11月12日、おもろまちシネQで、「最強のふたり」を観て来た。
フィリップ・ポッツォ・ディ・ボルゴ著が原作本で、実話のフランス映画です。
大富豪だが、事故で全身マヒ難しい人柄。スラム生活で、事件を起こし出所間もない失業保険が欲しい粗暴な黒人青年。出会うはずの無い二人が偶然に出会う。
大富豪は、フランソワ・クリュゼが演じ「ダスティン・ホフマン」+「ロバート・デ・ニーロ」似で、首から下が不随の難しい役を演じる。黒人青年は、オマール・シーが演じ「ボビー・オロゴン」風で、粗暴だが憎めない奴を演じている。
大富豪本人の希望で、資格を持った経験豊富な介護士のプロを外し、粗暴な黒人青年を24時間勤務の介護役に決める。
世の中が嫌になっていた大富豪だったが、教養も人生観も違う黒人青年が、自分に普通に接する事で、気難しい性格が変わり始める。黒人青年は、障害者に対して、車椅子のスピードをUPさせたり、助手席に乗せた状態でパトカーとカーチェイスをしたり、風俗に連れて行ったり、と無茶苦茶と思われるような接し方をする中、二人に友情が芽生える。
映画の結末は、これから観る人のお楽しみにして頂くとして、エンディングロールに、モデルになった二人の近況が、一瞬出るのも嬉しい。
第24回東京国際映画祭グランプリ作品で、主演男優賞W受賞作品。2012年フランス映画祭観客賞受賞。2011年フランス興行収入1位(10週間連続)。ハリウッドでリメイク化が決定したとか。
私の本年ベストテン当確の作品になりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます