goo blog サービス終了のお知らせ 

島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

シキミ(実)25

2025-08-21 13:22:26 | 植物
25.8.21(木) 天気;曇り 気温;24℃
 熱帯低気圧が台風12号になりました。 長崎県の一部が風速15m/s以上の強風域に入っています。
 朝から立て看板を表に出していましたが、吹き飛ばされそうになったので急いで引っ込めました。
 雨は降りそうで降りません。時折、雲の隙間から日も差します。

 先日、久しぶりに地獄の中を歩きました。すると、「シキミ」の実がなっているのに気付きました。そう言えば、シキミの実を紹介するのは初めてですね。
 花は何度か掲載していますが、実は秋に完熟? 茶色に変色するまで気付かないですから。 今の時期から緑色の実がなっているのですね。
 改めてですが、「シキミ」は山地に生える常緑小高木です。元はモクレン科、それから独立したシキミ科になり、今はマツブサ科になっています。
 毒があることから、『悪(あ)しき実』から「シキミ」になりました。 また、動物が寄って来ないことから寺院や墓地によく植えられています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナツツバキ25

2025-06-22 13:14:49 | 植物
25.6.22(日) 天気;雨後曇り 気温;22℃
 明け方ザーッと雨が降ったので、このまま雨天かなと思っていましたが、その後ほとんど降りません。 このまま曇りだと助かります。

 お昼前に後輩から「ナツツバキが2輪ほど咲いている」と言われました。
 昼食後撮影しました(表紙画像)が、下からの撮影では曇り空が背景になって、よく分かりません。
 館の2階に上がって撮影して来ました。
 おお〜咲いている、咲いてる。
 ん? よく見るともっと咲いてないか? コンデジで可能な限りズームしました。
 少なくとも4輪は咲いているな。
「ナツツバキ」は、山地に生える高さ10~15mもあるツバキ科の落葉高木です。 昔雲仙勤務だった頃に紹介しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タマゴケ

2025-04-27 11:08:21 | 植物
25.4.27(日) 天気;晴れ 気温;13℃
 こちらも観察会の時に先生に教えてもらったコケ植物です。
 主として日本に分布する種類で、湿気の高い地上、岩上やがけに群生して黄緑色のたかまりとなる、タマゴケ科の「タマゴケ」です。
 牧野図鑑では「縮葉玉ゴケ(ちじればたまごけ)」の名でも紹介されており、葉が乾くと縮れることと、画像にも映っている丸い胞子嚢からきています。
 最近の苔ブームで、柔らかな緑色の綺麗さや育てやすさで人気の苔だとネット上で紹介されています。
 私1人だとコケ植物の紹介まで出来ませんでした。植物の先生が同行してくれて助かりました。他にもラン科の植物や準絶滅危惧種(NT)の植物も教えて頂きましたが、ここでは紹介しない方がよいでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウグイスカグラ

2025-04-26 12:47:14 | 植物
25.4.26(土) 天気;晴れ 気温;11℃
 GWの初日ということで警戒していたのですが、朝からほとんどお客さんの姿は見えず、肩すかしを食らった気分です。

 今日の植物はこのブログでは初出になります。 画像の真ん中にぶら下がった花が咲いているのが分かりますか?
 山野に普通に生えるスイカズラ科の落葉低木「ウグイスカグラ」です。庭木としてもよく植えられています。
 花期は4〜5月、葉の付け根から淡紅色の花が1〜2個ずつ垂れ下がってつきます。 画像のものは“シロバナ”なのか、通常よりも紅色が薄くなっています。
 観察会の時に同行していた植物の先生に教えて頂きました。
 6月に真っ赤に熟し、甘くて食べられるそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シマバライチゴ(実)24

2024-11-14 11:21:38 | 植物
24.11.14(木) 天気;晴れ 気温;15℃
 少し風はありますが、気温と日差しで暖かいです。
 地元(地方?)魅力発信のつもりで始めたら、今やほとんど雑談系の「島原半島博物日誌」です。w

 園内の「シマバライチゴ」が実になり始めました。
 9日(土)に掲載した「ミヤマフユイチゴ」と葉っぱはそっくりですが、実のつき方が違うのが分かりますか? と言うか、この写真は分かりにくいな。
 シマバライチゴの実はもっとブドウの房状なのですが、写真の実は丸っこくついてますね。 一粒の大きさが違うのは分かるかな?
 違いを見せようとして、余計ややこしくなってしまった。w
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミヤマフユイチゴ(実)

2024-11-09 10:25:07 | 植物
24.11.9(土) 天気;晴れ 気温;15℃
 昨日より少し暖かいです。

 昨日、気になる植物を見つけました。(表紙画像) 葉っぱの形は「シマバライチゴ」にそっくりですが、実のつき方が違います。
 シマバライチゴの実はもっとブドウの房状になり、画像のように数個がまとまってバラバラにはつきません。 それに粒の大きさも大きすぎます。
 葉っぱの形から「フユイチゴ」、「オオフユイチゴ」は除外です。 秋冬に実がなる木苺・・・、まさか幻の「ツクシアキツルイチゴ」? 無い無い(笑)一介のセンター職員に世紀の大発見なんかできるわけない!w
 てなわけで、山地に生える常緑のつる性低木 バラ科の「ミヤマフユイチゴ」に決定しました。 念のため調べてみると2008年9月に花を掲載していました。 もうすっかり記憶にありません。 この時はシマバライチゴと並んで咲いていたのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ススキ24

2024-10-06 09:21:30 | 植物
24.10.6(日) 天気;晴れ 気温;24℃
 天気予報では曇り・雨マークがついていましたが、朝の時点では晴れています。 ちょっと怪しい雲はありますが、これから天気が崩れるようには見えない空です。(ちなみに表紙の画像は昨日の撮影です。)

 気づけば「ススキ」が穂を出し始めていました。
 「ススキ」は山野にごく普通に生えるイネ科の多年草です。 別名は「カヤ」。 秋の七草の一つとして「オバナ(尾花)」の名でも親しまれています。
 色々な名前で呼ばれていますが、牧野図鑑によると、「すくすく立つ木(草)から」と「神楽に用いる鳴物用の木、すなわちスズの木」の2つの意味が記載されています。 また「カヤ」は、刈屋根の意味で刈って屋根をふく(茅葺き屋根)ことからきています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメウズ

2024-04-15 10:52:49 | 植物
240415(月) 天気;雨 気温;13℃
 昨日の気温との落差!
 2日前の週間予報では火曜・水曜、そして土曜日に雨マークがついていました。 前倒しで月曜日の今日雨が降り、土曜日は後ろ倒しで日曜に変わりました。 読みどおりの展開です。

 表紙画像の植物を紹介します。 植物体が小さく近づいてマクロ撮影したので、真ん中にしかピントが合っていませんね。w
 3月頃から咲いていたのですが、ようやくの紹介になりました。 
 山麓や丘陵の土手や道ばたなどに生えるキンポウゲ科の多年草「ヒメウズ」です。
 特徴のある葉っぱなので、「すぐに分かるだろう」と高を括って簡易な野草図鑑で調べましたが見つかりません。 諦めて分厚い植物図鑑を引っ張り出して見つけました。 特徴のある葉っぱだけに他の部分で見当をつけ難かったです。(簡易な野草図鑑には掲載すらされていませんでした。)
 それはさておき、3〜5月にほんのりと紅色を帯びた5ミリほどの小さな白い花を下向きに咲かせます。 漢字表記では「姫烏頭」と書き、「トリカブト」に似ていますが小形であることから、この名がつきました。
 別名「トンボソウ」は子供たちが花をトンボ釣りに用いることからついたとされます。

※トンボ釣りとは、竿の先に結んだ糸にトンボを括りつけて放すと、他のトンボが縄張り防衛のため体当たりをくらわす、糸に絡んだところを捕まえる、というトンボの習性を利用した子供の遊び。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄色

2023-12-20 12:00:01 | 植物
23.12.20(水) 天気;曇り 気温;3℃
 昨日の朝の雪は日中雨に変わり、あっという間に溶けました。 山の上の方はまだ残っています。

 さて、今朝園内の巡視に出ると一際目立つ「黄色」が。(表紙写真)
 「アオモジ」の黄葉です。「黄色い葉」と書いて「紅葉」と同じ「こうよう」と読みます。
 これから冬を迎えるにあたって赤くなるもの、例えば紅葉や木の実が目立ちますが、これだけ鮮やかな黄色になるものも珍しいのではないでしょうか。
 黄色といえば、園内でこんなものも見つけました。
 シロダモの実です。
 通常シロダモの実は赤く熟す(最後の画像)のですが、このシロダモは黄色く熟します。 そこでついた名前が「キミノシロダモ」(黄色い実のシロダモの意)です。 眉山の登山口に1本大きな木が立っているのは知っていましたが、園内にもあったとは知りませんでした。
 通常のシロダモの実。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏の植物たち23

2023-06-29 09:59:45 | 植物
23.6.29(木) 天気;雨 気温;24℃
 相変わらずの梅雨空で、時折激しい雨が降ったり止んだりしています。
 しばらく島原から離れている間に園内の「ネムノキ」が咲いていました。 昨日も大雨のため気づくのが遅れました。
 「ネムノキ」が咲き始めるとそろそろ梅雨の終わり、夏の始まりを感じます。
 離れる前に見つけていた「ホタルブクロ」は、多数の花を咲かせています。 えらく増えたなぁお前たち。w
 もう1つ。
 なんだったかなぁ〜? 思い出せないな〜。 ん〜クマツヅラ科?だったかなぁ〜?
 調べると、昨年も同じくだりをやっていますね。(2022年6月5日記事
 山地に生える落葉低木「ヤブムラサキ」です。 なんで覚えられないかなぁ〜?
 去年は6月5日に見つけているのに、今年は今頃になって咲くんだな〜。 一ヶ月くらい違うぞ。 このズレは何か意味があるんだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする