今まゆやまロード沿いはアカメガシワの鮮やかな黄色の葉っぱが目を引きます。
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島原半島ジオさらく

2009-11-29 13:31:02 | ジオパーク
昨日島原半島ジオパークが、世界ジオパークネットワークに加盟した記念のジオツアーにスタッフとして参加してきました。
写真が多いので、言葉少なめです。

朝から雲仙岳災害記念館に集合し、災害記念館の見学と30分ほどの事前学習を受けました。
その後、「平成噴火をたどるコース」「温泉・断層をめぐるコース」「島原半島のなりたちコース」の3つに分れて、移動しました。
私は「平成噴火をたどるコース」に随行しました。

まずは、土石流被災家屋保存公園です。
今回は特別な講師にお願いするのではなく、これまで養成講座を受けてこられたジオガイドの皆さんに案内していただきました。

大野木場の被災校舎と砂防みらい館です。
雲仙まで移動し、昼食を摂りました。
昼食は地元食材を地元婦人会の皆さんが調理したお弁当でした。

仁田峠の第二展望台です。
平成新山に幻想的な雲がかかっていました。

昼食後バスに揺られているといつの間にか千本木展望所へ着いていました。(すみません、途中寝てました。)
写真の左に見えるこんもりした丘みたいなのが、新焼溶岩流の先端部分(焼山)です。

平成新山ネイチャーセンターにも寄りました。
案内を依頼されましたが、ここは辞退しガイドさんに委任しました。
「何事も経験」という親心(?)です。

よほどのことがない限り、滅多に入れない定点も訪れました。

火砕流に焼かれた車です。
以前は草むらの中に埋もれていたのですが、現地審査に際して掘り返したそうです。
残念ながら通常は見れません。

最後に災害記念館へ再び集合し、終了式を行いました。
実際にさらくに参加されたのは100名ちょっとでしたが、お弁当を作って下さった婦人会や訪れた先のセンターの方など大変多くの方が、ジオに参加して下さいました。
本当にありがとうございました。
なお、今日は記念講演会が行われています。
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秋のある嵐の日の出来事

2009-11-27 14:45:59 | 雑談・その他
明日は、島原半島ジオパーク世界認定記念のジオツアーにスタッフ参加するのでお休みします。
ので、もう一つアップします。

それは~秋のある嵐の日の出来事じゃった~。
朝から出かけたワシは~、時間よりも早く着きそうじゃったので~、ひょうたん池に寄ることにした~。
池のまわりを散策しながら~、アヒルなぞ撮影しておった~。
そこへ~目にも鮮やかな~コバルトブルーの野鳥が横切った~。
「おお~!カワセミだーー!!」と、テンションが上がる一方~「よりにもよって、人生初のカワセミがひょうたん池~!?」と上がるに上がり切れないテンション~。
みょーに複雑な気分を味わったそうな~。
え!?どこにカワセミがいるかですって?
ほら、そこに写ってるでしょ、そこに。

ね。
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ジオパークコーナー

2009-11-27 14:28:51 | ジオパーク
うちじゃありません。
雲仙岳災害記念館の無料ゾーンに「ジオパークコーナー」が出来つつあります。
明日、明後日、世界認定記念事業があるため急遽新造したコーナーですが、来年度から予算をつけて順次改造していくようです。
今までに作成したパネルと島原半島ジオパークのパンフレットが設置してあります。
雲仙岳災害記念館へお越しの際は、是非無料ゾーンのジオパークコーナーまでご覧になって下さい。
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小浜 上の川湧水

2009-11-26 13:34:22 | 観光・施設
ん~エリア分けとか行った方がいいんだろうか?
これ以上カテゴリーを増やすのもなぁ~。
小浜町にある「上の川湧水」です。
先日のジオパークガイド養成講座で訪れ、あまり良い写真が撮れなかった場所です。
地元のみならず、町外からもたくさんの人が水汲みにくるスポットです。
今日も熱心な清掃美化活動が行われ、その清らかな流れは守られています。
看板には洗車しないようにと書かれており、大事にされている様子が分かります。
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カイツブリ

2009-11-25 13:16:40 | 野鳥
ほぼ全国で繁殖するカイツブリ科の留鳥「カイツブリ」です。
島原市内の某池にて見つけてきました。
日本のカイツブリ類では最小のものです。
海よりも淡水域で生活しますが、冬にはまれに沿岸にも現れます。
歩くのが苦手で繁殖期以外は、ほとんどこうして水上に浮いています。
30秒近くも潜水でき、魚類や水生昆虫などを捕食します。
名前の由来は諸説あります。
奈良時代の古名は「にお」「にほとり」で、漢字では「鳰」と書きます。
これは「水に没入する鳥」という意味があります。
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ジオパークガイド養成講座(後編)

2009-11-22 13:22:01 | ジオパーク
さて後編です。
山田城址を後にし、着いたのはおなじみ千々石展望所。
ここでは千々石断層の解説が行われます。
今回は養成講座に参加して1年を経過した中級の方達が、今年初めて参加する初級の方達を相手にガイドの演習を行いました。

流石に1年も経過すると皆さんのガイド姿も堂に入ったものです。
千々石展望所といえば、最近ニュースの特集で“じゃがちゃん”が取り上げられていましたが・・・。
閑話休題、どうも最近脱線しがちだな~。
お昼は橘神社へ移動して摂りました。
午後からは小浜の温泉街を中心に歩き回りました。
まずは上の川湧水と炭酸泉。
上の川湧水では、あまり良い写真が撮れませんでした。
島原ほど有名ではありませんが、小浜もたくさんの湧水が湧き出している所だそうです。
雲仙岳に降った雨が地面でろ過され、ミネラルなどを含んで湧き出してくるので、良い水が豊富な土地になるのですね。

「炭酸泉に群がる人々」なんつって。
炭酸泉から時々悪臭がするのですが、これは炭酸泉から炭酸ガスと硫化水素が出ているからです。
開けている場所なので問題はありませんが、炭酸ガスは毒なので気を付けなければいけません。
濃度が高かったり、盆地みたいな所でガスが溜まると死亡事故につながります。
ガイドをやるからには、こういった危険に関する知識も必要です。

小浜に寄ったからにはここは絶対に行かなければなりません。
小浜町歴史資料館内にある、小浜温泉の源泉です。
日本一源泉の温度が高い場所です。
帰りは雲仙温泉をスルーし、最後に深江断層と布津断層を見学し終わりました。
島原半島にはまだまだ未知の場所や行ってみたい場所がゴロゴロあります。
全部を淘汰するのはいつになるでしょう。
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ジオパークガイド養成講座(前編)

2009-11-22 10:41:01 | ジオパーク
14日に参加したジオパークガイド養成講座の画像を回収してきましたので、アップします。
長くなりそうなので前後編の2本立てということで。

まず最初は寺井先生による1時間ほどの事前学習です。
その日巡るポイントの予習を行いました。
そしてバスに乗って始めに訪れた観察ポイント(ジオサイト)は、「秩父が浦」です。

私はこの場所は初めてで、県立公園だとは知りませんでした。
先生の背後に見えている島が、1792年眉山崩壊の時にできた「流れ山」の1つです。
風や波によって削られたり、埋め立てもすすんで今では島のほとんどがなくなってしまいました。

ガイドの皆さんが見ている山が崩れて、その土砂が海に流れ込んで島になっているんですね。
眉山の背後にちょっとだけ平成新山が見えていました。
ちなみに日本全国を歩いて計測し地図を作った、伊能忠敬も訪れたそうです。
再びバスで移動し、吾妻町のとある山の中に着きました。

もちろん、単なる山や森を勉強するために訪れたわけではありません。
ここは「山田城址」。
南北朝時代に築城されたお城の跡です。
何故ここに来たかといいますと、「築城の際に地形が上手に利用されているから」です。
古期雲仙火山の時に作られた地形(長い峰状)の先にポツンと離れ小島の様になった山をお城の場所に活用しています。
周囲は見晴らしが良く、城を攻めるには急な坂を駆け登らなければならない、守るにはこれ以上ない立地条件です。

城址には展望台もあり、諌早湾の干拓堤防も見ることができました。
ジオと歴史が見事にリンクしたジオサイトです。
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眉山登山会32

2009-11-21 13:52:48 | イベント
本日、午前中に32回目の眉山登山会を実施しました。
事前予約は3名だったのですが、1名病気のためキャンセルになりました。
インフルエンザも流行っていますね。
島原市内の小学校でも学級閉鎖や学年閉鎖があっているようです。
手洗い、うがいを徹底しましょう。
と、話が脱線しました。
前回の眉山登山会に比べ、秋の実りも大分減っていました。
アカガシのドングリが山のように落ちていましたが、他は少なくなっていました。
寒くなったせいか、やたらとヒヨドリが騒がしくなっていました。
冬を前にイノシシが栄養を蓄えているのか、あちこち掘り返した跡がありました。
生き物の呼吸が聞こえてくるくらいの自然が、身近に感じられた登山会になりました。
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焼山湧水

2009-11-20 14:39:59 | 観光・施設
折角焼山園地を紹介したので、こちらも紹介しておきましょう。
「焼山湧水」です。
あ、写真は違いますよ(笑)。
場所を説明しておきたかったので、撮影してきた旧県道58号線(愛野島原線)です。
丁度、この「まゆやまロードには行けません。」の看板の右下にあります。

隠れた名水らしく、「知る人ぞ知る」的な湧水です。
汲みに来ている方は多いのですが、ごく限られた方々のようです。
かなり冷たいので、焼山登山などで汗をかいた後に顔を洗うと気持ちがいいです。
噴火災害前にはこちらに流しそうめんのお店がありました。
今でも夏になると探しに来られるお客様がいらっしゃいます。
冷たい湧水で流されてくるそうめんの美味しさが忘れられないのでしょうね。
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