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福田美術館2 壁面、庭園、展示室
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写真は、1階廊下の大理石の壁。
展示室に向かう廊下は数寄屋建築の縁をイメージしています。
左手に庭園、右手は天然大理石を網代模様にした壁です。
建築家の安田幸一氏は隙間がキライなので、グレーの大理石と白の大理石を同じ規則性でビッチリはめ込んでおり、工務店はタイヘンだったそうです。
しかしあまりビッチリ組み込むと耐震性がさがるので、敢えて隙間をつくらせてもらったところもあるそうです。
また外壁のガラスを支える鉄骨も継ぎ目のないものを造ったそうです。
ロビーから展示室への階段を上がったところの左手に庭園への出口があります。
通常は外には出られませんが、まいまい京都のツアーでは出られました。
出たところのすぐ右手の古い石組だけが料理旅館「竹生」 時代の遺構だそうです。
苔のきれいな飛び石を進むと、大堰川沿いの池の対岸まで来ます。
中央の大きな池の水は循環しており、流れ落ちたものはまたポンプで上に戻します。
さて1階の展示室です。
こちらのガラスケースの壁は透過率92%のグラスバウハーン社特注のもので、1番お金がかかっているそうです。
4mのサイズなので建築途中で搬入しているため、今割れても搬入出来ないそうです。
また掛け軸などは近くでないと見にくいので、展示ケースの背後の壁の距離は前後できるようになっています。
2階の展示室へ。
2階の展示室は屋根が鉄筋むき出しです。
この鉄筋も継ぎ目を造りたくない設計者の意向で、1本の金属の塊から掘り出したそうです。
またこちらの採光ですが、奥側と手前の光が違います。
奥側は背後に窓があり、天然の光が間接的に入るようになっています。
2階の奥の狭めの展示室は現代アートを展示されることが多いです。
1階に戻ります。
EVで1階に降りるとショップがあります。
しかしこのショップにはもう1つの側面があり、奥の壁は外に大きく開き4tトラックの搬入口になっています。
なのでこのショップ自体がトラックヤードなんですね。
ショップから真っすぐに進むと1階奥の喫茶になります。
ここからのお庭や大堰川から渡月橋の景色は非常にきれいです。
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