那覇市遺跡探索散歩 コースL.『壷屋巡り』(2)

2007年11月01日 00時05分14秒 | 沖縄現地情報
喫茶「南窯」前、やちむん通りの道路南側下に、「下(シム)ヌカー」がひっそりとあります。この井戸は、道の下の方にあり、下の事を方言で「シム」と言う事から、シムカー(下の井戸)と呼ばれています。飲料には使われなかったようで、一日の作業を終えた陶工達が手足の汚れを落とすために使ったようです。
 下ヌカー
「下ヌカー」のある、やちむん通りから北側に一歩中に入った所の、三叉路のブロックに囲まれた三角地の中に「大川(ウフガー)」があります。解りにくいのですが、探してみてください探す楽しみが史跡探索散歩です。
 ウフガー
「ウフガー」さらに左手の小道へ入ると、蔦がびっしり茂った石壁が両サイドに続く小道があります。表通りの喧噪が嘘のような静かな空間が続きます。足元にも気を付けて歩いてみてください。小さな古い石厳当を見つける楽しみもあります。
 
蔦壁の小道を抜けて、どんどん奥へ歩いて行くと、自治会館の案内掲示板がある所に出ます。広場の奥の一段高い所に「ビズル嶽」があります。「ビンジユルグヮー」とも言われ、壺屋の土地や集落を守るタチクチ(村建て)の神様を祀り、壺屋のすべての行事はここから始まり、ここに終わると言われ、壺屋の人々にとって大切な場所です。
 ビズル嶽
そこから、再度直線で、やちむん通りに戻ります。途中に「トーヤー」と言われる火ヌカンを祀った少し大きな祠がありますが、これも見過ごしてしまいます。いったん通りに出てから、後ろを振り返ると見えますので、ここも探す楽しみにして下さい。
 トーヤー
⇒次回は、観光名所の「東(アガリ)ヌ窯」から「東(アガリ)ヌカー」へ行きます。


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