8日は、低気圧が北海道の東海上で発達して、北日本中心に冬型気圧配置となりました。
ただ、北日本では等圧線の幅が狭まっているものの、引用図の雲画像図をごらん頂いておわかりのように、日本海には寒気の吹き出しに伴う筋状の雲が発達していません。つまり、冬型でも寒気の吹き出しは弱めになっています。
こんな時は、かえって、日本海から吹き付ける風が、本州中央部の山岳をすんなりと越え易く、その際に上空の強い風を太平洋側に引っ張りおろすようになるため、太平洋側では、北西から西よりの風が以外に強まるものです。とくに、宮城県や福島県などは、その傾向が強まります。
宮城県の一部には8日朝より暴風警報がだされて、仙台では最大瞬間風速35・9mの猛烈な風が吹きました。
一方、関東以西は太平洋側を中心に、各地で最高気温25℃を越す夏日となり、最高気温が、高知県中村市では30・5℃、静岡県静岡市では29・2℃と、夏のような陽気となりました。
ただ、関東地方では、昼過ぎから北関東より風向が北よりに変わって、気温が下がってきています。
今夜は、さらに気温が下がりそうですね。気温の変化が大きいので、体調管理には気をつけましょう。
※引用図は、8日12時の天気図と8日12時の雲画像図(赤外)です。(気象庁HPより引用いたしました。)