映画「ヴィンセント教えてくれたこと」

2015年09月27日 00時05分00秒 | 沖縄の生活

▲<第72回ゴールデングローブ賞 作品賞、主演男優賞ノミネート作品

9月21日、桜坂劇場で「ヴィンセント教えてくれたこと」を観た。

アルコールとギャンブルに溺れている不良ジジィのヴィンセント(ヴィル・マーレイ)は、近所の嫌われ者。

競馬で借金をつくり、期限が来ても払えず、金貸しに追い詰められている。

そんな状況でも、週に一度、妊娠中のストリッパー(ナオミ・ワッツ)を自宅に引き入れている。

そんな頃、隣りに、見るからに弱そうな小学生(オリバー)を連れたシングルマザー(メリッサ・マッカーシー)が、引っ越して来た。

病院の技師をしている彼女から、1時間12ドルで、オリバーのシッターを頼まれる。

転校した学校で、虐められているところを偶然に見たヴィンセントは、オリバーに、「ケンカ」のやり方を教えたら、虐めていた相手をノックアウトさせ、ヴィンセントとオリバーに、友情が生まれる。

ヴィンセントは、酒場や競馬に行き、世の中を教える。

ある日、競馬場で馬券の買い方を教えていた時、オリバーが言った馬券で、大穴を当てる(4割をオリバーの名前で定期預金をしてあげた。しかし、それを使い、大勝負を打つが、全部擦ってしまう)。

お金の無い理由は、8年間高級施設に入院させている認知症の母親がいたのだ。

ある日、ヴィンセントは、自宅で脳梗塞に倒れるが、オリバーに早期発見され病院に運ばれる。

入院中に、母親が息子に看取られず病院で亡くなる。

リハビリを行いながら、生き方を少しずつ変え始めたヴィンセントに、プレゼントが待っていた。

ヴィンセント、オリバー、ストリッパー、母親が上手く絡んで、観た人すべてに「人生って捨てたものではない」と思わせる映画だ。

特に、ヴィンセントを演じる「ビル・マーレイ」が、枯れたジジィのいい味を出している。

昨年、北米で4館からスタートしたが、4週間後には2500館に拡大した話題作品。

俳優:ビル・マーレイ1950年米国シカゴ生まれ、『サタデー・ナイト・ライブ』『ゴースト・バスターズ』『3人のゴースト』『ロスト・イン・トランスレーション』

【評価】★★★★☆


最新の画像もっと見る

コメントを投稿