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建仁寺2 通常拝観 法堂 本坊(祇園散策17)

写真は、紅葉の潮音庭

法堂(はっとう)と本坊の拝観料は500円です。
入ってすぐの正面に俵屋宗達の風神雷神図屏風がありますが、これはレプリカで、実物は国立美術館にあります。
方丈を正面にして、右手に書院、左手に法堂があります。
まず、備え付けのスリッパに履き替え、外廊下から法堂に向かいます。

法堂には小泉淳作筆の双龍図が天井にあり、一対の龍が描かれています。
2002年の作品なので意外と新しいです。
鎌倉の建長寺は同じ作者で龍が1匹です。

方丈に戻り、方丈前庭は大雄苑(だいおうえん)と云われる枯山水庭園です。

方丈は手前から礼の間(らいのま)は海北友松筆の雲龍図が高精細デジタル複製で描かれています(以降もすべてデジタル複製です)。
室中の間には本尊の十一面観音像がお祀りされ、襖絵は竹林七賢図です。
檀那の間は山水図襖。

この先方丈に向かって左手には、お庭への降り口があります。
ここを降りると右手に茶室の東陽坊や建仁寺垣、安国寺恵瓊(戦国武将)の首塚があります。
東陽坊の躙口や連子窓が開いており、中が見えます。
手前が2畳台目の小間、台目1畳の控えを挟んで、勝手の間と水屋があります。
勝手の間は2畳台目+向板で、向板に丸炉があります。

また東陽坊の左手奥に茶室の清涼軒があります。
土日は500円で呈茶をしておられます。
6畳+8畳の広間です。

方丈に戻り、裏手の衣鉢の間の襖絵は琴棋書画図です。
方丈真裏の眠蔵は展示室件、写経場です。

方丈を1周すると、方丈の裏に小書院と大書院があります。
この2つの間の中庭が潮音庭(ちょうおんてい)です。
きれいな苔に石組みがあり、これを大書院の縁側に座って眺められます。

小書院から大書院に向かって右手に冨春閣があります。
清涼軒が使用できない時の呈茶はこちらで行われます。
なお夜間拝観があった2016年12/1~12/5もこちらで呈茶がありました。
渡り廊下から冨春閣に入った左手に茶室があります。
4畳+6畳の広間です。
窓からは潮音庭が見えます。




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