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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

花火の夜’08

2008-08-02 | まち歩き

Hanabi01 むかしの「花火の夜」はこちら

ハーバーラジオで酒田の花火大会が紹介されていた。「去年は5部構成だったのを今年は7部にしまして、時間も1時間に短縮。凝縮してお楽しみいただけるかと。」ものはいいようである(笑)。不景気だから花火が少なくなったなんて観光協会がいえるわけもないか。

しかし花火はやはり楽しい。去年と同じようにジャスコ酒田南店に駐車し、最上川の堤防で眺める。息子はガールフレンドと出かけたので、今年は妻と娘と三人で。

「でもね、お父さんは子どもがいなかったら花火なんか見に来ない人なのよ。」

奥さん、そういうことはあまり娘に解説しても(T_T)。当たってますけど。去年は火の粉が河岸に飛んできて大騒ぎになったこともあってか、打ち上げ場所が上流沿いに少しずれたのだろう。おかげでわたしたちの場所では迫力が増した。雨が心配されたけれど、フィナーレ直前に少しおちてきた程度。よかった。

恒例のヤンキー観察だが、どうも近年はバカっぷりが停滞している。もっとこう、ひりつくような下品さがほしい。ちょっと時間があるとみんな携帯で写真を撮り始めるぐらいにヤンキーっぽさが残存しているだけ。わたしもちょっとブログ用にがんばってみました。けっこう難しいんだなー。

Hanabi03   

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「となり町戦争」三崎亜記著 集英社刊

2008-08-02 | 事務職員部報

50204_2tonarimati 「天才出現か」とまで騒がれた三崎のデビュー作。ある日突然、隣町と開戦。しかし実際の戦闘はどこにも見あたらず、広報で無機質に告げられる戦死者の数だけが……といったストーリー。

公共事業としての戦争、というコンセプトは斬新だし、戦争を体感できない主人公こそ日本のメタファーか……なんて裏読みもできます。でも学校事務職員にとっては、ひたすらに連続する行政論もおもむき深いのでは。九州で公務員をやっている三崎は、辞令交付式の案内や辞令(これが、現代の赤紙にあたる)を、マニアックでありながらも苦い思いで作りあげており、笑わせてくれると同時に、その虚構のみごとさにゾクリときたりします。ラストでたった一発だけきこえる砲声が泣かせる。必読。

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グリーンハウス再建計画 ページ19~MOVIE ON入場

2008-08-02 | 映画

Movieon01 ページ18はこちら

「えへへー、あたし今日『ハプニング』観てきたんだー。」
職場の飲みで、同い年の教員が自慢する。鶴岡での検診帰りに三川イオンシネマに寄ったらしい。
「ふ。実はオレも今日山形で観てきたんだ。例の新しいシネコンで」
ポケットから映画の半券を取り出して応戦。

県庁での組合の交渉を終え、当然のように映画館に走るわたし。MOVIE ONやまがたに初めて入る。読者にチケットまでもらってたし、いったい山形市嶋地区ってどこにあるのか、山形大出身の同僚に地図まで描いてもらって。

 かなりカネをかけた施設と聞いていたので、見わたせばすぐに見つかると思ったら、巨大店舗ばかりが建ち並んでいるせいであまり目立たない。区画もスカスカなので、街としてはまだまだ未完成だ。外観は米沢のワーナー・マイカルによく似ている。実際に行ってみてわかるが、映画の時間まで書店で時間をつぶすのはわりといい感じかも。しかし駐車場が意外に狭く(400台という数字は田舎のシネコンにとってはどうだろう)、週末はかなり苦労するのではないだろうか。館内はシックな黒でまとめてあり、上品なつくり。従業員の制服もかわいいのでお好きな方にはたまらんでしょう。

 上映環境としては可もなく不可もなく、だろうか。三川のように観客を脅しつけるような大音量もなく、スクリーンも小さく感じる。館内のほぼ中央に通路を設けているのは、つくりとして仕方がないのかもしれない。

 結論としては、フォーラム=ソラリス連合軍にとって脅威の存在であることはまちがいないが、棲み分けは可能だろう。映画に“文化の香り”を求める層にとっては、いかにもシネコンらしいラインナップであるMOVIE ONはもの足りないだろうし、なにしろ市街地から遠いので高校生の集客には苦労するはずだ。

 しかし、「ぐるりのこと」を封切るなど、独自の番組編成も開始したようなので、この路線が定着すると話は変わってくるのだろうが……

「ひろしさん、このポケットに入ってる半券、どこの映画館の?」
「え?あ……山形のシネコンです」わたし一人で映画を観ていることを知ると、冷たい火のように怒る妻のチェックはきびしい。
「ふーん。山形で楽しんで来たのね。」みなさん、証拠は早めに隠滅しましょうね。

港座再建計画につづく。

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「ゼロの焦点」(’61 松竹)

2008-08-02 | 邦画

Zero1 原作:松本清張 脚本:橋本忍 山田洋次 監督:野村芳太郎 音楽:芥川也寸志
出演:久我美子 高千穂ちづる 有馬稲子 南原宏治 西村晃

 松本清張原作ものでは「張り込み」に次ぐ出来だろうか。久我美子の美しさにびっくり。探偵役としての若き人妻、にはちょっと上品すぎるような気もしますが。犯行の動機が某角川映画とまったく同じだったのであきれる。パクッたのはもちろん森村誠一の方。

断崖絶壁で事件解決、って2時間ドラマ王道パターンはこの映画から☆☆☆★★★

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