関東で強い地震。千葉 茨城の一部で震度5強

11日の午前7時22分に、千葉県東部の深さ52キロを震源とする、マグニチュード6・1の地震が発生、千葉県や茨城県に一部では震度5強のかなり強い揺れを観測しました。

地球上は、大まかに10枚のプレート（岩盤、スラブとも呼んでいます。）が互いに押し合いしているもので、当該プレートの境界付近で地震が発生するものです。そして、その中でも関東地方では、北アメリカプレートと呼ばれる岩盤上に位置し、その地下にはフィリピン海プレートが北アメリカプレートを引きずるように沈み込んでいます。さらに、関東の東海上からは、太平洋プレートが北アメリカプレートを引きずるように沈み込んでいて、東京のおおむね地下70キロ付近で、前記したフィリピン海プレートと接し、そのフィリピン海プレートを引きずるように沈み込んでいます。

このように、関東地方では、3つのプレートが絡み合っている地域となっており、このため、地震の発生が多い原因となっています。

今回の地震の震源付近は、フィリピン海プレートと太平洋プレートが接する地域で過去にも地震の発生が多く、いってみれば「地震の巣」ともいえます。