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▲<沖縄では、年中咲いている「ブーゲンビレア」が美しい>
繰り返になりますが、驚く事に私達の腸内にはたくさんの細菌が住みついています(その数は1000種類以上、個数は約1000兆個)。特に大腸には、これら多種多様な腸内菌が種類ごとにまとまりを作ってびっしりと腸内に壁面を作って生息している。まるで植物が群れている花畑のようと例えられ、「腸内フローラ」(腸内細菌叢)と呼ばれる。
「腸内フローラ」の種類は、人がそれぞれ顔や個性が異なるように、その人その人でまったく違う。
また、「腸内フローラ」の状態は「生活習慣」や「年齢」、「ストレス」によって変化する。
健康な人の腸内では、「善玉菌」が「悪玉菌」を抑える形で、「腸内フローラ」が一定のバランスが維持され、逆に、何らかの原因で「悪玉菌」が優勢になってしまうと、腸内腐敗が進んで「アンモニア」「フェノール」「インドール」など、人の健康に有害な物質が増える。
これらの有害物質が、臭い「オナラ」の原因になり、もっと酷い時には、有害物質が腸管から吸収され、やがて「肝臓」「心臓」「腎臓」などにも負担を与え、「老化」を促進させたり、「がん」を始め様々な「生活習慣病」の原因になる。
●腸内フローラの変化
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▲<赤ちゃんの時 ヒトは母体にいる時は、無菌状態ですが…>
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▲<年齢を重ねて行くと・・・ヒトは徐々に「悪玉菌」との関わりが深くなり、やがて…>
「悪玉菌」の代表であるウェルシュ菌などが増加し、老年期にはビフィズス菌が減少してしまう。
また、若い人でも、「腸内細菌叢」バランスを崩す生活をしていると、老年期を待たずに様々な支障を招く。
よって、何歳であっても、「腸内フローラ」を「悪玉菌」優勢にするのは良くない。
●悪玉菌が増える原因
「悪玉菌」が増える原因は、次のような条件であると考えられる。
1.食生活の乱れ:欧米型の食生活(高たんぱく、高脂質)
2.加齢:年齢を重ねる(老化)につれ、善玉菌が減少
3.ストレス:僅かなストレスでも善玉菌は敏感に減少しやすい
4.抗生物質・薬物の服用:菌叢バランスの乱れ
「悪玉菌」は、誰でも年齢と共に増加し、主にたんぱく質を分解して人の健康に対し有害な物質を作り出す。
たんぱく質は、「悪玉菌」の絶好の餌で、小腸で消化吸収出来なかった栄養素を「悪玉菌」が食べ、「悪玉菌」を増殖。
●主な有害物質
インドール、スカトール、アミン、アンモニア、硫化水素、二次胆汁酸、その他。胆汁酸を除き、便のいやな臭い成分(アミン、二次胆汁酸は発がん性物質)。するとインドール、スカトール、アンモニア、アミン、硫化水素等の有害物質が盛んに作られる。
これらの物質が腸から吸収されると、少しずつ体内に蓄積され、健康を害するリスクは高まり、長い年月を経て生活習慣病の発症に繋がる。
また「便秘」になると、腸内に「悪玉菌」の餌となる食べ物のカスが、停滞し、さらに有害物質の吸収を増幅させる。「極力」便秘にならないよう、常に努力が必要だ。
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(続く・・・)
※参考資料:株式会社光栄科学研究所HPによる
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