大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

弥生(土井)

2009年03月09日 13時13分58秒 | Weblog
陰暦三月の異称として広く知られています。
弥生(いやおい)、即ち草木がいよいよ生い茂るという意味から春たけなわの時候で陽暦では四月ごろに当たります。
しかし弥生の節句としてお雛様は三月に飾り、皐月の節句の武者人形は五月に飾られるのが普通になっている今日、弥生は三月と皐月は五月と同義に解されることもありますが、本来の弥生は晩春の候を指していたようです。

陽暦三月は何故か国や公共団体、学校や企業の多くの年度末となっていて、皆その帳尻を合わす作業に追われています。
道路の掘り返しがあちこちで見られるのも一つの風物詩になっています。

陰暦と陽暦にニュアンスの差があるように、締め切りについても個人は年末を、団体は年度末を基準にしているように微妙な感覚の違いを残したままでここ迄来ており、これから先も続いて行きそうです。
またこれが面白いところで、いろんな違いがあるからこそそれに対応してやっていけるので、世の中の何もかもが一様になることほど困りもので、興醒めなことはありません。

   金魚田のはやなまぐさき弥生来ぬ   澤田緑生

家から数十分の弥冨市は全国有数の金魚の産地として有名です。
これから競市も盛んになりますが、まだ見たことがないのでいつか行って見たいと思っています。