ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

コピーライター・ミュージシャン池谷恵司の公式ブログです。
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ジャズトランペッター原朋直は言った。「一番難しいのは、実はバラードです」

2007年08月16日 00時40分05秒 | 原朋直トランペットレッスン講義ノート
原朋直語録
ジャズトランペッター原朋直は言った。「一番難しいのは、実はバラードです」

現在月一回でジャズトランペットのレッスンに通っています。講師はジャズトランペットの原朋直先生です。
その時の講義録を不定期で書いています。



(マイナーのII-Vモーションの練習の説明を終え、レッスンが一渡り終わって)

さてこれからどんどん難しくなります。このレッスンではジャイアンと・ステップスだの、なんだのと、普通やらないような難しい曲にも挑戦してもらいますので。でもテクニック的に難しいかどうかはさておき、一番難しいのは実は「バラード」です。

バラードがちゃんと出来るのは日本ではプロでも少ないです。バラードがちゃんとできるかどうかで、そのバンドがいいかどうかハッキリ分かります。というのも、バラードは行く道がたくさんある、どんなやり方でも出来る、それをアンサンブルしているメンバーが「ロック・イン」(がっちりコンセプトがマッチしてというような意味ではないか)しているかどうか。ピッタリ方向が合っているか。これが難しいです。バラードがバッチリ合えば、速い曲でももうぴったりと合うわけです。

バラードを吹いているときに、「高音を出そう」とか「どのフレーズを吹こう」とか余計なことを考えたらもうダメです。音楽のことだけを考えていないと。アンサンブルを考えて吹かなくてはいけないのですが、これが難しいです。だいたいみんな「女にもてたい」とか女性であれば精神年齢が高いですから「自分の存在証明をしたい」などと考えて楽器をはじめている分けなんですけど、それも演奏の邪魔。とにかくアンサンブルのことだけを考える。だからぼくはどんな曲でもバラードを吹くように吹きたいと思っています。難しいですけどね。

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