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西向寺 山科


写真は、表門。

西向寺は山科にある、浄土宗寺院です。

アクセス
地下鉄突東西線の小野駅で下車し、出入口1から地上に出ます。
目の前の道が外環状線で、これを右に進みます。
約50m先の最初の交差点を右折します。
約250m先の信号のある大きめの交差点に差し掛かると、十字路の左前方に左奥に向かう側道があります。
その側道を50mほど入った右手に、西向寺の表門があります。

西向寺に関する由緒が2つあります。
霊元天皇の中宮には皇子が産まれなかったのですが、後宮である小倉実起の娘が第一皇子である済深法親王を設けました。しかし霊元天皇は第4皇子に皇位を譲ります。
その結果、済深法親王は出家し勧修寺に入ります。
その後、母が亡くなった際に母を弔うために西向寺を創建したと云われています。

また幕末には、山階宮晃親王が出家して勧修寺に入りました。
その際にこちらの大きな地蔵菩薩像の脇あたりに指を入れると、頭のようなものが触れることから「安産地蔵菩薩」だと云われていたのを知っていたそうです
しかしその後時勢を見極める目を買われ、還俗し政治に参画することになりました。
そして後日、勧修寺に来ることがあり、また安産地蔵菩薩を参った際に「今だに産まれてないところをみると、安産ではなく難産地蔵菩薩だ」と軽口をたたいたそうです。
するとその後東京の宮中で難産が続いたため、「あの地蔵菩薩に余計なことをいったからだろう。アノ脇から触れる頭を取り出してこい」と部下に命じて取り出させると、さらに小さな地蔵菩薩像が出て来て、宮中の難産もなくなったと云われています。

通常は非公開の寺院ですが、2018年10/13の13:00~17:00まで公開がありました。
表門を入ると、枯山水の前庭を経て正面に本堂があります。

本堂の内陣中央には本尊の阿弥陀如来像が、左手には善導大師像、阿弥陀如来像と釈迦如来像がお祀りされています。この釈迦如来像は今は近くの地名でしか残っていない閑林寺のものではないかということです。
右手には法然上人像と、前述の大きな安産地蔵菩薩、その胎内仏であると云われている小さな地蔵菩薩像がお祀りされていまいした。

またこちらのご住職は写真家でもあり、二科会 写真部の会友だそうです。
ご住職が撮影され、その写真を大型プリンターで印刷し、屏風にされた作品の説明もありました。

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