短歌集「大嶺」出版記念パーティー

2012年06月18日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<當間實光歌集「大嶺」>

6月17日、「パシフィックホテル」で、當間實光さんの出版記念パーティーが催された。その前日、私達夫婦が、當間さんご夫婦と、夕食をさせて頂く機会を得た。


▲<當間さん達の会食に参加させて頂き、飲んだ「地ビールニヘーデービル」>


▲<前菜の「すくがらす豆腐」「豆腐よう」「ミヌダル」(豚のロースを一晩だしに漬け込み黒ゴマをまぶしたもの)>

その機会を創ってくれたのが、歌人の「道浦母都子」さん。道浦さんとは、1973年頃、私達夫婦が結婚する前に、広島で仕事をしたご縁。


▲<沖縄料理の典型的なセット(ゆっくり2時間くらい会話を楽しみ美味しく頂いた)>

それから、40年の歳月が過ぎ、今度は、沖縄でお会い出来るのも稀な縁です。
當間さんの出版に関係した道浦さんの、お声掛けで、会食をさせて頂ける名誉に遭遇。

本の題名「大嶺」【うふんみざち】は、當間さんが生まれた村の名前、しかし、今はどこを探してもその町はない。その地は、「那覇空港」のある場所。戦前は、日本軍に接収され日本軍の空港へ。戦後は、アメリカ軍基地に。その後、「那覇空港&自衛隊基地」になり、現在も返還されていない・・・。

1943年生まれの當間さんは、早稲田大学に入学する時は、パスポートで日本に渡る。大学卒業後は、沖縄に帰り県立普天間高校の教諭になり、以後32年勤める。定年後、「短歌を詠う事は生きる事を問い掛ける事だ」との思いで創作活動に。

歌集「大嶺」は、沖縄県民で戦争で肉親を亡くし、村を無くした市井人の無念な声をひしひしと感じる作品です。


▲<我が家から眺める6月17日に、那覇空港(大嶺)に沈む夕陽>


最新の画像もっと見る

コメントを投稿