僕が関わったポスターの広告の仕事がJR新宿駅や池袋駅に張られています。

久々に駅張りのポスターの仕事に関わりました。
この仕事は何種類ものコピーのポスターを連張りするという企画の仕事で
異常にたくさんのコピーが必要ということで
何人かのコピーライターが集まって
大喜利のように切り口を考えたりコピーを考える仕事でした。
楽しかったですね。
最近はデザイナーが複数でもたいていコピーは一人で
悶々と考え続けることが多いのですが、
同じコピーを絞り出すという立場の人が
四人もいてばんばんコピーを出し合ったりして
とてもいい仕事になりました。
しかも新宿や池袋や都内でもたくさんの箇所。
大阪でも張られたらしいし。
これはやりがいもありました。

また、こういうゴルゴ13のような
与件を的確かつ相手の予想を超える出来でこなし
風のように去っていく仕事がしたいです。

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走る、 それは 昨日の自分を 追い越すため

吉祥寺の伊勢丹がついに閉店になったそうです。
なんか、時代は大きく変わりつつあって、
寂しがっている人も多いようですけど、
僕は百貨店が象徴していた
特に伊勢丹が象徴していた
ある種の権威、
卓越したバイヤーがあつめた
いいものたちを、
消費者がその提案通りに買う、
という時代の終わりを感じます。

自分で選ぶ時代。
もしくは、セレクトしてくれる人（店）自体を
選ぶ時代なんじゃないのでしょうかね。
ジェネラルな価値観の尺度の終わりというか。

さて、今日寝ぼけた頭で聞いていて
ラジオ広告でちょっと感動した惹句。


走る、
それは
昨日の自分を
追い越すため



てのがあって、これはいいと思ったです。

ほんの一言で
人に勇気と元気を与えてくれるんだから、
ことによっては「次の東京マラソン走ってみようかな」
などと無謀なことを考えたりさせてくれるあたり、
広告もまだ捨てたものではない。

胸からジャック。 心にささる一行メッセージのつくりかた。 眞木 準 大和書房 このアイテムの詳細を見る

秋山晶の仕事と周辺 (Artist,Designer and Director SCAN) 秋山 晶 六耀社 このアイテムの詳細を見る

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