島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

予備実験中

2015-05-31 15:20:17 | 雑談・その他
先日、夏休みにむけての企画会議が行われ、大体の方針が決まりました。
まあ、私の場合は出来るものが実験や工作なので、何をするのか考えればよいだけです。
工作は以前から頭の片隅にあったゴムを使ったものを作ろうと考えていました。
さて実験は?
折角雲仙に戻ってきたのだから、何か雲仙らしいものはできないかと考えています。
雲仙らしいと言えば、温泉?
温泉を使った実験?
地熱を利用した実験?
あとはあまり気付かれていませんが、雲仙は標高約700m付近に位置しています。
島原でしっかりと密封されたカップラーメンを買って帰ると、パンパンに膨らんでいます。
それだけ気圧が低いのです。
気圧が低いことを実感できる何か実験がないものだろうか?
表紙の写真は、とりあえず温泉を利用した実験の予備実験機材です。w
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ナツハゼ

2015-05-30 11:28:55 | 植物
昨日、お客様から旧八万地獄に咲いている花について情報を頂きました。
山地や丘陵の日当りの良いところに生えるツツジ科の落葉低木「ナツハゼ」です。
そうです、名前は「ハゼ」なのにツツジの仲間なのです。
5~6月に、枝先に長さ5ミリの鐘形の花が総状につきます。
下を向いて咲くあたりはツツジの仲間らしいですね。
名前の由来は、「夏にハゼのように紅葉するから」らしいです。(ハゼはまったく関係ないw)
実は夏から秋にかけて黒褐色に熟し、酸味があって食べられるそうなので、この夏挑戦してみます。
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ミヤマキリシマの開花情報

2015-05-29 15:29:59 | Weblog
本日、午前中に今期最後の情報を発信すべく、ミヤマキリシマの開花状況を確認に行きました。
前回確認に行った時には雲仙地獄、宝原、池の原は花期終了でしたので省略して仁田峠から。
仁田峠もすでに花期終了です。(表紙写真)

ロープウェイを使って妙見岳まで登りました。
今日は霞んでおり、視界範囲は半島内でした。
半島南端の口之津は見えず、東の国崎半島がかろうじて見えるくらいでした。
妙見岳はまだ少し花が残っています。
ミヤマキリシマよりもシロドウダンが満開をむかえ、目立っていました。

国見岳はまだピンク色です。
来週中頃まで見ることが出来ると思います。
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ネジキ(花)

2015-05-26 13:48:44 | 植物
普段はその特徴的な幹が取り上げられる事が多い植物です。
山地の林のふちや岩場など、日当りの良いところに生えるツツジ科の落葉低木「ネジキ」です。
幹が捩じれているので、この名前がつきました。
花期は5~6月、白い壷形の花が多数下向きに咲きます。
雲仙地獄では、酸性土壌・地熱・硫化水素を含んだガスなどで通常の植物が生育するには厳しい環境になっています。
しかし、ミヤマキリシマやシロドウダン、このネジキなどのツツジの仲間はその厳しい環境にも耐えることが出来ます。
また、雲仙地獄では花が順番に咲いていくので、飽きる事なく次のシャシャンボまで楽しめます。
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原生沼のカキツバタ

2015-05-25 14:40:50 | 植物
仕事先引っ越しの際に、データを破棄しちゃったものだから過去にアップしたのかどうか分かりません。
調べる方法はあるのですが、面倒なので省略です。
原生沼にカキツバタが咲いています。
カキツバタは、山野の水辺に群生するアヤメ科の多年草です。
昔この花の汁を布にこすりつけて染めたことから書き付け花といい、それがなまってカキツバタになったと謂われます。
「書き付け」はこすりつけるという意味があります。
花期は5~6月、白花もあります。

昔は沼一面に咲き誇っていたそうですが、沼が陸地化しているために年々数が減っているそうです。
(先日海外の方が、空港で貰ったという観光案内を持って「primeval pond」の場所を聞かれました。
雲仙で「池;pond」と言えば「白雲の池」か「おしどりの池」ですが、そのどちらでもなさそう。
「primeval」って何だ?と英和辞典を引くと「原始時代の、太古の」・・・!原生沼か!!ということがありました。)
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ハルゼミ

2015-05-24 10:46:40 | 昆虫
「もう、蝉!?」とお思いかも知れませんが、春先に出現する「ハルゼミ」です。
雲仙では池の原から仁田峠にかけて鳴き声が聞こえます。
日差しの良い日に登山していると、夏が来たのかと勘違いしてしまいます。
天候に敏感で、今日のような曇り空や雨の日にはほとんど鳴きません。
松林が好きなので「マツゼミ」という別名があります。
松林の減少と薬剤の散布で数を減らしている蝉です。
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ミヤマキリシマの開花情報

2015-05-20 15:08:08 | Weblog
ミヤマキリシマの開花情報を発信するため、お昼間に各地域の状況を確認に行きました。
地獄地帯、宝原、池の原では花期終了です。
池の原ではミヤマキリシマに代わってヤマツツジが咲いています。
人気の観光スポット「仁田峠」は、満開過ぎです。(表紙写真)
先日の雨・風で、すでに花が散り始めています。

仁田峠よりロープウェイで上がった妙見岳では、満開です。
ミヤマキリシマのピンク色が山肌を染めています。
妙見岳登山道ではシロドウダンも咲き始めています。

妙見岳よりもさらに先へ進んだ国見岳でも満開です。
先週確認に行った時はほとんど見えなかったのですが、ピンク色に染まっているのが分かると思います。
帰りに妙見神社でお弁当を食べて戻ってきました。
すぐに情報発信です。w
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雲仙の動物

2015-05-20 09:55:26 | Weblog
ここ最近、雲仙で撮影できた生き物をご紹介します。
撮影は出来ませんでしたが、他にもハルゼミやカッコウが鳴いていたりします。
表紙の写真は、ミヤマキリシマトレッキングの最中に撮影できた「シオカラトンボ」です。
早くも飛んでいるのですね。

観察会終了後に情報館に現れた「アオダイショウ」です。
撮影していただけなのですが何か癇に触ったらしく、怒ってすぐにどこかへ行ってしまいました。
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キリシマテンナンショウ

2015-05-19 13:57:35 | 植物
九州西南部の深山帯林下の薄暗いような場所で、幾分湿り気のある地に自生します。
サトイモ科の多年草「キリシマテンナンショウ」です。
花期は4~5月。
葉っぱの下に濃赤紫色のものが見えますが、これが花(仏炎苞)です。
地表面近くから花柄が出て、葉より下で咲くのが特徴です。
葉は1個で、5、6枚の小葉からなります。
背丈が低く、小形なことから「ヒメテンナンショウ」の別名もあります。
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コケイラン

2015-05-17 14:05:04 | 植物
山地のやや湿った林内に生えるラン科の多年草です。
葉は普通2枚つき、そのわきから花茎を立てます。
花茎は約30cmで、先端に褐色を帯びた黄色の花を総状に多数咲かせます。
花は横向きに開きます。
ラン科の植物は人気が非常に高く、盗掘の標的にされます。
実際、雲仙には昔「エビネラン」が多数見られたそうですが、盗掘で今現在はその姿を見なくなりました。
雲仙は国立公園ということもありますが、動植物の採取は控えましょう。
人間の勝手によって希少な動植物が絶滅するのは間違っています。
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