ボケたくなければ「大股で歩きなさい」

2017年01月15日 00時05分00秒 | 健康


PRESIDENT Online 2017.1.8 に興味深い記事がありましたので紹介します。
「ボケたくなければ大股で歩きなさい」 http://president.jp/articles/-/21038

認知症の疑いある/なしは歩き方で解る。

65歳以上で、歩幅が広くスタスタと早足で歩いている人は、認知症になる可能性が低く、歩幅が狭くトボトボとゆっくりと歩いている人は認知症の疑いあり(以下省略)。



歩幅が狭い人は、認知症リスクが3.4倍になる。
歩幅や歩行速度と認知機能の実証データは、世界中のあらゆる医療・研究機関から発表されている。例えば、東京都健康長寿医療センター研究所谷垣優研究員によると、歩幅を「広い」「普通」「狭い」の3グループに分けて追跡調査したところ、歩幅の狭い人達のグループは広い人達のグループに比べ、認知機能低下のリスクが3.4倍(女性は5.8倍)も、高い事が解った(以下省略)。

あるいは、米国マサチューセッツ州で1948年から継続して行われている、平均年齢62歳の男女2400人を対象とした調査研究でも、歩行速度の遅い人は速い人に比べて、認知症になるリスクが1.5倍も高くなっている事が解った。

早足で歩いて「脳に血を回せば」認知症を遠ざける。
脳は、基礎代謝量の20%近くのカロリーを消費します。そのためエネルギー源となるブドウ糖を十分に供給する必要があり、認知症になるとブドウ糖を脳に運ぶ血流が不足しがちになる(以下省略)。



認知症を予防する歩き方には、ちょっとしたコツがある。
(1)少なくとも週90分以上(1日15分以上)
(2)歩幅を大きく早足で
(3)「ややきつい」と感じるくらいの強度で歩く


特に「歩幅を大きく」は、大切なポイント。
速く歩こうとすると体勢を安定させようと無意識に歩幅は小さくなる。そこを意識して、大きな歩幅にする事で少し負荷がかかり、脳の活動が活発になる。距離だけでなく「速度」計測を習慣にする(以下省略)。

日本の平均寿命は男性80歳/女性87歳ですが、75歳を超えると認知症の有病率は急激に高まり、90歳を超えると男性36%・女性52%以上が認知症になるという統計がある。

認知症は、決して他人事ではありません。日々の生活で、意識的に歩く運動を取り入れる事で認知症を含む健康の維持管理に関心が持てれば、素晴らしい事ではないでしょうか。・・・と書かれていました。



『歩くだけで健康寿命を延ばす! 認知症にならないための歩き方』(幻冬舎)椎名一博氏の著書を参考にまとめたらしい。

構成(渡辺一朗)PRESIDENT Online2017.1.8 より


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