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趣味の俳句(土井)

2010年11月17日 11時01分28秒 | Weblog
世界最短詩形である俳句の愛好者は国内に止まらず、世界各地に拡がっています。
新聞や雑誌などへの投稿欄にも必ずといっていい程海外に在住する邦人からのものを見かけます。
また関係者のご尽力で国内に住む外国人の日本語による俳句以外に、世界の夫々の国の言葉による俳句の普及も進んでいます。
外国語俳句の大会も近年ではかなり盛大に行われているようです。

俳句の一般的な楽しみ方としては、誰かに師事するか独学かはありますが、勝手に作って新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、インターネットその他に投稿する方法が一つあります。
後一つ最もオーソドックスな方法はどこかの句会に入れてもらって定期的に句会に出席することです。
句会の一般的なやり方は自作の俳句を無記名で短冊に書いて決められた数だけ箱に入れることから始まります。
この際自由題として好きな題材で詠んだもの(雑詠)、兼題として予め指定された題(例えば「秋深し」「紅葉・・・・」)のもの(題詠)、席題としてその場で出された題で即席で詠んだもの(席詠)などがあり、指定された数の句を投句します。
箱を開け適当に混ぜ返して、出席者に投句数づつ配ります。
配られた句を清記用紙に清書し清記者の名前と順序の番号を記します。(原則として番号と出席者数は一致します)
清記したものの中から自分の好きな句を選んで選句用紙に記し、清記用紙を右隣に渡します。
左から来たものを順次選んで一巡したら、自分の選んだものの中から、決められた選句数だけに丸をつけて選句用紙を提出します。
集められた選句用紙を披講者が読み上げます。
自分の作品が読まれたら名乗って知らせます。(この時誰のどの作品が誰に選ばれたかが始めて分かります)
誰のどの作品がどれ位選ばれるかが出席者の関心事でもあります。(多く選ばれた程嬉しいのは当たり前です)
披講が終わると合評(がっぴょう)といって皆で感想を言い合ったりして、最後に主宰(指導者)が講評をし、次回の兼題を出してお開きになります。