①8月28日9時の天気図 気象庁HPより引用
九州北部各地で記録的大雨となり、福岡県,佐賀県,長崎県に大雨の特別警報が出された
8月28日午前8時頃、静岡県三島市内で突風が発生!乗用車が横転したり、民家の屋根が飛ばされると
いった被害が発生しております。
この突風ですが、竜巻らしい所見がレーダーエコー画像で見られ、私自身は竜巻であると推測しますが、
8月28日7時、7時30分、8時のレーダーエコー画像図(国土交通省 川の防災情報HPより引用)で検証しましょう。
②8月28日7時、7時30分、8時の レーダーエコー図(引用画像内で黄緑●印は、突風発生箇所)
ⅰ:7時
ⅱ:7時30分
ⅲ:8時
28日7時現在、静岡県内中部地域から東部地域山間部にかけて、帯状に発達した雨雲集団 A がかかっており、所々で
1時間あたりで50㍉~80㍉もの非常に激しい雨を降らせておりますが、A の南東側にあたる駿河湾北東部付近には、
別の帯状の雨雲集団 B が発生し始めております。
この B ですが、帯状の雨雲集団が発生・発達する際に、当該雨雲集団の暖気側の勢力が強い際にみられるもので、
中層の上昇流域や、下層の気流の不連続箇所発生など受けて発生するものです。
さらに、7時30分、8時、と時間経過するとともに、B は次第に発達しながら北東寄りに広がっていきますが、Aは、ほとんど停滞気味となり、時間経過とともに、少しずつ衰える傾向にあります。
これは、下層では、A から広がる気流が卓越して、この気流が B を発達させているわけです。
さらに
③8月28日8時のレーダーエコー図を三島市周辺拡大※②ⅲ図と比較してご覧ください
三島市内で突風発生した28日8時、レーダーエコー図では、三島市付近にはフック型のエコーが表れており、竜巻発生の証左を示すものです。
◆2つの帯状の雲が発生する場合、後続の帯状雲のほうが、より竜巻などの激しい突風を伴う傾向にある※筆者調べ
これ、帯状雲監視に際して、極めて重要な着眼点ですね。
九州北部各地で記録的大雨となり、福岡県,佐賀県,長崎県に大雨の特別警報が出された
8月28日午前8時頃、静岡県三島市内で突風が発生!乗用車が横転したり、民家の屋根が飛ばされると
いった被害が発生しております。
この突風ですが、竜巻らしい所見がレーダーエコー画像で見られ、私自身は竜巻であると推測しますが、
8月28日7時、7時30分、8時のレーダーエコー画像図(国土交通省 川の防災情報HPより引用)で検証しましょう。
②8月28日7時、7時30分、8時の レーダーエコー図(引用画像内で黄緑●印は、突風発生箇所)
ⅰ:7時
ⅱ:7時30分
ⅲ:8時
28日7時現在、静岡県内中部地域から東部地域山間部にかけて、帯状に発達した雨雲集団 A がかかっており、所々で
1時間あたりで50㍉~80㍉もの非常に激しい雨を降らせておりますが、A の南東側にあたる駿河湾北東部付近には、
別の帯状の雨雲集団 B が発生し始めております。
この B ですが、帯状の雨雲集団が発生・発達する際に、当該雨雲集団の暖気側の勢力が強い際にみられるもので、
中層の上昇流域や、下層の気流の不連続箇所発生など受けて発生するものです。
さらに、7時30分、8時、と時間経過するとともに、B は次第に発達しながら北東寄りに広がっていきますが、Aは、ほとんど停滞気味となり、時間経過とともに、少しずつ衰える傾向にあります。
これは、下層では、A から広がる気流が卓越して、この気流が B を発達させているわけです。
さらに
③8月28日8時のレーダーエコー図を三島市周辺拡大※②ⅲ図と比較してご覧ください
三島市内で突風発生した28日8時、レーダーエコー図では、三島市付近にはフック型のエコーが表れており、竜巻発生の証左を示すものです。
◆2つの帯状の雲が発生する場合、後続の帯状雲のほうが、より竜巻などの激しい突風を伴う傾向にある※筆者調べ
これ、帯状雲監視に際して、極めて重要な着眼点ですね。