ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

MILITARYな一日♪:男は度胸!・・・かな

2013年05月12日 22時58分32秒 | Weblog
軍港巡りの船に乗船すれば、より近くで軍艦や潜水艦を見ることはできる。
しかし、やっぱりもっと見ていたいというわがままな願いがムクムクと芽生えて来始めた。
だって目の前に停泊しているのは「ひゅうが」だし。
潜水艦はほぼ常時見ることができても、ひゅうがともなれば話は別。
戦後初の航空母艦であり、是非をも含めてその存在がどのような意味を有するのか。
いや、やめておこう。
今日は「エンジョイミリタリー」でいいじゃんか!

大きな歩道橋を渡れば、「どぶ板通り」はすぐだった。
そして目指すミリタリーショップは通りに入って数軒目。
先ずは店の外から商品を拝見。
と言うよりは、店の外にも「あれまっ!」と言わんばかりのミリタリーグッズが並べられており、なかなか店内へと足が進まなかったのだ。

山頂から見る山の稜線もいいが、これもまた目の保養になってくれる。
興味のない人から見れば「何でこんなものが・・・?」と思われる物ばかりだが、マニアにとっては部屋に飾っておくだけで価値のある物なのだ。
ひとつ意外だったのは、横須賀と言えば「U.S.NAVY」の街。
海軍の軍事関係グッズが多いのかと思っていたのだが、多かったのはむしろ「ARMY」の物だった。
「へぇ~」とも思ったが、購入予定の物はARMY系だ。
めぼしい物はあったのだが、ここで買ってしまうと荷物になるだけだし、今は指をくわえてひたすら我慢だ。
三笠公園へ行った帰りにまた寄ることにした。

りょうちんの案内に任せ歩道を歩く。
りょうちんにとっては地元だけに、いろんな店を教えてくれた。
そしてミリタリーな話題で盛り上がっていると、多くのNAVYさん達が街を歩いていることに気付いた。
基地があるのだから当然であり、いたって日常的な風景らしいのだが、自分にとってはついつい視線がNAVYさん達に向いてしまっている。
と、また一人のがたいのいいNAVYさんが向こうから歩いてきた。
ここは思い切って・・・。


横須賀へ来る数週間前のこと。
近所のレンタルDVD屋で「バトルシップ」というDVDを借りてきた。
海自とU.S.NAVYとの合同演習中にエイリアンが襲ってくるというSF的映画であり、日本からは浅野忠信氏が出演している。
その映画の中で特に目立っていたのが、NAVYの戦闘服だった。
ブルーを基調とした迷彩服であり、左胸には当然のことながら「NAVY」のワッペンが縫いつけられている。
自分にとってはその文字が強烈なインパクトとなっていた。


映画の衣装ではなく、是非とも本物のNAVYの文字を間近で見てみたい。
果たしてOKしてくれるかどうか・・・。
いや、それ以前に自分なんかのいい加減な英語が通じるかどうかが問題だ。

迷っている間にも本物のNAVYさんがすぐ目の前まで来てしまっている。
う~ん・・・ここは一発度胸で!
「えっ、女性かぁ・・・。 がたいだけで男だと思いこんでたなぁ。まぁ言ってみるか。」

ありったけの単語を並べまくり、いい加減な文法を駆使して話しかけてみた。
日本語で言えばこんな感じだった。
「ちょっとすみません。私は今日初めて横須賀へ観光で来ました。私の趣味はミリタリーグッズの収集や戦争映画を観ることです。すみませんが、思い出にNAVYさんと(あなたと)一緒に写真を撮らせていただいてもいいでしょうか?」

するとどうだろう、自分の英会話が通じたではないか!
これには自分がビックリだった。
相手の方は、すぐに笑顔でOKの返事をくれた。



ダメ元で言ってみるもんだなぁと思った。
できることなら左胸の「NAVY」の文字をじっくりと見せてもらいたかったのだが、相手は女性だけにそれは失礼に当たると判断。
ちょっと残念だったが、良い記念になった。

りょうちんも、自分のとったこの行動にはビックリしていたようで「いやぁ度胸ありますね!」と言われた。
確かに度胸は必要かも知れなかったが、それよりも「ミリタリーへの想い」の方が上回っていただけに過ぎない。

さぁ、早く三笠公園に行こう!