島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

大梅の塔

2011-06-24 13:29:50 | 歴史・史跡
右の祠の中にあるのが、長崎県指定文化財の「大梅(たいばい)の塔」です。
正式には「勤皇大智禅師(きんのうだいちぜんじ)大梅の塔」と言います。
禅師が亡くなり、その遺骨を分かち、禅師が開創に携わった四寺の塔に納めた際、大梅の塔と名付けられたようです。
塔の高さは約1.4m、塔身(とうしん)、蓮弁石座(れんべんせきざ)、柱竿(はしらざお)、請花(うけばな)、礎石(そせき)の五段から構成されます。
塔身には「当寺開山大智和尚」、台座には「南流正平二十一丙年十二月十日得寿七十七歳於当山示寂」などの文字が刻まれており、正平二十一年(1366年)77歳にこの地で亡くなったことが分かります。
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