昨日の好天から一転して、朝からの雨が冬の様相を深めています。
振り返ると今年も後2週間余りとなりました。
今日のテーマ月照は大阪の人で、幕末の志士の一人、京都清水寺成就院の住職でした。
俗姓は玉井、名は忍向、熱烈な尊王攘夷論者で近衛忠煕(ただひろ)・西郷隆盛と結んで倒幕に奔走、幕府に睨まれて隆盛と共に薩摩に逃れました。
しかし薩摩の藩状が俄かに一変して身の置き所がなくなりました。
友情の厚い隆盛は月照と手を取り合って薩摩の海・錦江湾に身を投じました。
同乗の人達によって助けられましたが、隆盛のみが蘇生し、月照は帰らぬ人となりました。
その後、維新の大業を果たした隆盛は明治七年帰国して、月照の十七回忌供養を営みました。
その時詠んだのが以下の詩で、昨日も教わり、次の発表会のために練習しているものです。
これも漢詩ですが読み方に従って記してみます。
亡友月照十七回忌辰の作
相約して淵に投ず後先無し
あに図らんや波上再生の縁
頭を回らせば十有余年の夢
空しく幽明を隔てて墓前に哭す
(山の下に豆を書くあにの字が出てきません)
振り返ると今年も後2週間余りとなりました。
今日のテーマ月照は大阪の人で、幕末の志士の一人、京都清水寺成就院の住職でした。
俗姓は玉井、名は忍向、熱烈な尊王攘夷論者で近衛忠煕(ただひろ)・西郷隆盛と結んで倒幕に奔走、幕府に睨まれて隆盛と共に薩摩に逃れました。
しかし薩摩の藩状が俄かに一変して身の置き所がなくなりました。
友情の厚い隆盛は月照と手を取り合って薩摩の海・錦江湾に身を投じました。
同乗の人達によって助けられましたが、隆盛のみが蘇生し、月照は帰らぬ人となりました。
その後、維新の大業を果たした隆盛は明治七年帰国して、月照の十七回忌供養を営みました。
その時詠んだのが以下の詩で、昨日も教わり、次の発表会のために練習しているものです。
これも漢詩ですが読み方に従って記してみます。
亡友月照十七回忌辰の作
相約して淵に投ず後先無し
あに図らんや波上再生の縁
頭を回らせば十有余年の夢
空しく幽明を隔てて墓前に哭す
(山の下に豆を書くあにの字が出てきません)
月照十七回忌 西郷南洲
相約して淵に投ず後先無し(あいやくして こうせんなし)
豈図らんや波上再生の縁(あにはからんや
頭を回らせば十有余年の夢(こうべをめぐらせば=思いめぐらせば
空しく幽明を隔てて墓前に哭す ( こくす
詩吟同好者より
それでも手書きしても、出て来た字の中にありません。
それで手書きの途中で探しながら見ていたら表れました。
不思議なことに書き終わった時点ではまた消えてしまいます。