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現実逃避だとしか自分でも思えない状況ながら、メルドーとメセニーのコンサートに行ってきました。場所はNHKホール、まさかこのコンサートの券が買えるとは思っていなかった。
連日の徹夜仕事、しかも愛機のPowerBookが壊れた状態で、ほかのマシンで効率悪く仕事をしてましたが、途中抜け出して行ってきたのが、ブラッド・メルドー&パット・メセニーのコンサート。会場に着いてみれば、自転車の師匠U氏も近くに席にいたりして。
それにしても、今回は当日会場引き替えのe plusのサービスで券を買ったんだが、ぎりぎり直前にさ。すばらし組み合わせのライブだから絶対にチケットなんて、ないと思っていたのに、僕が座った三階席だと、ガラガラって感じで、これはイカンね。ジャズファンを名乗る方々、コンサートにはお金を払わないと、ジャズマンがメシが食えない。いい音楽を聴くには、いい音楽にはお金を払い、なるべく多くのジャズマンをリスナーが養うこと、そしてミュージシャンが、いいおんがくを作ることを支援することになるわけです。だから、コンサートには行きましょう、僕のように万難を排してさ。
でコンサートはメルドーとパットのデュオでスタート。緻密だ。パットの音がいつもよりちょっと生ギターに近い(エレキギターなのに、イバニーズのパットモデルだ、ピエゾでもつけたのか?)繊細で緻密なアンサンブル、クールで知的な、しかし熱いインタープレイ。「現代のジャズ」を感じさせる演奏で、とてもすばらしかった。ブラット・メルドーがちょっとおとなしく感じられた残念だったが、メルドーがメインで始まった曲のピアノは凄かった。
あとは、3階席だったので、音が今ひとつダイレクトに聞こえずにそれも残念。一階席ならもっと解像度が高く聞き取れただろう。
40分ぐらいあっただろうか、その後、ベースとドラムが入ってくる。ドラムが、いまもときめくジェフ・バラードで、僕ははじめで見たが、(ブラット・メルドーも初めて見たが)すばらしかった。緩急自在で、パットをあおる。ドラムソロのおんがくてきに深みがあり、スティックを手放して素手でドラムをたたく時すらあるが、音はいつでも非常に美しい。
「音が悪いと音楽にならないから」というポンタのセリフは、まことに真実である。
このカルテッドで約一時間半、ダブルアンコールにも応えて、演奏した方も楽しそうに見えたし、聞いた私たちもとても楽しかった。
巨匠系ではなく、コンテンポラリーな最先端のジャズを作っている二人のトップランナーの演奏は、本当にすばらしく、しかも「いまのジャズ」の在処を示唆しているようにも思えた。とてもいいコンサートだったな、とU氏と語り合いつつ、軽くお茶を飲んで、また狂乱の残業のちまたへと消えていく私であった。
ちなみに翌々日は、これまた今のジャズシーンを牽引する若きドラマー、パットメセニーGROUPにも在籍しているアントニオ・サンチェスのインタビューをしてきた。
話だけを聞いたが、やっぱりさすがだったな、詳しくは後日。
連日の徹夜仕事、しかも愛機のPowerBookが壊れた状態で、ほかのマシンで効率悪く仕事をしてましたが、途中抜け出して行ってきたのが、ブラッド・メルドー&パット・メセニーのコンサート。会場に着いてみれば、自転車の師匠U氏も近くに席にいたりして。
それにしても、今回は当日会場引き替えのe plusのサービスで券を買ったんだが、ぎりぎり直前にさ。すばらし組み合わせのライブだから絶対にチケットなんて、ないと思っていたのに、僕が座った三階席だと、ガラガラって感じで、これはイカンね。ジャズファンを名乗る方々、コンサートにはお金を払わないと、ジャズマンがメシが食えない。いい音楽を聴くには、いい音楽にはお金を払い、なるべく多くのジャズマンをリスナーが養うこと、そしてミュージシャンが、いいおんがくを作ることを支援することになるわけです。だから、コンサートには行きましょう、僕のように万難を排してさ。
でコンサートはメルドーとパットのデュオでスタート。緻密だ。パットの音がいつもよりちょっと生ギターに近い(エレキギターなのに、イバニーズのパットモデルだ、ピエゾでもつけたのか?)繊細で緻密なアンサンブル、クールで知的な、しかし熱いインタープレイ。「現代のジャズ」を感じさせる演奏で、とてもすばらしかった。ブラット・メルドーがちょっとおとなしく感じられた残念だったが、メルドーがメインで始まった曲のピアノは凄かった。
あとは、3階席だったので、音が今ひとつダイレクトに聞こえずにそれも残念。一階席ならもっと解像度が高く聞き取れただろう。
40分ぐらいあっただろうか、その後、ベースとドラムが入ってくる。ドラムが、いまもときめくジェフ・バラードで、僕ははじめで見たが、(ブラット・メルドーも初めて見たが)すばらしかった。緩急自在で、パットをあおる。ドラムソロのおんがくてきに深みがあり、スティックを手放して素手でドラムをたたく時すらあるが、音はいつでも非常に美しい。
「音が悪いと音楽にならないから」というポンタのセリフは、まことに真実である。
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巨匠系ではなく、コンテンポラリーな最先端のジャズを作っている二人のトップランナーの演奏は、本当にすばらしく、しかも「いまのジャズ」の在処を示唆しているようにも思えた。とてもいいコンサートだったな、とU氏と語り合いつつ、軽くお茶を飲んで、また狂乱の残業のちまたへと消えていく私であった。
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話だけを聞いたが、やっぱりさすがだったな、詳しくは後日。
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