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護国寺

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写真は、表門。

護国寺は山科にある日蓮宗寺院で、江戸時代までは日蓮宗京都六壇林の一つ山科檀林という日蓮宗の養成所として栄えました。
よって通称「だんじょ(談所)の寺」と呼ばれていたそうです。

アクセス
地下鉄山科駅で下車し、出入口6番から地上に出ます。
そのまままっすぐ直進し、三条通を渡ります。
渡ってすぐに右折し、約200m直進した左手に、護国寺の総門があります。

江戸時代にこの地で開創され山科檀林として一時は栄えます。
しかし1872年に山科檀林が廃止され、以降は無住になっていました。
1950年に再興され、1962年に現在の鉄筋コンクリートの本堂が建てられました。

総門を入り、左手に進みます。
総門は創建時のもので、開山日勇に帰依した紀州徳川家2代藩主徳川光貞の寄進です。
左手奥に鉄筋の鐘楼、右手に本堂、正面奥に庫裏と書院があります。

常駐はされていないようで、HPに開催されている行事の際に来ると御主題も頂きやすいです。
今回は8月の日曜日に行われる盂蘭盆会に訪問しました。

お参りは外部からでも可能です。
御主題も予め用意されるようですので、事前にHPで見たと連絡した方がいいでしょう。
参加にはお布施が必要で、御主題は1000円です。

庫裏から入り左手に進み、書院を経て本堂へ。
盂蘭盆会では14:00から15:00前まで法要。
15:00からは毎年いろんな方を呼んで法話や講演があります。
ただし2020年は新型コロナの影響で法話はありませんでした。

本堂の内陣中央には久遠実成釈迦牟尼仏像が、右手には日蓮大聖人像、左手には日勇聖人像がお祀りされています。
内陣の右手側面には妙見菩薩像や弁財天女像がお祀りされています。
妙見菩薩像には逸話があります。
かつて護国寺に泥棒が入り金品が盗まれました。
すると泥棒の夢に妙見菩薩が毎夜現れ、盗品を寺に返すように告げたそうです。
泥棒は怖くなり金品を返し、詫び証文を書いたそうです。
左手側面には日潮の両親であり、護国寺に一切経蔵を寄進した青木夫妻像がお祀りされています。

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