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桜を愛す日本人(土井)

2010年04月09日 14時55分39秒 | Weblog
このところ晴天と曇天が、ポカポカ陽気と肌寒さを感じる日が交互に来ていて体調管理が難しくなっています。
その為か満開の桜が意外と長持ちしています。
しかしさすがに何時までも咲き続ける訳にはいかぬらしく、徐々にではあるも散っているようです。
今日もGゴルフに行って来ましたが、グランド周囲の桜が美しさを保っているのと同時にグランドの芝生は桜の花びらがうすく一面に埋め尽くしていました。

この桜はバラ科サクラ属の落葉高木の総称だそうで、種類も数百種類あるといわれています。
最も広く分布して親しまれている染井吉野は明治初期に東京の染井村(豊島区)から急速に全国に広まったというのが通説となっています。
古来農作業開始の目安としても親しまれてきましたが、一般の人々もその美しさを称え花見を行事として定着させています。
その美しさは日本人の感性にフィットするらしく詩歌や美術の世界にも数知れぬ名作が残され、また生まれ続けています。

   世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし   在原業平
   願わくば花の下にて春死なむその如月の望月のころ     西行法師

   さまざまな事おもひ出す桜かな   芭蕉
   世の中は三日見ぬ間に桜かな    蓼太
   山守のひやめし寒きさくら哉    蕪村
   売るものの札を張られし桜哉    一茶
   夜桜やうらわかき月本郷に     波郷
   ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな    鬼城
   行商の荷を解く田打ちざくらかな  虹雨

   書に倦めば二階の窓の桜かな





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