島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

天狗天使像

2013-01-31 14:50:28 | 雲仙
2012年の5月に「巨樹・巨木観察会~千々石・小浜編~」を開催しました。
その時訪れた地に小浜町の山領やまんかみ水源の森があります。
観察会に参加した方は覚えておいででしょうか?
その道すがら、表紙写真の場所がありました。
道しるべには「金毘羅さん(天狗天使像)」と書かれています。
観察会には関係しないので、素通りしましたが、気になっていたので行ってきました。
急な上り坂でしたが、階段があるので迷いはしませんでした。
約10分ほどで登り着きました。

小浜町が合併前に建てた標識がありました。
この上に巨岩があり、その中に石像が安置されていましたが、すみません、全景を撮影していませんでした。

こちらが「天狗天使像」になります。
なるほど、背中に翼が生えています。
詳細は分かりませんが、“天使像”と言うからにはキリシタンと何らかの関係があるのでしょうか?
ちなみに今年の目標を「気になっている所には歩いて行ってみる」にしました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カワセミ

2013-01-30 14:12:47 | 野鳥
諏訪の池でその日撮影できそうな野鳥は撮影し終えたので、FSを担いでビジターセンターへ帰っていた時のことです。
目の前にシロハラがかなり近い位置にいたので、肉眼で観察していました。
ふっと背中に何かの気配を感じて、そっと振り返りました。
「あの岩の上にいるのは!?」
水際の岩の上に特徴あるシルエットの野鳥が留まっています。
何枚か写真を撮りましたが、丁度太陽が私と鳥を挟んで向こう側(逆光)にあります。
どんなに頑張って撮影しても影しか写りません。

諦めて立ち去ろうとした瞬間、鳥が飛び立ち、私を迂回するように避けて、なんと!
目の前の枝に留まりました!!

ここまで引っ張ってきましたけど、「カワセミ」だということはお分かりですね。
全国の平地から山地までの川や池、湖など水辺にすみ、海岸や離島でも見られる留鳥です。
枝や岩の上に留まって水中の獲物を狙い、ダイビングして捕えます。
主食は魚ですが、エビや水生昆虫なども食べます。
英語名をKingfisher(魚捕りの王様)と言います。
2009年11月27日の記事に小さい写真を掲載しました。
その後もどこかで何回か見つけることはあっても、撮影まで出来たことはありませんでした。
ようやくその姿を掲載することが出来ました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カワウ

2013-01-28 13:59:35 | 野鳥
昨日の「マガモ」以外にまともに撮影できたカモがいませんでした。
しかし、諏訪の池で観察できる水鳥はなにもカモ類ばかりではありません。
写真の「カワウ」も観察できました。
カワウは、本州以南の河川や湖沼など主に淡水域に住むウ科の留鳥です。
水中で魚を捕え、水面に出てから飲み込みます。
ほぼ1年中繁殖し、ひなには口移しで吐き戻した魚を与えます。
他のウ類と異なり樹上に集団営巣することが特徴です。
かつて繁殖地が急激に減少しましたが、その原因はリンを含む糞による営巣木の枯死や都市化による環境悪化や水質汚染にあったと考えられます。(近年は増加傾向にあります。)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マガモ

2013-01-27 13:13:03 | 野鳥
諏訪の池に渡ってくる冬鳥で、確実に観察できるのはカモ類です。
林の鳥と違って、池の上をゆっくりと移動してくれるので観察もしやすいです。
観察会の時には、コガモ・ヨシガモ・ハシビロガモ・キンクロハジロ・ホシハジロなどがたくさん見られたのですが、再来した今回はほとんどいませんでした。
日によって見られるカモが違うというのも面白いですね。
写真の「マガモ」だけはたくさんいました。
冬鳥として多数が飛来し、全国各地で越冬します。
昼は水面で休み、夜間に湿地や水田で採食します。
主に植物食で、草の実や水草を食べます。
最も普通のカモという意味で「マガモ」なのでしょうね。
別の鳥を見に行ったのに、こいつらに一斉に逃げられると“カチン”と来るのは何故でしょう?w
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シメ

2013-01-26 14:58:45 | 野鳥
前回まで野鳥観察会の様子を報告していましたが、肝心の野鳥を撮影してこなかったことに気付きました。
そこで昨日、諏訪の池まで出掛けて撮影してきました。
かなり遠くから撮影したので小さくですが、真ん中に写っています。(見つかるかな?)
そう、野鳥観察会1で、私が「初めて見た」と書いたアトリ科の「シメ」です。
本州以南には冬鳥として飛来し、エノキやカエデなどの種を太い嘴(くちばし)で割って食べます。
かなり固い種も割ることが出来ます。
冬は単独でいることが多いですが、渡りの時期には群れを作ります。
ほとんど鳴かない鳥だそうです。
垂木台地では見る可能性の低い鳥ですが、諏訪の池には冬になると普通に渡ってくるのだそうです。
なぜこの鳥を見たかったかというと、『とりぱん』(2011年1月9日「おすすめの本」で紹介)に「大顔和風美人」と紹介されていたからです。
ある種、私の中では有名人(鳥)でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の平成新山

2013-01-26 11:19:02 | 平成新山

天気予報どおり雪になりました。
今年は「雪だ」「雪だ」と言ってなかなか降りませんし、積もりません。
園内の雪も太陽が昇ると、あっという間に溶けています。
ほとんどの雪が東日本に取られているみたいです。
朝、国道57号線の雲仙道とまゆやまロードにスノータイヤ・チェーン規制が出ていました。
お出掛けの際は、交通状況を確認して、十分に注意して運転して下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野鳥観察会2

2013-01-24 13:43:19 | イベント
午後からは再びバスに乗って、諏訪の池分校前まで移動しました。
ここからは諏訪の池の上池に渡ってきているカモ類を中心に水辺の鳥を観察しました。

確実に観察ができる場所があるのは、貴重ですね。
羽を広げて日光浴しているカワウも見れました。
色んな種類の野鳥が観察できたため時間が押してしまい、ここからは早足でセンターまで戻ってきました。
帰りのバスの時間もあったため、取り急ぎアンケート記入と講師からのまとめの言葉を頂いて、観察会を終了しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野鳥観察会1

2013-01-23 15:29:49 | イベント
正式名称は「とことんバードウォッチング~まるごと諏訪の池~」と言いますが、長いので「野鳥観察会」に短縮します。
朝早くからバスに乗ってセンターを出発し、島原市内の参加者をピックアップして、途中雲仙でトイレ休憩を取りながら、雲仙諏訪の池ビジターセンターへ向かいました。
何名かのキャンセルと飛び込み参加があったりして、バタバタしながらも野鳥観察会を始めました。

まずは開始挨拶。
講師紹介を行った後、講師から当日の観察についてお話がありました。
講師は長崎県野鳥の会から菅野先生と岩下先生のお二人にお願いしました。

お話し後、早速外へ出て双眼鏡を使ってみます。
初めて使う方もいらっしゃるので、使い方の説明から始めました。
午前中は、センターの前から出発して、キャンプ場を経由して休暇村まで向かうコースで観察を行いました。

キャンプ場ではナンキンハゼを食べに来た、ツグミやヒヨドリなどが観察できました。
本州以南では冬鳥のアトリ科“シメ”を、私は初めて見ることが出来たのですが、残念ながら撮影までは出来ませんでした。
丁度、休暇村に着いた時点でお昼になったので、温かい昼食を頂きました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野鳥観察会 はじまり はじまり

2013-01-21 09:04:20 | イベント
昨日、1月20日(日)諏訪の池ビジターセンターと共同開催で「とことんバードウォッチング~まるごと諏訪の池~」を実施しました。
表紙の写真は、出発前の平成新山と利用したバスです。
実は今日、明日、自分が休みなので、詳細は水曜日以降に順次アップしていきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんな所に!?

2013-01-19 11:34:00 | ジオパーク
一昨日の「こんな所にジオサイト!?」は、今日の前ふりです。
去年10月に開通したばかりの島原中央道路に謎の場所があるのをご存知でしょうか?
島原市内方向から秩父が浦方面に進んで行くと、外港出口を過ぎた辺りの右側になにやら展望所らしき場所があります。
あれ?何だろうと思い、今度は逆に秩父が浦方向から島原市内方面に進むとフェンスの外側に間違いなく何かがあります。
明らかに中央道路の構築物ですが、中央道路からは入って行けない場所があるのです。
気になって周辺をウロウロと歩き回って見ました。

外港出入り口です。
ここを左側に進むと、

チェーンで規制された道を見つけました。
右カーブの上り坂になっていますが、おそらくここを登れば謎の場所に着くハズです。
車では無理ですが、徒歩だったら進めます。

ありました。
右に見えるフェンスのすぐ外を中央道路を走っている車が通過して行きます。

なんと!こんな所にジオサイトの解説看板があるじゃあないですか!?
てか、何故こんな所に?
中央道路から入ってこれないし、下からも車が入ってこれないようになっています。
こんな所に看板を作って、一体誰が見るのでしょう?
(ああ!自分のような酔狂者がいたか!)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする