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山中油店1 お店・綾綺殿


写真は、山中油店の外観。

山中油店は約200年前の江戸時代後期に創業した油の専門店です。
食用だけでなく、建築・工芸用油など油全般を取り扱っておられるそうです。
綾綺殿(りょうきでん)は山中油店が経営するカフェで、山中油店のすぐ近くにあります。

アクセス
丸太町智恵光院のバス停で下車し、智恵光院通を北上します。
約170m進むと下立売通を交差するので、ここを左折します。
約40m先の右手に山中油店があります。
さらにこの前を通過して、約60m先の次の交差点(浄福寺通)を右折します。
約60m先の右手に綾綺殿があります。

平安時代にはこの周辺は大内裏が、安土桃山時代には聚楽第がありました。
店舗の方は平安宮一本御書所(いっぽんごしょどころ)という書籍を管理していた場所の、綾綺殿はそれこそ平安宮内裏綾綺殿の跡でした。
綾綺殿は紫宸殿の東北にあった宴や舞を見る小さな御殿だったようです。

店舗の建物は町屋建築で、「質素倹約を旨とすべし」という初代からの家訓により、竹の樋を使い続けています。
国の登録有形文化財に指定されています。
また敷地の右手には門があり上には「神仏燈明売捌処」という扁額が掛かっています。昔、油は貴重品だったため、一般庶民の手には届きませんでした。
さらに右には奥に蔵が、表には水が湧き、水車が廻っています。
この辺りは出水(でみず)といわれ、豊富で良質の地下水が湧いており、前述の水車は汲み上げた井戸水で廻っています。

店内に入ると、まずは食用の油が並んでいます。
他にはドレッシングなどもあります。

綾綺殿
綾綺殿は元はお米屋さんで、中にはおくどさんも残っています。
メニューはとんかつ、エビフライや唐揚げなど油を使ったもので、1300円~2000円ぐらい。
いい油を使っているせいか、しつこくなくサラッと戴けます。
とんかつのソースにはオリーブオイルが入っているとの、デミグラスソースが付いていました。

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コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
Unknown (エボニー)
2021-07-25 22:31:17
こんばんは。
あそこの揚げ物、おいしいですよね。
ところで、前回もそうだったのですが、今回もだったので、おせっかいながらもお知らせした方がいいと思い、書いています。
お店の名前、りょうきでん、ではないですか?
きりょうでん、と前回今回とも書かれてありました。

おじゃましました、、、失礼しました。
最近おいしい記事が増えましたね、楽しいです。
 
 
 
エボニーさん (amadeus)
2021-07-25 22:42:23
ご指摘、ありがとうございます。
「きりょうでん」ですね。

最初に書いたのをコピペしてデジタルベースで記事を作成するので、最初に間違えちゃうとそのままになってたりしますw

>最近おいしい記事が増えましたね
そもそもはコロナ禍で、特別公開がなくなった結果かもしれませんねw
 
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