島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

垂木台地の自然情報

2014-05-31 14:20:54 | Weblog
ここ最近の垂木台地の自然情報をお届けします。
園内のウツギが咲き始めました。(表紙写真)
花といえば、ニシキウツギが全盛をむかえています。
紅色と白色の二色で垂木台地を彩っています。
スイカズラも白色とクリーム色の花を咲かせています。
園内のものは植樹された園芸品種なのですが、ヤマボウシも花を咲かせています。
遠目でよく分からないのですが、眉山と稲生岳の山腹にも白いものがポツポツと見えるようになってきました。
ヤマボウシにしては少し時期が早いような気がします。
クマノミズキかも知れません。
それら花の蜜を求めて、チョウチョも舞うようになりました。

撮影できたのはイシガケチョウですが、モンキアゲハやカラスアゲハ、アオスジアゲハなどアゲハ類が多く見られます。

ヘビが苦手な方には申し訳ありません。
この2日、連続同じ場所でアオダイショウに遭遇しました。
さすがに三日連続はありませんでしたが。w
長さは1mちょっとくらいで、174cmの抜け殻の持ち主ではなさそうです。
そういえば、一昨年は館内の機械がネズミにかじられて故障しました。
昨年はそんな被害もなく、ネズミも見かけません。
彼らが捕食してくれたのでしょうか、餌(ネズミ)のいる所に集まってきたのでしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の平成新山

2014-05-30 16:47:22 | 平成新山
「本日の」と言っても、もう閉館時間なんですけどね。
今日もネットワークの繋がりが悪くて、こんな時間になってしまいました。
昨日島原市は30.7℃を記録したそうです。
今日も暑いです。
熱中症に気をつけましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お休み

2014-05-29 15:21:26 | Weblog
ごめんなさい。
急ぎの仕事が入った上に、またしてもネットワークに繋がりにくくなってしまい、更新できません。
仕事の方はすぐにでも片づけますが、ネットワークの方は如何ともし難い。
調子がよくなるまで気長にお待ち下さいますよう、お願い申し上げます。m(_ _)m
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハリエンジュ(花)

2014-05-28 15:21:06 | 植物
まゆやまロード沿いの垂木台地入口付近に見かけない樹木が花を咲かせていました。
今年までまったく気付かず。
スタッフ間で、「マメ科のようだけど何だろう?」と話題に上りました。
調べてみると、北アメリカ原産の落葉高木「ハリエンジュ」だと分かりました。
別名「ニセアカシア」、間違ってアカシアと呼ばれることもあるようです。
丈夫で成長が早いため、街路樹や砂防用に広く植えられ、野生化しているものもあります。
おそらく垂木台地では砂防用のものが野生化したのだと思われます。

花期は5~6月、白い蝶形花が集まった長さ10~15センチの花穂が垂れ下がってつきます。

やわらかな卵形の小葉をもつ羽状複葉で、見分けのポイントは小葉の先端がわずかに凹むことです。
葉のつけ根の枝に、ふつう1対のトゲがあることも大きな特徴ですが、トゲのない品種もあるとのこと。
地下茎をのばして個体を増やすことが多く、しばしば群生します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タチイヌノフグリ(花)

2014-05-26 14:12:14 | 植物
少し光が強くて色が飛んじゃってます。
春の植物観察会の時に紹介されたゴマノハグサ科の「タチイヌノフグリ」です。
ユーラシア、アフリカ原産の2年草です。
オオイヌノフグリと同じ頃日本に入り、全国に広がっていますが、花が非常に小さく、しかも葉に隠れるように咲くので、あまり目立ちません。
オオイヌノフグリは、私が知っているくらい有名で、垂木台地でもよく見かける植物ですが、タチイヌノフグリは知りませんでした。
確かに先生に指摘されなければ、全然見落としていました。
花期はオオイヌノフグリより少し遅くて4~6月です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シロシタホタルガ(幼虫)

2014-05-25 14:14:22 | 昆虫
ちょっと前に園内で見つけた芋虫です。
たしかコバノガマズミの葉っぱの上だったと思います。
イモムシハンドブック(文一総合出版 安田守著)によるとマダラガ科の「シロシタホタルガ」の幼虫です。
黒地をベースに、背部に黄白色の大きな紋、側面に朱色紋・黄色紋が並びます。
食草のサワフタギなどの葉表にいて、よく目立ちます。
幼虫が出す体液に触れると炎症をおこすことがあるそうです。
そういえば、イモムシハンドブックの3冊目が発売されています。
2冊目まで所持していますが、3冊目を購入しようかどうか迷っています。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

眉山登山会58

2014-05-24 14:39:24 | 眉山
本日午前「眉山登山会58」を開催しました。
防災登山から中1日の登板です。
筋肉痛で動けないったらありませんが、登っているうちにそんなことは忘れてしまいました。
前回(4月)が雨予報で開催が流れてしまいましたが、今日は登山向きの気候でした。
私達以外にもご夫婦や若い男性が1人で登っていました。
黄砂だかPM2.5だか分かりませんが、影響が出ていて対岸の熊本まで見えませんでした。
しかし、参加者の皆さんが生活している身近な島原の市街地は見下ろすことが出来ました。
植物もちょうど春の植物が終わって、夏の植物が始まる前だったのであまり解説もできず、ありもの(見つけたもの)で話しを繋ぎました。
今日は珍しく新聞記者の方が同行されて、取材して行きました。
6月2日ごろの西日本新聞に掲載予定だそうなので、今から楽しみにしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成新山防災登山(途中リタイア)

2014-05-22 16:08:02 | 平成新山
今朝早くから仁田峠に集合し、「第18回平成新山防災視察登山」が行われました。
私も参加してきましたが、途中リタイアしました。
平成新山は現在も立入禁止区域ですが、年に2回だけ九州大学の調査も兼ねて、防災関係者・報道関係者において登山することが出来ます。
新登山道を使って、平成新山の間近まで行きます。

ここから許可を得た者だけが平成新山へ入っていきます。(ヘルメット着用です。)
私はこの場所でリタイアを宣言しました。
息があがって、休憩を挟んでも全然戻らなかったのでリタイアを決めました。
先頭付近のオーバーペースについて行けませんでした。
ですが、珍しいものも撮影できました。

平成新山の岩肌を蟻みたいに小さな人間が登っている姿です。
見えないと思いますので、アップで撮影しました。

ピントが合わなかった・・・。
調査の結果などは、今日の夕方のニュースや明日の新聞で見れると思います。
私は一足先に下山して、仕事をしています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原城温泉 真砂

2014-05-21 14:24:55 | 観光・施設
南島原市南有馬町にある「原城温泉 真砂(まさご)」に行ってきました。
以前、食事に訪れたことはあるのですが、温泉入浴は初めてです。
入口を入ってすぐに左方向に進むと、温泉施設のエントランスになります。
そこで券売機から500円の入浴券を購入して、奥へ進みます。
(小学生以下の入浴料は300円です。)
お風呂場は、かなり広かったです。
丁度お昼時に行ったのですが、私の他に入浴客はおらず、広い浴場を独り占めできました。
窓も大きくて、広い有明海を一望できます。

風呂場からの撮影は出来なかったので、施設の近くの海岸から撮影しました。
ほとんど同じ光景が風呂場から楽しめます。
ジャグジーやうたせ湯もあり、休日の一時をのんびりとくつろぐことが出来ました。
泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉で神経痛や筋肉痛、うちみや疲労回復に効果があります。
なんだかお湯の肌触りがスベスベとしていました。
湯上がり後にお食事も頂きました。
すこし値段は高目でしたが、値段に似合うくらいお腹いっぱいになりました。
地元農家が卸している新鮮野菜もあったので、帰り際にトマトを買って帰りました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

捕鯨砲(紙芝居風解説)

2014-05-19 13:46:58 | 雑談・その他
昨日の宿題です。
気付いて欲しかった部分は、「穂先が平らになっている。」です。
普通なにかに打ち込む銛ならば、その先端は尖っている筈です。
実際、人力で捕鯨を行っていた頃の銛を見ると、穂先は尖っています。
(すみません、島の館で撮影してきていませんでした。)
ところが、写真を見るとどちらも銛の先が切り取ったように平面になっています。
安全のために切り取ったわけではありません。
その理由を、私のつたない絵で紙芝居風に描いてみました。w

①人力で捕鯨を行っていた頃は図のような銛の打ち込み方でした。
銛の穂先部分が重くなっており、人は斜め上に向かって放っていました。
落ちてくる時の重力加速度を銛に加えて、標的に差し込んでいました。
この時は銛の穂先は尖っていた方が都合が良かったのです。
ただし、一瞬出てくるか出てこないか分からないクジラの背に向けて銛を放つのは、非常に困難なことです。
また、目線と銛の射線が違っているのも難しくしている理由の一つです。

②さて、時代が進んで機械の力が利用できるようになりました。
こうなると、目線と射線が一致するので、非常に狙いやすくなります。
しかも人間の力では出せない強力な威力を発揮しますし、海面に出てきた一瞬を狙って発射できます。

③ところが、これでは銛を上からではなく、横から打ち込まなければなりません。
その時、銛の穂先が尖っていると、クジラの背と平行になってしまい刺さりません。
「バイン」と弾かれてしまうのです。

④そこで穂先の部分を切り落とし、先端を平らにしました。
こうすることで、先端部のどこが当たったとしても角がクジラの背に刺さるわけです。
以上、大学生の頃に教授から教えてもらったトリビアでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする