ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

遂にMOC本番:雨の洗礼

2011年07月27日 23時18分49秒 | Weblog
7合目の避難小屋に到着し休憩をとった。
もちろん水分と塩分の補給をするが、小腹も空き始めいつもの「スニッカーズ」を食べようとしたのだが・・・。
「どうぞ、食べてください。」と、K隊長からいただいたのは、なんとスニッカーズだった。
御厚意に甘えいただいた。そして食べながら思ったこと。
(「う~ん、やはり同じ山男同士、考え、嗜好は一緒か!」)
ちょっと嬉しかったが、単なる偶然だろう(笑)。

一服していると、なにやらポツポツと落ちてきた。
「遂に来たか。ちょっと早過ぎるなぁ。」
そう思っていると、あっという間に雨あしは強くなり、小屋の中に避難せざるを得ない状況になった。
みんな急ぎレインウェアを着る。
トタン屋根に打ち付ける雨の音は一段と大きく強くなってきた。
このまま大粒の雨か・・・と不安になったが、幸いに一時的なもので登攀再開。

8合目に近づく頃にはフードを外しても大丈夫なほどに弱まってくれた。

山を登るときは、「晴れ」にこしたことはない。
あらゆる意味で「晴れ」がいい。
雨に降られながらの登攀下山は、できることなら避けたいのは誰も同じ思いだろう。
「これも思い出になる」と割り切るにはちょっと無理があるが、この程度の雨であれば、濡れた岩場での登攀下山経験をするにはちょうどいいかも知れない。

ここからなら1時間もあれば十分にピークだ。
四度目のピークで初めての雨となる。食事を摂る場所が少し心配だ。