ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
私的メールマガジン「ほぼ週刊イケヤ新聞」のブログ版です。

Macintoshのカーネルパニックをキッカケにデータと物の整理、そして人生を考える

2007年10月07日 07時16分07秒 | Photo&エッセイ
Macintoshが不調になって久しい、すでに一週間以上だろうか。
このブログの更新頻度や更新の物量が減ったのも上記の理由です、読者の方、もうしわけありません。


Macintoshの不調は、実際にはマシントラブルとは別に、PC内のデジタルデータをどうバックアップし、復旧させるのかという問題を併発する。そして実際には後者の方金が深い問題であることがよく分かる。マシンは最悪買い換えればそれで良いのだ。

ちなみに、コンピュータに非常に詳しい近親者から昨日聴いたショックな事実だが。

(1) HDは、3年で壊れるように作られている。
(2) HDは、いったんフルに書き込まれたら、そのHDはもうダメである。

ということらしい。
(1)については、HDを作るときにどこに注力するか、の問題であって、巷のHDは3年経ったらまったく違うレベルの物になる(容量などが)、しかもHD設計の力点が耐久性ではなく読み書きのスピードにある。データのある程度のエラーは補完できるので、エラーが増えてもスピードを上げることに注力する、ということだった。

ちなみに(2)は使用しているマシンの末期にはかならずやってしまう問題だ。どうしてダメなのかは分からないが、買い換えるべきと言うぐらいパフォーマンスが落ちて不安定になるという。

さて、データの整理、補完、バックアップについて。



空飛ぶ読書室で吉田篤弘の「フィンガーボウルの話の続き」という本を堪能しました。

2007年10月06日 02時37分43秒 | レバレッジリーディング
「おとなを、休む日」http://www.holiday.yamaha.co.jp/
編集長ブログhttp://www.c-player.com/ac73638/thread/1100057555381に、ちょっとおもしろかった本のことを書きました。
吉田篤弘の「フィンガーボウルの話の続き」という本です、旭川行きの飛行機で読んだのですがとてもよかった。

ぜひごらんくださいませ。
こちらです
http://www.c-player.com/ac73638/thread/1100057555381


よかったら、コメントもお願いします。

フィンガーボウルの話のつづき (新潮文庫 よ 29-1)
吉田 篤弘
新潮社

このアイテムの詳細を見る

それからはスープのことばかり考えて暮らした
吉田 篤弘
暮しの手帖社

このアイテムの詳細を見る

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)
吉田 篤弘
筑摩書房

このアイテムの詳細を見る

針がとぶ Goodbye Porkpie Hat
吉田 篤弘
新潮社

このアイテムの詳細を見る

百鼠
吉田 篤弘
筑摩書房

このアイテムの詳細を見る

78(ナナハチ)
吉田 篤弘
小学館

このアイテムの詳細を見る

ウフ.2007年8月号

マガジンハウス

このアイテムの詳細を見る




母の乳ガンについての備忘録3_セカンドオピニオンのメリットは多大でした

2007年10月04日 04時02分24秒 | ガン・腫瘍・乳ガンについての体験的メモ
母の乳ガン・抗ガン剤治療・セカンドオピニオンについての備忘録3_セカンドオピニオン

母が煩った乳ガンについて、セカンドオピニオンについての備忘録です。
久しぶりにこのコーナーを更新しています。



前回までのはなしはこちらです。

家の近くでみつけた、乳ガンについてのセカンドオピニオンを受け入れている「浜松オンコロジーセンター・渡辺医院」に電話し、比較的すぐに予約が取れたので渡辺医師にセカンドオピニオンを聴くことにした。

● 場所はJR浜松駅よりほど近いところでした。
● 料金について。浜松オンコロジーセンターでの母親のセカンドオピニオンは1万円もかからなかった、と記憶しています。
● 母が迷っていたのは「部分切除/全面切除」だったので、その旨を伝えると、いずれも治癒率は変わらないので、どちらが自分として納得がいくのかを優先してください、ということだった。これについてはいままでの主治医の説明と同じだったが、第二の意見を聞くことで安心はしたようだった。
● むしろ、セカンドオピニオンで参考になったのは、主治医の説明の根拠となっていた現状の乳ガンの進行度の判断で、つまりステージがいくつなのか、したがって5年後生存率、あるいは10年後生存率はどの程度かといことなのだが、それについての判断は異なっていた。
→これは結構驚いた、というのはその状況で判断すべきのベースとなることが、医師によって判断が違うということで、セカンドオピニオンというのは、判断そのものを仰ぐだけでなく、その基本となる判断材料そのものの再精査となる。これは患者にとっては大きい。
● セカンドオピニオンは、おそらく医師にとっては決して儲かる治療ではないとおもうが、(クスリも出さないし、カウンセリングに近いので面談時間は長い、30分程度会ったと思う)非常に真摯な態度で話を聞いてくれる、これは患者にとってはとても心強いことである。
● 第二の意見を聞くことで、ある意味で患者が主体的に自分の病気についての現状判断、治療方針を考える、選ぶことの契機になる。一人の医師の言うことだけであれば、そのとおりやるかやらないか、だけだが、二つの意見を聞けば、主体的に選ばざるを得ないし、その選択の責任は自分にあることが自覚される。これはある意味で厳しいことだが、真実であり、自覚的になれるだけでも大きなメリットだ。ただし「自主的な選択」は、迷いもするので、強い、理知的な自己を必要とする。
● 自分が迷っている以外の点で、アドバイスを受けることもあり、これもメリットといえるだろう。
→当時母がフォーカスしていたのは、あくまで手術の手法で、部分か全面か、だったが、渡辺医師は、腫瘍内科の立場から、ごく初期の腫瘍でも「タンポポの種が飛ぶように、体中に小さなガン細胞は蒔かれていると考えた方がいい」という立場だった。
→ガンは原発性と再発ガンがあるが、原発性は進行度と程度によるが取りこぼしなく取れれば基本的にはOKである。致死ではない。しかし、再発ガンは基本的には切除しても意味がないと考えるようだ。再発ガンはクリティカルなのだ。だから、先に再発を抑えるために抗ガン剤を使うほうがいい。
術前化学治療というが、メリットは多大で、イチバンのメリットは実際にガンが目に見えているうちに抗ガン剤を使うと、抗ガン剤の効果が実証できる。効いているのか。効いていないのか、どの程度効いているのか。
切除した後の抗ガン剤治療は、基本的には効果が目視できないので、あくまで確率論での投与となり、効いているかどうかのエビデンスを得ることは難しい。
→母はその意見をもっともだと考え、術前化学治療を受けたいと思うようになった。
そして、主治医の診察の時に、それを告げようと決心したようだった。






がん常識の嘘

朝日新聞社

このアイテムの詳細を見る




最良のがん治療道案内―より適正な判断を導くためのヒント集

エビデンス社

このアイテムの詳細を見る