大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

覚えられず思い出せない(土井)

2009年12月14日 18時43分10秒 | Weblog
歳と共に記憶力が弱くなることは今更言うまでもありません。
その第一が暗記力で、簡単な電話番号や人や物の名前等も聞いたハナからすぐ「何だっけ」となるので必要なものは必ずメモしなければならなくなりました。
昔覚えた名文や名句、物や事柄は今でも覚えているのに、最近ではいいなと思って感心するものがあっても日を経ずして忘れてしまいます。
もう一つが思い出す力で、本来なら知っているべき字や名前やその他のことでも「えーと、アノアノ」となってなかなか出て来ず、何時間か何日か経って出て来ることもあり、全く忘れ去ったものも多くあります。

しかしこれらのことで嘆くことはないと思います。
程度の差こそあれ似たようなことは誰にでもあるのだからと、自分の衰えを徒に悲観することなく、何かに挑戦したりして抵抗力をつける努力を自分なりにすること位で十分という気がします。

今年は米国でも我国でも劇的な政権の交代があり、高支持率の下に新政権がスタートしましたが、既に翳りも見せ始めています。
このことに対しても思うのですが、比較的若い人たちは激烈に期待し、少しでも不都合があればガックリ失望するのに対し、年配者は長年のシガラミもあるので、そう簡単には行かないだろうが、方向は間違えずにボチボチやってぇなという感覚が強いのではないでしょうか。

あまり極端に走らず中庸を選択することも、記憶力の消長と長年の経験がさせる技かも知れません。