「沖縄の土」

2010年03月22日 00時05分00秒 | 沖縄現地情報

▲<国頭マージの「奥ヤンバルの里」>

◎3月21日は、沖縄も「黄砂」がたくさん飛来していました。太陽は出ていましたがどんよりとした太陽でした。春の甲子園では、沖縄県から2校出場していますが、初日第2戦で「嘉手納高校」が敗退しました・・・。

一昨日、沖縄協同病院へ行った時、置いてあった広報誌のコラムに「沖縄の自然⑥沖縄の土」というコラムがあった。解りやすく書いてあったので抜粋にて紹介します。

▲<左、国頭マージの「大宜味村オクラレルカの花畑」。右「今帰仁の葡萄園」>

沖縄本島の土は、大まかに国頭マージが6割、島尻マージ3割、ジャーガル1割に分けられる(※マージとは、「赤土」のことです)。
地域によって壌土の性質は異なる。
国頭マージは【酸性】(地域は最北端の国頭村・名護市~沖縄市まで)。
島尻マージは【弱アルカリ性】(読谷・うるま市・宜野湾・南城市・糸満市・)。
ジャーガルは【アルカリ性】(那覇市・中頭郡・与那原・南風原町・八重瀬町・豊見城市)。

▲<「やんばる」の海岸部は、島尻マージ。「本部町新里の菊畑」>
酸性を好む「パイナップル」は、南部では育たない。
アジサイの花は、酸性土壌の北部では青くなり、南部では赤くなる。
マンゴーなどの熱帯果実や柑橘類は、どこでも出来るが国頭マージの方が糖度が高くなる。

▲<南部南城市の島尻マージ。左「玉城百名受水走水の水田」、右「玉城垣花樋川のクレソン畑」>
近年、マンゴーやギーヤー等、沖縄の特産物が県外物に押され気味だが、沖縄の土壌で育てた農作物は、県外産よりもカルシウムや鉄分、カリウムといったミネラル分が多く含まれているのでもっと差別化をして巻き返しを図ろう(とよみ生協病院事務課長金城稲子氏)。


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