映画「許されざる者」

2013年09月24日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<「渡辺謙」だから出来た、「許されざる者」«日本版»>

素晴らしい天気だった3連休最終日、9月23日に「おもろまち」のシネQへ、渡辺謙主演の「許されざる者」を観に行く。

ご存知の通り、この作品は「クリント・イースドウッド」監督・製作・主演で、第65回(1992年)のアカデミー賞を4部門受賞作品した(作品賞/監督賞/助演男優賞/編集賞)のリメイク版です。

渡辺謙が、主演を演じるという事で「クリント・イースドウッド」と「ワーナー・ブラザーズ」が了承して実現した。

西部劇を、日本でリメイクした監督・脚本は、李相日(「フラガール」で、第30回日本アカデミー賞最優秀作品賞・芸術選奨新人賞。「悪人」で、第34回日本アカデミー賞優秀監督賞)の実力者。明治維新10年後の北海道を舞台に、見事に創り変えた。これだけで、まず観に行く理由は十分にある。

日本版の配役は、主役「渡辺謙」オリジナル版(クリント・イーストウッド)。「柄本明」オリジナル版(モーガン・フリーマン)。「柳楽優弥」渡辺謙とともに、賞金首を追うアイヌ出身の青年。「忽那汐里」顔を斬られ心に傷を負う遊女。「小池栄子」年長の女郎。「佐藤浩市」街を牛耳る警察署長、オリジナル版(ジーン・ハックマン)。「國村隼」も・・・。

晩秋の北海道を舞台に選び、日本離れをした大きなスケールで、殺伐とした空気感を出し、人間の葛藤を見事に描いた作品に仕上がった。演じた役者陣の演技力に引き込まれ、あっという間の2時間だった。

でも・・・。オリジナルと比較したら、なぜ?主人公が10年間封印していた「殺人者」に、なったのか?や、人間の「業」の描き方は、クリント・イーストウッドの方が深みがあった。 


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