ほぼ週刊イケヤ新聞ブログ版

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ヤマハのコルネットXenoを銀座で試奏してみた

2006年07月26日 07時51分59秒 | Photo&エッセイ
昨年からジャズトランペットのレッスンに銀座に通っている。が、実は吹いているのはフリューゲルホルンという、トランペットよりずっと音の丸い、むしろ楽器の出自としてはホルン系統の楽器だ。ただしトランペット奏者がバラードの時などに持ち替えて吹くことが多く、奏法的にはほぼ、トランペットでいける。

実はトランペットを所有したことはなくて(ポケットトランペットは持っていたことがあったがあまりにピッチが悪くて人にあげてしまった)、最初に買ったのは小学校の時にお年玉を貯めて買ったコルネットだった。これはもうガラクタではあるが今でも持っている、非常に愛着の深い楽器だ。この楽器がなければ僕が音楽を始めることはなかっただろう。

そのころからヤマハのトランペットのカタログを穴が空くほど見つめていた子どもだったのだが(その因果か、いまヤマハのカタログを作る仕事になったわけだが)なぜだろうか、トランペットよりもコルネットの形に惹かれたのだ。

その後、コルネットを使ったり学校の備品のトランペットを吹いたりしてブラスの活動を続けていくわけだが、音的にも自分の吹くトランペットの音は好きになれなかった。なんか開いてしまっていて、しまりのない音なんだ。(これは今でもそう。)

それで最近もトランペットを再開するに当たっていくつかトランペットを吹いてみたがしっくりこず、フリューゲルホルンにしてみたら気に入ったので買ってみた。
でもほんとはいいコルネットがあれば買いたいんだよね。

先日銀座で試奏したのが、ヤマハのXENOという最高機種のコルネット。麗しい銀メッキ仕上げ。管の曲がり具合がいかにもイギリス式で素敵。でも吹いてみたらやっぱりしっくり来なくて、どうも。いつかいいコルネットに出会えるだろうか。
ほんとはマイルスや原朋直さん、ウィントン・マルサリスみたいな音で吹きたいんだけどな。みんなトランペットだけどダークでマイルドないい音だよな。
修行のもんだいなのだろうか、もってうまれた唇の問題なのだろうか。





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